社会学科3年生の七海莉佳さんによる報告です。
7月7日、白金のぎょらん会館にて、「路上」をテーマにしたライブ・トークを行い ました。 このライブ・トークでは、3人のゲストに自分の行っていることをそれぞれ語ってい ただき、その後は話を聞きにきた参加者も交えながら「路上」の持つ可能性、「路上」の持つ意味についてディスカッションを行いました。
本題に入る前に、会場となったぎょらん会館について簡単に紹介いたします。 ぎょらん会館は、地域の人にひらかれた場であり、多くの人に様々な目的で利用して もらう場所ですが、その中の一つに国際交流を目的とした「地球子ども広場」として 使われることもあります。「路上学校」のような場所として、この場所には大勢の子どもたちが集まり、国際理解を伝えています。 そのような場所にお集まりいただいたゲストとは、似顔絵を描いたり、「路上図書 館」を開いたりと、路上パフォーマー的な存在の仮屋崎さん、アメ横で、ほぼ毎日行 き交う人に対して魚を売っている岩楯さん、そしてBIG ISSUEの販売員であり、なん どか明治学院大学にもお越しいただいてお話をしていただいている越沢さんの3人で す。 この3人の共通項として、「路上を拠点として、人の流れを止める存在」があると考 えています。路上で数冊の本を広げ、人々が立ちどまるきっかけを作る「路上図書館」。 魚屋のお立ち台にたち、行き交う人々に対してモノを売ろうと必死に呼びかけて足を 止めてもらおうとする「魚屋」。 行き来する人が多い中、300円の雑誌をアピールし販売する「BIG ISSUEの販売員」。 彼ら3人は、路上パフォーマーとして大勢の人を呼び止め、そのあとは一人ひとりと対話し、一人ひとりに合ったコミュニケーションを取り、その場でその人とでしか作りえないライブ・トークを作り上げる。 昔は存在していたのに、今ではなかなか見られなくなった路上でのやりとり。流れに身を任せ、立ち止まることがなかった路上で、再び以前のような「巷」を作り 上げていき、そのあとに見えてくることは何か。 自分も改めて路上に立ち止まり、その先に見えてくることを考えたい。
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