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2010年度 現代世界と人間4/総合講座 担当:猪瀬浩平先生 秋学期 横浜校舎 毎週金曜日5時限(16:45−18:15)
         「平和・開発・人権」B〜ストリートと平和〜         

学修目標
本年度のテーマは「ストリートの平和学」。 21世紀の世界において、管理と解放、切断と融合の両義性を持った「ストリート」という空間の可能性を探る。そのため、ストリートを取り巻く現状を知るとともに、ストリートをめぐる歴史と理論を学び、都市で他者と共生しながら、管理や排除を超えて“自在”に行動するとはどういうことかを考える。

講義概要

ストリートとは、人とものとが行き交い、立ち止まり、交わる場所であった。だからそこは平和も、紛争も、文化の創造も、破壊も生まれる両義的な場所だった。そんなストリートは現在、立ち止まることもできない、ただ人が早く通りすぎ、すれ違う場所に変わっている。そんな時代にストリートで生き、活動し、表現する人、ストリートについて様々な切り口で探求する人の話を聞く。そして、その空間がもつ多様な意味や課題を学びながら、もう一度「出会い」と「共生」の場としてのストリートの可能性を探求する。


授業計画 ※10月28日更新

第1回 9/24
猪瀬浩平(PRIME所員 教養教育センター)
「ストリートという回路:日本の都市空間における 管理・排除・自由・共棲をめぐって」

第8回 11/12 
原 宏之(PRIME所員、教養教育センター)
「公共圏としてのストリート」

第2回 10/1
森本 泉(PRIME所員、国際学部)
「ネパールのストリートとグローバル化」

第9回 11/19
甲斐田万智子(国際子ども権利センター)
 ストリートと子ども:スト リートチルドレンの人権擁護」

第3回 10/8
吉田弘一+わらじの会の人々(わらじの会)
「障害のある人とストリー ト:段差(バリア)を超えて/共に生きる」

第10回 11/26
勝俣 誠(PRIME所員、国際学部)
「アフリカの若者とストリート−ボクたちの映像と ミュージックで−」


第4回 10/15
浪岡新太郎(PRIME所員、国際学部)
「フランスにおけるストリートの政治社会学: 排除と分断から<共にあること>へ−排除されたムスリム系移民とオルタグローバリ ズム−」

第11回 12/3
嶋田彩司(教養教育センター)
「日本文化におけるスト リート:異次元への通路としての路地」
第5回 10/22
砂川秀樹(東京プライド・文化人類学者)
「表現する場としてのストリー ト:セクシャルマイノリティの存在証明の政治」

第12回 12/10
原口 剛(青空大学主宰・地理学者)
「北の「スラム」とストリート:都市 再開発の暴力をめぐって」  
第6回 10/29
小松光一(大地を守る会国際部顧問・PRIME研究員)
「ものと人が交わるス トリート:農村と都市を結ぶ“市”という場」

第13回 12/17
栗原 彬(水俣フォーラム、政治社会学者)
「路地・異交通・原っぱ:ストリートの政治社 会学」

第7回 11/5
家成俊勝(dot architects/建築家)
「ストリートとアーキテクチャー: 集団のクリエティヴィティ」をめぐって

第14回 1/7
猪瀬浩平(PRIME所員、教養教育センター) 
「むすびはストリートで、」

授業に向けての準備・アドバイス
 


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