2008年度 総合科目 〜言語・コトバと平和〜 担当:吉原功先生・勝俣誠先生 白金校舎 毎週木曜日5時限(16:25−17:55)
誰も夢みてきた戦争のない世界は今日も実現していません。それどころか、東アジアでは軍事力拡大論争、 アフガニスタン・イラク・パレスチナでは戦争状態、アフリカでは内戦が続いています。 人々はなぜ武力で戦うかわりにコトバで理解しあえないのか。 本講義は、英語以外の世界の様々な言語文化に触れ、コトバと平和、 コトバと紛争・戦争について 考えていきたいと思います。
1960年代までは、多くの大学にエスペラントという世界共通人工語の学生サークルがあり、 これを学ぶことで世界の人々と平等にコミュニケーションができ平和が確立できるとの夢がありました。 グローバリゼーションの進んだ現在、それはまさに夢となり、英語が国際語として君臨しています。 そこで、現代世界のさまざまな地域で言語が紛争や戦争そして平和構築にどのように関連しているかを、 次のような地域について報告し問題提起をしていきたいと思います。