社会学科

教員紹介

野沢慎司 Shinji Nozawa
1-0705(本館7階):
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nozawa@soc.
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  近年の研究テーマ

1 現代家族のネットワーク論的研究

社会的ネットワーク論の視点から、現代家族の様々な側面について調査研究しています。個人の家族意識や行動、夫婦や親子の家族関係のあり方、そして友人・親族・近隣・職場における人間関係ネットワークのあり方が、相互にどのように関連しているかが主要な研究課題です。社会をネットワークと見る視点のユニークさを使いながら、社会環境や制度の変化と家族・ネットワークの変動との連動を探究しています。

2 ステップファミリー研究

現代家族のなかでも、継親子関係を含む家族、ステップファミリーにとくに注目しています。両親の離別・死別、そして再婚の後に形成される家族の親子、継親子、夫婦などの間の複雑な関係発達とそれを支援する多様なネットワークについて調査を継続しています。離婚や再婚が増えた現代の日本では、初婚家族だけを理想としない、新しい家族モデルやそれを支える仕組みを作る必要がありそうです。


  担当授業

◆学部担当授業

◆大学院担当授業

  • 家族社会学研究1A
  • 家族社会学研究1B
  • 研究指導

  主な業績

◆著書

1 『ネットワーク論に何ができるか-「家族・コミュニティ問題」を解く』勁草書房 2009年.
2 『オンライン化する日常生活-サポートはどう変わるのか』文化書房博文社 2008年(共編著).
3 『家族のストレスとサポート〔改訂版〕』放送大学教育振興会 2008年(共著).
4 『Q&Aステップファミリーの基礎知識-子連れ再婚家族と支援者のために』明石書店 2006年(共編著).
5 『都市社会の人間関係〔改訂版〕』放送大学教育振興会 2004年(共著).
6 『妻たちの生活ストレスとサポート関係-家族・職業・ネットワーク』東京都立大学出版会 1999年(共著).

◆論文

1 “The social context of emerging stepfamilies in Japan: Stress and support for parents and stepparents,” Jan Pryor ed., The International Handbook of Stepfamilies, New York: John Wiley & Sons, 2008.
2 「ステップファミリー研究の動向-アメリカからの視点」『家族社会学研究』20巻2号 2008年.
3 「選択的ネットワーク形成と家族変動」『家族社会学研究』20巻1号 2008年.
4 「ステップファミリーとはどのような家族なのか-アメリカとの比較を軸として」『生活経済政策』124号 2007年.
5 「ステップファミリーの現実と援助」日本家族心理学会(編)『家族心理学年報24 夫婦・カップル関係-「新しい家族のかたち」を考える』金子書房 2006年.
6 「離婚・再婚とステップファミリー」吉田あけみ・山根真理・杉井潤子(編)『ネットワークとしての家族』ミネルヴァ書房 2005年.
7 「パーソナル・ネットワークのなかの夫婦関係-家族・コミュニティ問題の都市間比較分析」松本康(編)『増殖するネットワーク』勁草書房 1995年(家計研賞準奨励賞受賞).
8 「インナーエリアとコミュニティの変容」高橋勇悦(編)『大都市社会のリストラクチャリング-東京のインナーシティ問題』日本評論社 1992年(復刻版/東京都立大学出版会 2001年).

◆翻訳

1 『リーディングス ネットワーク論-家族・コミュニティ・社会関係資本』勁草書房2006年(編・監訳).
2 (L. スクレアー著)『グローバル・システムの社会学』玉川大学出版部1995年(単訳).

◆社会的活動

  • 日本家族社会学会:編集委員(2002~2007年)、理事・編集副委員長(2007年~)
  • 日本都市社会学会:編集委員(1995年/1997~2000年)、企画委員(2001~2005年)
  • 家族問題研究学会:編集委員(2008年~)
  • Stepfamily Association of Japan:調査研究アドバイザー(2001年~)

  メッセージ

家族とネットワークをめぐる旅

人生は不思議な旅です。その旅を方向づけ、彩り、変化させるのが「社会的ネットワーク」です。私たちは、社会という巨大な人間関係ネットワーク上の一点に生み落とされ、そこを起点として人や出来事に出会う旅に出ます。そして、様々な人々との関わりのなかで自分を編み上げ、編み変えていくのです。このネットワークのなかでも、家族という関係は独特です。家族が好きな人も嫌いな人も、自分の望む家族を追い求め、あるいは家族から逃れようとして人生を過ごすうちに、それまで当然すぎて見えなかった「家族」という磁場に囚われていた自分に突然気づくなんてこともあります。その家族はそれ以外のネットワークと複雑に絡まっています。恐らく人生の不思議さの多くはここに由来すると言ってもよいでしょう。来年のゼミではどんな出会いがあるのか、卒業したゼミ生たちはどんな旅を続けているのかと、思いを馳せながらこの不思議を探究するゼミをやっています。