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戸塚まつり参加企画 「くらしの根っこに原子力がある」
〜鎌仲ひとみ監督作品『六ヶ所村ラプソディー』上映会〜

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戸塚まつり参加企画 「くらしの根っこに原子力がある」
〜鎌仲ひとみ監督作品『六ヶ所村ラプソディー』上映会〜      
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【プログラム】
鎌仲ひとみ監督作品 『六ヶ所村ラプソディー』(2006)上映
座談会 
*今回は鎌仲監督によるティーチインはありません。

【日時】
5月28日(土)13:40〜17:10
5月29日(日)11:30〜15:00

【会場】明治学院大学横浜校舎(8号館1階インターナショナルラウンジ)
http://www.meijigakuin.ac.jp/access/

【参加費】無料

【共催】明治学院大学国際平和研究所(PRIME)、学生任意団体Peace☆Ring

【お問い合わせ】(事前予約歓迎、当日参加もOK)
メールまたはFAXにて、件名に「戸塚まつり申し込み」とご記入の上、
お名前、ご所属(または学籍番号)、連絡先をお伝え下さい。
明治学院大学国際平和研究所(PRIME)
E-mail: prime@prime.meijigakuin.ac.jp TEL:03-5421-5652 FAX: 03-5421-5653
http://www.meijigakuin.ac.jp/~prime/ 
*当日連絡先 TEL 045−863−2203/FAX 2205

【作品紹介】 http://www.rokkasho-rhapsody.com/
『六ヶ所村ラプソディー』紹介:
2004年、六ヶ所村に原発で使った燃料からプルトニウムを取り出す再処理工場が完成した。この工場の風上には豊かな農業地帯が広がっている。現地や隣接した村々で農業を営む人々、特にこれまで有機や無農薬で安心・安全な作物を作ってきた、再処理工場に反対し活動する農家の人々がいる。だが一方で、雇用問題が深刻な六ヶ所では、失業した漁師のため、村は既に再処理を受け入れ、経済・雇用の面で工場が必要だという考えが広く行き渡っている。圧倒的な国や大企業の力に一般市民はどうやって立ち向かっていけばよいのだろうか。
その取り組みを、人々の営みを、そしてこれからの選択を見つめてゆく珠玉のドキュメンタリー作品。

ストーリー:
2004年、六ヶ所村に原発で使った燃料からプルトニウムを取り出す再処理工場が完成した。
この工場の風下には豊かな農業地帯が広がっている。
菊川さんは12年前からチューリップ祭りを開催し、再処理計画に反対し、くらしに根ざした運動を実践している。
隣接した村々で農業を営む人々、特に有機や無農薬で安心、安全な作物を作ってきた農家もまたこの計画を止めたいと活動している。
一方、六ヶ所村の漁村、泊では職を失った漁師の雇用問題が深刻だ。村はすでに再処理を受け入れ、経済的にも雇用の面でも必要だという考えが行き渡っている。
2005年、イギリスの再処理工場で事故が起きた。取材で見えてきたのは事故の影響よりも、44年間日常的に放出されてきた放射性物質の行方だった。
圧倒的な力と経済力に、普通の人々はどうやって立ち向かっていけばいいのだろうか。その取り組みを、人々の営みをそしてそれぞれの選択を見つめてゆく。

【お知らせ】
1)戸塚まつり情報はこちら
http://www.meijigakuin.ac.jp/matsuri/2011/frame.html
2)明治学院大学国際平和研究所「東日本大震災に関する声明」は
こちらでご覧いただけます。(日・英・仏)
http://www.meijigakuin.ac.jp/~prime/message/seimei/seimei_earthquake.html
3)Peace☆Ringとは、「平和について学び、実践し、発信する」という言葉を
モットーに活動している学生任意団体です。
毎週火曜日に横浜821教室で、PRIMEとともに、様々なことを語り合うカフェを開いています。
こちらもお気軽にお越しください。

以上(転送歓迎)

 

―実施報告―

日時:5月28日(土) 13:40〜17:00
29日(日) 11:30〜15:00
場所:横浜校舎8号館 821号室

流れ:Peace☆Ringから「内部被ばくについて」や「原子力発電サイクル」についての発表後、「六ヶ所村ラプソディー」の上映をしました。その後、みんなでディスカッションを行いました。

来客数:28日17人 29日14人 (Peace☆Ringメンバー、教員を除く)

一日目に話し合われたのは、放射線の風評被害について、原発事故による日本経済への影響について、メディア・情報発信についてなどです。特に興味深かったのは、情報発信についてです。大きい情報媒体であるTVなどから発信させられる情報だけではなく、個人個人がTwitterなどで流す情報は、べつの有力な情報源にもなり得るという意見がでました。つまり、たとえ個人でも、脱原発を訴える声を、Twitterなどを使って発信する可能性があるということに気付かされました。
二日目は、核拡散、代替エネルギー、自分が継続して何ができるかなどについて話し合われました。核拡散については、原発を保持すること、使用済みプルトニウムが残ることは、核兵器に転用できる可能性もあるという意見が出て、議論はヒートアップしました。原子力発電の核兵器への転用可能性は、今まで意識していなかったですが、「平和利用」と名付けるだけで核についての危機意識が低下してしまうことに気づかされた学生が多かったようです。しかし、それはそんなに簡単に図式化しないで、日本政府の政策や、アメリカ・アジアの地勢的な状況の変化など、ひろく議論の支えとなる基本情報を抑えておく必要もあるというアドヴァイスもありました。

国際学部3年、ピース☆リング 金指美佑




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