社会学科

教員紹介

坂口 緑 Midori Sakaguchi
7-1109(ヘボン館11階):
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midorisa@soc.
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  近年の研究テーマ

いま取り組んでいる研究テーマは三つあります。一つめは、生涯学習の公共性についてです。学校教育以外の領域における様々な形態の学習機会を、なぜ社会が支える必要があるのかという問題です。答えを見つけるとまたすぐにそれが次の問いへとつながるので、なかなか終わりが見えません。二つめは、コミュニタリアニズムの教育論です。人間が孤立した原子ではなく共同性に根ざした存在だと前提すると、どのような社会が可能になるのかを考えています。関連して連帯と共同性の違いについても考えています。三つめは、ボランティア活動と市民社会の関係です。ボランティア活動やNPOといった活動は社会のなかでどのような位置を占めているのか、それがどのような意味をもつのかという点に関心があります。番外として、ワークライフバランスについての勉強も始めました。研究テーマというよりも、今のところ当事者として悩んでいるというほうが正しいかもしれません。個人的な悩みがどこまで普遍的な問題につながるのか慎重に調べながら、国内外の議論をチェックしています。


  担当授業

◆学部担当授業


  主な業績

◆著書

1 「現代コミュニタリアニズムの主題と展開」(中野剛充との共著)有賀誠他編『ポスト・リベラリズム-社会的規範理論への招待-』79-97頁(ナカニシヤ出版)2000年
2 「市民社会からみた生涯学習」田中雅文他編『生涯学習の新しいステージを拓く』第3章(ぎょうせい)85-112頁 2001年
3 「生涯学習支援に関する民間非営利機関・団体の役割」鈴木眞理他編『シリーズ 生涯学習社会における社会教育』第5巻第4章(学文社)65-81頁 2003年
4 「共同体」有賀誠他編『現代規範理論入門』121-140頁(ナカニシヤ出版)2004年
5 「コミュニタリアニズムの政策論エッチオーニとガルストン-」有賀誠他編『ポスト・リベラリズムの対抗軸』43-65頁2007年
6 『現代生涯学習論』坂口緑他編(学文社)2008年(近刊)

◆論文

1 「コミュニタリアニズムの論者による教育論---エチオーニ、バーバー、ウォルツァーの場合---」『明治学院論叢』第672号社会学・社会福祉学研究第111号 69-94頁 2003年
2 「戦後日本の市民社会論に関する予備的考察---市民社会概念の規範化をめぐって---」『明治学院論叢』第689号社会学・社会福祉学研究第113号 105-145頁 2003年
3 「ボランティア活動の領域と市民社会---ボランティア型市民社会論批判の検討を中心に---」『Socially』第11号51-59頁 2003年
4 「中間集団が開く生涯学習の公共性」『日本生涯教育学会年報』第24号 19-33頁2003年

◆その他

1 「ソーシャル・ガバナンス」『ソトコト』2007年2月号
2 「北欧諸国の生涯学習」「ドイツの生涯学習」他『よくわかる生涯学習』(ミネルヴァ書房)2008年(近刊)

◆社会的活動

  • 文京区区民大学企画運営委員(2001-2007)
  • 日本生涯教育学会・幹事(2002-2003)
  • 港区社会教育委員(2002-2004)
  • 生涯学習社会研究機構・会計監事(2006-現在)

  メッセージ

学生のときに聴いた音楽、読んだ本、見た映画、心を動かした出来事によって、現在の私の大部分ができあがっているように思います。思いこみで出かけたデンマーク留学も、いつかポール・ウェラーに会った時に困らないようにと始めた英語の勉強も、なりゆきで関わった第三世界ショップでのボランティア活動も、その後の世界をぐんと広げてくれました。みなさんが学生時代に糧となる出会いをたくさん経験できますように。