社会学科

教員紹介

松井 清 Kiyoshi Matsui
1-0702(本館7階):
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kmatsui@soc.
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  近年の研究テーマ

10年ほど前に、北アイルランドのベルファストという都市で数ヶ月を過ごす機会があり、それ以来、この地方の紛争の背景を歴史的にさかのぼって研究するようになりました。研究課題の一端を紹介すると、(1)この紛争をプロテスタントとカトリックという二つの宗派の人々の間の「宗教紛争」と考えることは正しいのかどうか、という問題や、(2)多数派のプロテスタント住民の多くは自分たちをイギリス人(ブリティッシュ)と考え、北アイルランドはイギリス(連合王国)の一部であると主張していますが、かれらは本当にイギリス人と言えるのだろうか、といった問題などが挙げられます。北アイルランド紛争をネイション(国民・民族)、エスニシティ、アイデンティティといった歴史社会学の概念や理論によって分析することを通して、世界各地において起こっているさまざまな地域紛争と比較研究する視点も見失わないように心掛けています。


  担当授業

◆学部担当授業(2008年度)

  • エスニシティの社会学/比較社会学B(秋・白金・月曜日・5時限)(講義概要:シラバス
  • 演習1(通年・白金・火曜日・2時限)
  • 演習2(通年・白金・月曜日・4時限)

◆大学院担当授業(2008年度)

  • 比較社会学研究

  主な業績

◆著書

1 『教育とマイノリティ』 弘文堂、1994年

◆論文

1 「『聖金曜日の和平合意』とユニオニストの選択」明治学院論叢639号『社会学・社会福祉学研究』107号、1999年、1-73頁。
2 「オレンジ会のパレードとドラムクリーの攻防」明治学院論叢643号『社会学・社会福祉学研究』108号、2000年、1-52頁。
3 「『アルスター植民』と居住分離の成立」明治学院論叢660号『社会学・社会福祉学研究』110号、2001年、57-117頁。
4 「アルスター長老主義の形成と発展-『契約派』の歴史的系譜を中心に-(上)」明治学院論叢672号、『社会学・社会福祉学研究』111号、2002年、129-179頁。
5 「アルスター長老主義の形成と発展-『契約派』の歴史的系譜を中心に-(下)」明治学院論叢673号、『社会学・社会福祉学研究』112号、2003年、87-152頁。
6 「北アイルランド紛争における『宗教』の位置」慶應義塾大学法学研究会編『法学研究』77巻1号、2004年
7 「アルスター・ユニオニストのナショナル・アイデンティティ(上)」明治学院大学『社会学・社会福祉学研究』122号、2006年、97-168頁。

◆社会的活動

  • 三田社会学会幹事(2001年-)
  • 神奈川県立舞岡高校評議員(2006年-)

  メッセージ

明治学院大学で教鞭をとるようになって30年が経ちました。赴任した頃の白金キャンパスの建物や設備、当時の学生数とか学生の生活スタイルなどを想い起こすと、まさに隔世の感がありますが、この間、ほとんどすべての学生諸君が社会学科で勉強した4年間に満足して卒業していったように思えます。これは、私たち社会学科の教員が誇ってよいことだと思いますし、また、よい学生にめぐり会えた幸運にも感謝しなくてはならないことだと思います。

社会学の研究領域は大きく変わってきましたが、今、私たちの社会学科には新しい社会の大きな変化を深く鋭く考えることのできる若い世代の優秀な社会学者がそろっています。これから大学を受験する皆さんも、すでに社会学科を卒業された皆さんも、私たちと在学中の学生諸君の動向に注目してください。