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特別先行試写会 映画「花と兵隊」
松林監督と戦争体験者によるパネルディスカッション同時開催!
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【日程】 2009年7月30日(木)
【会場】明治学院大学 白金キャンパス・2号館2401号教室
(港区白金台1-2-37 /地下鉄「白金台駅」「白金高輪駅」「高輪台駅」下車各徒歩7分)
【スケジュール】 17:00 一般開場/マスコミ受付開始
17:30 開演挨拶
17:45 『花と兵隊』上映(上映時間:106分)
19:35 上映終了 パネルディスカッション&質疑応答
ゲスト:松林要樹、山本哲朗、竹尾茂樹
ー20:10終了予定ー
【共催】 明治学院大学国際平和研究所、安岡フィルムズ、東風、
ドキュメンタリー『花と兵隊』を応援する会
【定員】 先着100名(明学関係者枠、学生枠:計100名)
【応募方法】 以下の内容でご応募下さい。
応募先:prime@prime.meijigakuin.ac.jp
件名:試写会応募
内容:名前、学年、学科、学籍番号(または所属や職業)、パソコンメールアドレス
※1.申込み先着順となります。
※2, パソコンメールアドレス、FAXでの受付とします。携帯のメールアドレスからの応募はご遠慮下さい)
※3.満席になった場合のみ、こちらからご連絡いたします。
※4.パネルディスカッションだけの参加も歓迎します。
【注意事項】 ・ 万全を期しておりますが、講義用の教室での上映となりますので、音声・映像に乱れが生じる場合もございます。
その際は、ご了承下さい。
・ 当日、取材および研究所の記録のため、写真撮影等をする場合がございます。
・お車でのご来場はできません。
・その他、係員の指示にしたがってくださいますようお願いいたします。
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『花と兵隊』
<作品解説> あなたには いま 伝えておきたい―― もうひとつの「戦後」の記録――
なぜ 彼らは 日本に還らなかったのか? 60余年後に届いた、「未帰還兵」の遺言――。
かつて、地獄の戦場がアジアにあった。 太平洋戦争中、約19万の日本の将兵が、その尊い命を失ったビルマ――。
『花と兵隊』は、タイ・ビルマ国境付近で敗戦を迎えた後、祖国に還らなかった6名の日本兵、すなわち「未帰還兵」を描いた
ドキュメンタリー映画である。
敗戦から60余年を隔て、戦争の記憶が薄れつつあるいま、90歳を前後する彼らを撮影当時20代だった松林要樹がとらえた。 かつて、名匠・市川崑監督の『ビルマの竪琴』(1956年)は、地獄のビルマ戦線を情感豊かに描き、ヴェネチア国際映画祭で受賞、85年にリメイクされるなど、
多くの共感をもって支持された。また、70年代初頭に今村昌平監督がテレビドキュメンタリーとして手掛けた「未帰還兵」シリーズは、目覚ましい経済発展を続ける日本に抱く未帰還兵たちの思いに迫った。
しかし、なぜ『ビルマの竪琴』の主人公・水島上等兵は僧侶となり戦地に留まったのか? そして、高齢を迎えた未帰還兵たちは、いま何を思うのか?
松林要樹は、2005年から3年に渡る当事者たちへの長期取材で、その謎に挑んだ。もうひとつの戦後史ともいうべき彼らの暮らしを見つめ、
ときには彼らと生活をともにしながら、新たな証言を記録した。それは、ある未帰還兵の現代日本への遺言となった。製作中、2名が鬼籍に入ったからだ。
土地に根を張り、花を咲かせた彼ら。 生きるとは? 家族とは? そして、戦争とは何か? 敗戦後、自らの意思で所属部隊を離れ、現地に残った日本兵たち。
彼らは、軍隊で培った技術を活かし、土地に根付いた。あるものは医療技術を、またあるものは農業用のポンプ施設を土地に残すなど、戦後の復興に貢献した。
そして彼らは、新しい家族を築いた。とりわけ妻たちの存在が異郷の地に生きる彼らを支えた。家々には、新婚当時の彼女たちの可憐な写真が飾られている。夫婦がそろって当時を物語るときの表情や何気ない目配せが、その営みの確かさを物語る。いまでも彼らは、子や孫たちと、餅をつき、蕎麦を食べ、祖国を懐かしんでいる。 しかし、そんな望郷の想いを引き裂くように、やがて質素な部屋の一角で、壮絶な戦争の記憶が語られはじめる――なぜ彼らは日本に還らなかったのか? 南国の激しい雨の間隙、晴れやかな日差しの中で、穏やかに老後を迎える元兵士たちの平和な日常に、漆黒の時代の闇が潜んでいる。
<パネリスト紹介>
◆松林要樹(まつばやし ようじゅ):
ドキュメンタリー映画『花と兵隊』監督。1979年福岡県生まれ。2004年、日本映画学校卒業。
卒業制作として『拝啓人間様』を監督・編集。05年、アフガニスタン、インドネシア、アチェなどの映像取材に従事。
フジテレビ「ニュースJAPAN」にてアフガニスタン選挙取材が4回特集放送される。05年より、バンコクを拠点にテレビ番組の取材と並行して、インドネシア、タイ・ミャンマー国境付近にいる未帰還兵の取材に取り組む。
◆山本哲朗(やまもと てつろう):
元光機関。大川塾二期生。在日本カンボジア大使館顧問。
◆竹尾茂樹(たけお しげき):
明治学院大学国際平和研究所所長。明治学院大学国際学部教授。
<歴史解説〜ビルマ戦線とは〜>
1941年12月、日本軍はビルマ進攻作戦に着手した。目的は、連合国から中国国民党政府へと送られる物資の輸送路の遮断であった。
緒戦こそ日本軍の圧勝だったが、42年6月のミッドウェー海戦を境に制海・空権を失い、戦況は急転する。
新たな補給路を確保するため、「泰緬鉄道」の建設は劣悪な環境で行われ、おびただしい犠牲者を出した。
補給もままならぬまま、飢餓線上の逃避行を余儀なくされた「インパール作戦」など、ビルマ戦線には、約33万の日本の将兵が送られ、
そのうち約19万人が亡くなった。
ドキュメンタリー映画『花と兵隊』 8月よりシアター・イメージフォーラムほか全国順次公開
映画「花と兵隊」公式サイト⇒http://www.hanatoheitai.jp/
―Prime Cinema Cafeとは―
国際平和研究所は、平和を脅かす諸要因を所員の様々な専門分野から分析・研究し、
その成果を広くキャンパスの内外に発信・共有することを目指しています。
PRIME Cinema Cafe シリーズは、上記の目的に 資する国内外の優れた映像作品を鑑賞し、
それをもとに平和、世界、人間について対話し、ともに考えることを目的としています。
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【問い合わせ先】
明治学院大学国際平和研究所
〒108-8636 港区白金台1-2-37
Tel: 03-5421-5652 Fax: 03-5421-5653
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