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【国際シンポジウム】「復帰」50年 「外国人」問題から共生を考える:米国統治下から現在まで


開催概要

  • 言 語 :日本語
  • 参加申込 :参加費不要、事前申し込み要
  • 日時 : 2023.02.11[土] 13:00~16:30
  • 場所 : 沖縄国際大学3号館303教室

 

「復帰」50年国際シンポジウム

「外国人」問題から共生を考える:米国統治下から現在まで

 

 沖縄では、日常的に人を「ウチナーンチュ」「ナイチャー」「ガイジン」といって区別することが多い。近年、海外からの労働者を見かけることが増えた。また、他府県に由来する人を「ウチナーンチュ」と明確に区別せよという主張も、県内外でみられる。「多文化共生」という言葉が沖縄でも聞かれるが、そもそも誰が沖縄で「外国人」とされ、いかなる扱いを受けてきたのだろうか。
 米国統治下の沖縄では、諸権利から排除され、強制送還の適用を受けた「外国人=非琉球人」は、米軍関係者を除く、他府県籍者を含む沖縄県籍のない人であった。「復帰」により、他府県籍者は沖縄県籍者とともに「県民」となったが、日本国籍なき「非琉球人」は新たに「在日外国人」となり、現在まで差別されている。沖縄で人権・自由に基づく平和をめざし、「外国人」との〈共生〉を追求する際、これらは忘れてはならない事実である。
 本企画では、「復帰」50年を機に沖縄から〈共生〉の知恵を創造するため、研究者と当事者を招き、沖縄の「外国人」管理制度の歴史を学び、当事者の経験を聞くことから始めたい。

 

日時: 2月11日(土) 13:00~16:30

場所: 沖縄国際大学3号館303教室 *オンライン(ZOOMウェビナー)併用

申込み: 要 こちらのURLより其々お申し込みください。
     ◆対面参加(定員50名)=https://forms.gle/5oMsHwWdGzCGe1yT6
       ※対面参加の際は、マスク着用・手指消毒・フィジカルディスタンスの確保にご協力をお願いいたします。
       ※申込人数、感染拡大状況により、オンライン参加をお願いすることとなる場合もございます。
     ◆オンライン参加=https://zoom.us/webinar/register/WN_D0W5hmRUQYOItHE0MHr32Q

参加費: 無料

 

共催: 科研費若手研究(課題番号:21K17955、研究代表者:土井智義)、明治学院大学国際平和研究所(PRIME)
後援: 沖縄国際大学南島文化研究所

 

チラシPDF

 

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<プログラム>  司会 秋山道宏 氏(沖縄国際大学准教授、明治学院大学国際平和研究所客員所員)

 

13:00 趣旨説明 土井智義 氏(明治学院大学国際平和研究所助手)

 

第1部 米国統治下の「外国人
13:05
 「非琉球人」管理制度の概要土井智義
13:40
 「非琉球人」として生きる:経験者へのインタビュー
   内山照雄 氏(特定非営利活動法人 かりゆし結・元監査役)
   古賀なゝ子 氏(刺しゅうの店 クレージーストアー・2代目代表者)
   (聞き手)土井智義
14:40
 質疑応答

 

14:50 休憩 10分

 

第2部 「復帰」以降の「外国人」
15:00
 沖縄に在留する朝鮮半島出身者の法的地位金美恵 氏(東京大学大学院総合文化研究科・特任研究員、朝鮮近現代史)
 1990年以降のグローバル化と新たな「外国人」管理制度古屋哲 氏(世界人権問題研究センター研究員、人類学・移民制度研究)
16:05
 総合討論

 

16:30 閉会挨拶 秋山道宏

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お問い合わせ先

「外国人」共生復帰50年シンポジウム
hukki50.kyosei@gmail.com

もしくは

明治学院大学国際平和研究所(PRIME)
■TEL:03-5421-5652  ■FAX:03-5421-5653 
■URL:http://www.meijigakuin.ac.jp/~prime/
■E-MAIL:prime@prime.meijigakuin.ac.jp