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大量破壊兵器禁止と国際人道法
〜イランの『ヒバクシャ』と共に考える〜
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日時:2010年 8月3日(火) 13:45〜17:45 (受付13:30〜)
会場:明治学院大学白金校舎 2号館 2101教室
http://www.meijigakuin.ac.jp/campus/shirokane/
今年も原爆忌に合わせて、毒ガスの後遺症に苦しむイランの人たちが広島を訪れます。22年前のイラン・イラク戦争の犠牲者たちです。彼らは自らを「ヒバクシャ」と呼び、テヘランに「平和博物館」をつくり、二度と世界の人が自分たちのような悲惨な目に遭うことがないようにと訴えています。
被爆者の方々とイランとの交流は、近年はじまりました。広島近郊には、旧帝国陸軍が大久野島に密かにつくった大規模な毒ガス工場で働き、戦後も汚染の後遺症に悩まされつづけた方々が、多数おられました。広島に蓄積されているのは、放射線障害に関する医療知識だけではないのです。無差別に人を殺傷するだけでなく、戦いの後も長きにわたって犠牲者を苦しめ続けることが、大量破壊兵器の特徴で、むろん核兵器はその最たるものです。こうした非人道的な兵器を、国際社会はどのように規制してきたのか、そして今後、どのように禁止を徹底していけるのか。原爆忌を前に、共に考えてみましょう。
◆プログラム◆
13:45‐14:00 開会挨拶
大西晴樹 (本学学長)
セイエッド・アッバス・アラグチ(駐日イラン・イスラム共和国特命全権大使)
14:00‐15:30 基調講演
発題者:シャリア・ハテリ (テヘラン平和博物館館長)
コメンテーター:ムスタファ・カマル・パシャ(アバディーン大学教授)
15:30-16:00 コーヒーブレイク
16:00‐17:45 パネルディスカッション
司会:高原孝生(PRIME所員/本学国際学部教授)
パネリスト:
アンドレス・クルージ (ICRC/赤十字国際委員会軍事顧問)/国際人道法による規制の現状
池上雅子(ストックホルム大学教授)/原爆被害についての諸国民の認識と軍縮教育の必要
マジド・マレザデ(イランの毒ガス被害者)/今も続く後遺症とイランの市民社会の対応
17:45 閉会
言語:日本語、英語(同時通訳あり)
参加費:無料 (要事前申込、当日参加も可能)
主催:明治学院大学国際平和研究所(PRIME)
後援:赤十字国際委員会(ICRC)
*プログラムは変更の可能性もございます。予めご了承下さい。詳細は、ホームページをご覧下さい。
URL: http://www.meijigakuin.ac.jp/~prime/
◆お申込み・お問合せ◆
(準備のため、できるだけ事前にお申込み下さいませ。当日参加可能。)
件名に「国際シンポ申込み」とご記入の上、お名前、ご所属(または学籍番号)、連絡先をお伝え下さい。
明治学院大学国際平和研究所(PRIME)
〒108-8636 東京都港区白金台1−2−37本館9階
tel: 03−5421−5652 fax:03−5421−5653
E-mail: prime@prime.meijigakuin.ac.jp