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2008年度 総合科目 〜言語・コトバと平和〜
担当:吉原功先生・勝俣誠先生       白金校舎 毎週木曜日5時限(16:25−17:55)

学習目標
本年度のテーマは「言語・コトバと平和」。 この科目は明治学院大学国際平和研究所(PRIME)の提供科目です。
研究所所属の所員(各学部の教員)と研究員(学外の研究者)および学外講師が原則として一回ずつ
音声や映像を豊富に駆使してオムニバス方式で専門分野について講義します。

講義概要

誰も夢みてきた戦争のない世界は今日も実現していません。それどころか、東アジアでは軍事力拡大論争、
アフガニスタン・イラク・パレスチナでは戦争状態、アフリカでは内戦が続いています。
人々はなぜ武力で戦うかわりにコトバで理解しあえないのか。
本講義は、英語以外の世界の様々な言語文化に触れ、コトバと平和、 コトバと紛争・戦争について
考えていきたいと思います。


授業計画

1960年代までは、多くの大学にエスペラントという世界共通人工語の学生サークルがあり、
これを学ぶことで世界の人々と平等にコミュニケーションができ平和が確立できるとの夢がありました。
グローバリゼーションの進んだ現在、それはまさに夢となり、英語が国際語として君臨しています。
そこで、現代世界のさまざまな地域で言語が紛争や戦争そして平和構築にどのように関連しているかを、
次のような地域について報告し問題提起をしていきたいと思います。

10月2日 オリエンテーション
吉原 功さん(社会学部)
10月9日 捕虜から反戦兵士へ
前田光繁さん
10月16日 英語の世界に生きる井の中の『国際人』
平山 恵さん(国際学部)
10月23日 インド・アッサム州における言語運動と少数民族の言語
木村真希子さん(国際平和研究所 助手)
10月30日 エスペラント語「権力が恐れた言語」
丸山直起さん(法学部)
11月6日 沖縄の方言
竹尾茂樹さん(国際学部)
11月13日 アラビア語〜ことばと平和〜
モハマド・オマール・アブディンさん(東京外国語大学)
11月20日 コンゴ民主共和国の戦争〜なぜ話し合いができないのか〜
マタタ・ムケンゲシャイさん(オリエンス宗教研究所)
11月27日 メロディとコトバの力
会沢芽美さん(沖縄在住、メッセージシンガー)
12月4日 韓国語・朝鮮語「分裂国家と言語」
秋月望さん(国際学部)
12月11日 ヘブライ語における平和の概念
栗谷川福子さん
12月18日 ペルシャ語の世界から
ナギザデ・モハマドさん(国際学部)
1月8日 ヒバクシャ証言の船旅 〜南米で語られたヒロシマ・ナガサキ〜
松村真澄さん(ピースボート)

授業に向けての準備・アドバイス
世界の言語は実に多様です。普段聞きなれない言語に接して多用な文化が
互いに尊重し合える世界をみんなで考えてみよう。


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