私の研究のテーマは三つあります。宗教社会学、移民社会学、ライフヒストリー研究で、これらは相互に関連しています。
最近取り組んでいるテーマは、日本宗教の異文化布教に関するもので、主にブラジルと韓国を対象にして研究を進めています。今年はさらに国を拡大し、フィールドワークを行う予定です。同じ宗教が国によってどのような違いをもって展開するのかというのも関心のひとつです。
日本人がブラジルに移民して100年になりますが、ブラジルには日系人がいて、日系社会があることが特徴です。かつて日本人がブラジルに出稼ぎに行きましたが、今はブラジルから日系人が日本にデカセギに来ています。こうしたことは日本宗教のブラジル布教にも大きな影響を与えています。韓国では在日韓国人をとおしての布教が行われているなど、地域による特殊事情があります。聞き取りを主体とした現地調査を行なっていますが、そこで、さまざまな人々との出会いがあるのが楽しみです。
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WATANABE Masako, “The Development of Japanese New Religions in Brazil and Their Propagation in a Foreign Culture”, Japanese Journal of Religious Studies,Vol.35,No.1,pp.115-144、2008. |
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渡辺雅子「巨大化する都市と蓄積される貧困――ラテンアメリカ――」、有末賢他編『都市社会研究の歴史と方法』文化書房博文社、167-191頁、2007年。 |
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渡辺雅子「都市シャーマニズムの展開と機能――浜松市の自生会にみる「生き方道場」としての役割――」、『明治学院大学 社会学・社会福祉学研究』123号、1-38頁、2006年。 |
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渡辺雅子「韓国における立正佼成会の展開過程――日本宗教であることの困難と在日韓国人による現地韓国人布教」、『明治学院大学 社会学・社会福祉学研究』119号、35-100頁、2005年。 |
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渡辺雅子「仏教系新宗教のブラジル布教――霊友会と立正佼成会の場合」、『近代仏教』第10号、21-36頁、2003年。 |
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渡辺雅子「あるブラジル移民女性のライフヒストリー――苦難の克服と自己形成」、『明治学院論叢 社会学・社会福祉学研究』113号、1-104頁、2003年。 |
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渡辺雅子「ニューカマー外国人の増大と日本社会の文化変容――農村の外国人妻と地域社会の変容を中心に」、宮島喬・加納弘勝編『変容する日本社会と文化』東京大学出版会、15-39頁、2002年。 |
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渡辺雅子「日系新宗教の異文化布教――ブラジル崇教真光の場合」、『明治学院論叢 社会学・社会福祉学研究』111号、29-68頁、2002年。 |
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渡辺雅子「在日日系ブラジル人信者への新宗教の対応――天理教と創価学会の比較」、『明治学院大学社会学部付属研究所年報』31号、21-36頁、2001年。 |
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渡辺雅子「金光教のアマゾン布教――ロンドニア教会の展開を中心として」、『明治学院論叢 社会学・社会福祉学研究』109号、89-161頁、2001年。 |
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渡辺雅子「ブラジル霊友会における非日系人の信仰受容――カンポグランデ市のブラジル人支部長の事例」、『明治学院論叢 社会学・社会福祉学研究』103号、1998年3月、1-60頁。 |
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渡辺雅子「ある女性祈祷師の生活史――巫者としての自立と人生の構成」、『明治学院論叢社会学・社会福祉学研究』70号,125-226頁、1985年。 |
大学生活では、学業、サークル活動、アルバイト等、さまざまなものにチャレンジする機会が開かれています。中でも、皆さんが選んだ「社会学」は興味のつきない学問分野です。大学の学問は高校までの「勉強」とはひと味もふた味も違います。自分で課題をみつけ、自分で取り組んでみましょう。知らないことを知ることは単に知識を得るだけではなく、視野を広げ、理解する力をつけ、隠れた構造を見る目を養います。また、社会学の醍醐味のひとつは、現場に出て、フィールドで人々と出会い、お話を伺う機会があることです。他者に対する理解力や共感力は、皆さんの人生の幅を広げ、それによって多くの発見をするでしょう。
知的好奇心をもって学ぶことの楽しさを味わってください。教員側は学生の真摯な努力に対して助力を惜しみません。しかし、まず自分でやってみることが大切です。二度とない大学時代を意義ある時として楽しんでほしいと願っています。