2011年3月11日に東日本を襲った大地震、そのあとに続く津波や原発事故。無数の生命が奪われ、今も多くの人々が劣悪な環境での生活を強いられています。様々な情報が飛び交い混迷を極めるこの時に、私たちは何を知り、何を考えるべきなのか。そしてどんな行動をとるべきなのか。国際平和研究所(PRIME)は、明治学院大学内外の人々に呼びかけ、東日本大震災と私たちについて、多様な視点から<議論>する場を開きます。
第10回は、NPO法人懐かしい未来と共催で飯舘村を舞台にエコビレッジ作りを始めておられた村上真平さんにお話を伺い、原発依存社会を考えるトークライブを開催します。
【開催概要】
有機農業、自然農業の指導者として国際的に20年間活躍した後、飯舘村で自然農業を営んでいた村上真平さん。自然農園だけでなく、パートナーとともにマクロビのレストランや石窯天然酵母パン工房も営んでいました。
しかし、3.11はすべてを変えました。
真平さんは「自然を収奪せず、人を搾取しない」生き方を実現するために飯舘村での実践を始めました。具体的には、エコビレッジづくり。自然を壊さない農の在り方と、貧しい人や第三世界の国々を搾取するような経済システムに頼らない生き方を学ぶ、自給自足をベースとするコミュニティづくりでした。
飯舘村での実践、そして3.11とその後の経験を踏まえて、真平さんの心の声をじっくり聴きたいと思います。その上で、「自然を収奪せず、人を搾取しない」社会の実現に向けて、ローカリゼーション、コミュニティ自治などをキーワードにみんなで考える機会としたいと思います。奮ってご参加ください。
村上真平さんプロフィール:
1959年福島県田村市生まれ。愛農高校卒。1982年インドのガンディー・
アシュラムで1年間農業ボランティア。その後、バングラディシュ、タイで
自然農業の指導を行う。2002年帰国し福島県飯舘村で自然農園を始める。
2011年3月福島原発事故により、三重県伊賀市に避難。
【会場へのアクセス】 http://www.meijigakuin.ac.jp/access/
東京都港区白金台1-2-37(東京メトロ南北線・都営地下鉄三田線「白金台」 または「白金高輪」徒歩7分、都営浅草線「高輪台」徒歩7分)
地図:http://www.meijigakuin.ac.jp/access/shirokane.pdf
【定員】60名
【参加費】500円(資料代)
*
明治学院大学学生・教職員は無料。
【お申込み】
今回のお申込み先は「懐かしい未来ネットワーク」になります。
準備の関係上、23日(金)正午までに下記アドレス宛てにお申し込みください。
申込先:basho☆silver.ocn.ne.jp
(タイトルに「懐かしい未来のサロン」と明記の上、☆のところを@に変えて送信し
てください)
※なお、明治学院大学生・大学院生・教職員の場合は、その旨をご記入ください。
【共催】NPO法人懐かしい未来、
明治学院大学国際平和研究所(PRIME)
【協力】国際環境NGO FoE Japan
#この企画は、「第13回 懐かしい未来のサロン」および
明治学院大学国際平和研究所連続講座「東日本大震災と私たち」第10回として開催されます。
【お知らせ】
明治学院大学国際平和研究所「東日本大震災に関する声明」は
こちらでご覧いただけます。(日・英・仏)
http://www.meijigakuin.ac.jp/~prime/message/seimei/seimei_earthquake.html