社会学科

教員紹介

柘植 あづみ Azumi Tsuge
7-1108(ヘボン館11階):
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tsuge@soc.
http://www.meijigakuin.ac.jp/~tsuge/

  近年の研究テーマ

1)「医療技術の開発/応用と社会の関係についてのジェンダー分析」(科学研究費補助金・基盤研究B・研究代表者・2006-2008年)

「医療技術」のうち、「産婦人科診察台(内診台)」、「出生前親子鑑定(遺伝子検査)」、「体外に取り出された卵子の取り扱い(略称:卵子のゆくえ)」の3本の柱を立て、研究代表者、分担者および若手の研究協力者とともに、技術の開発に携わる立場、技術を応用する立場、技術を利用する立場への調査を進めています。

2)「妊娠と出生前検査の経験」についての調査

2003年に実施した「妊娠と出生前検査の経験」のアンケート調査およびインタビュー調査の結果をまとめ2005年に作成した報告書を基に、書籍の出版準備を進めています。 科学研究費補助金・基盤研究C・研究代表者(2002-2003)・研究分担者(2004)

3)「遺伝子技術の社会学」

明治学院大学社会学部の数名の教員に他大学の教員の協力を得て、実施したプロジェクト。書籍の刊行間近です。科学研究費補助金・基盤研究B・研究分担者(2002-2004)

4)「ジェンダー研究のフロンティア」(お茶の水女子大学21世紀COEプログラム)事業推進委員(2003-2007)


  担当授業

◆学部担当授業

(その他、年度によって質的データ分析、社会調査実習)

◆大学院担当授業

  • 「医療社会学研究」

  主な業績

◆著書

1 柘植あづみ 1999 『文化としての生殖技術―不妊治療に携わる医師の語り』松籟社(2000年度婦人問題研究奨励金(山川菊栄賞)受賞)
2 浅井美智子・柘植あづみ編 1996 『つくられる生殖神話-生殖技術・家族・生命』
3 原ひろ子監修・「原ゼミの会」編集委員会編集 2005 『ジェンダー研究が拓く地平』文化書房博文社
4 「医師の論理と患者の論理-生殖医療から考える「医療環境」と「文化・社会的環境」、吉村典子編『講座人間と環境5:出産前後の環境』所収、1999、昭和堂
5 「「治すこと」をめぐる葛藤―先端医療のオルターナティヴについて考える」 近藤英俊・浮ヶ矢幸代編『現代医療の民族誌』所収、2004、明石書店 
6 「『生殖補助医療』に関する議論から見る『日本』」、上杉富之編『現代生殖医療―社会科学からのアプローチ』所収、2004、世界思想社
7 「患者の病気観―生活者としての患者の視点から」岡本道雄・井村裕夫編『シリーズ転換期の医学 幸福と医学』所収、2004、岩波書店
8 「出生前診断は何を提起するのか」、藤村正之編著『福祉化と成熟社会』所収、2005、ミネルヴァ書房
9 「卵子・胚・胎児の資源化―何が起きようとしているのか―」、鷲田清一・荻野美穂・石川准・市野川容孝編『身体をめぐるレッスン2: 資源としての身体 Economy』所収、2006、岩波書店
10 柘植・加藤編 2007 『遺伝子技術の社会学』 文化書房博文社
11 「生物医学に対するジェンダーアプローチのフロンティア」、舘かおる編『テクノ/バイオ・ポリティクス―科学・技術・医療のいま』所収、作品社
12 Women's Dilenma on Their Eggs, Embryos, and Fetuses in Japanese Contexts, Carole Browner, and Carolyn F. Sargent, eds. The Globalizing Society in Reproduction, Globalization, and the State, Duke University Press, in press

◆論文

1 「日本の産婦人科医の『病気』と『治療』概念-『不妊』と『不妊治療』に関する事例研究」『日本保健医療行動科学会年報』 12, pp.238-255, 1997.
2 「生殖技術と女性の身体のあいだ」『思想』第908号(2000年2月号) pp.181-198, 2000
3 「女性の人権としてのリプロダクティブ・ヘルス/ライツ」『国立婦人教育会館研究紀要』第4巻pp.4-10, 2000
4 「医療と社会」『科学技術社会論研究』vol.1, pp.194-201, 2002(2001)
5 「先端技術が「受容」されるとき」『現代思想』vol.30, no.2, pp.76-89, 2002.
6 「生殖技術と商品化」『アソシエ』vol.9, pp.169-180, 2002.
7 「終末期医療をめぐる諍い―テリ・シャイボの事例が映すアメリカの現在」『思想』vol. 976, pp.45-61, 2005
8 「人口政策に組み込まれる不妊治療」『国際ジェンダー学会誌』vol.3, pp9-34, 2005
9 「生殖技術に対する生命倫理の課題の再考」『生命倫理』vol.16, no.1, pp35-41, 2006

◆社会的活動

  • 国際協力事業団『重点課題別支援委員会(開発とジェンダー)委員、2001-2003年
  • 科学技術会議生命倫理委員会ヒト胚研究小委員会委員(内閣総理大臣諮問機関・科学技術庁所轄)2000-2001年
  • 法務省法制審議会親子法制部会委員2001-2003年

  メッセージ

どの学問分野においても主流にはならない「科学技術・医療と文化・社会」について興味・関心を抱いたことにこだわり続けてきたら、多くの研究者仲間、教員仲間、同じテーマにこだわって市民運動を担っている人、そして学生・卒業生と知り合えました。

子どものころは、関心がいろんな方向に広がるために収拾がつかなくなり、あきっぽいのかと自分でも悩みましたが、年とともに、こだわりを大事にできるようになりました。

ただ、年をとっても、守りに入らず、新しいことに挑戦するというのを自分に課していこうと思っています。

もうひとつこだわっているのは、食べること。おいしいものを食べること、作ること、飲むことが大好きで、食べることを通しても、いろんな人と出会うことができました。だから、食べ続けます。まだまだ。