◆ 児童福祉論
子どもの成長発達、子育てについて、その社会的支援を制度と実践の二つの側面から明らかにすることが児童福祉論の目標です。最近では、少子対策、子どもの虐待予防、対応などが着目されています。
◆ 近年の研究テーマ
・子育て支援から子ども虐待対応・支援へ
子育ては楽しいことも、大変なこともあります。この子育てを家族だけにゆだねるのではなく、社会が支援していくことが求められています。この社会的支援には行政だけではなく、地域社会や子育ての先輩、仲間による活動も含まれます。この活動は、子どもの虐待予防にもつながる側面があります。一方で、子どもの虐待への対応では、支援だけではなく、親の意に反した介入も必要な場合があります。子育て支援、子ども虐待対応に関する実践とそれを支える法や制度が研究課題です。
◆担当授業での使用テキスト・参考文献
・松原康雄 『少子社会化時代の児童福祉』 日本放送出版協会 2007年
児童福祉分野全体をみわたして、解説した内容になっています。単著ですので、筆者の立場や考え方を理解していただくには便利かと思います。
・松原康雄・山縣文治編著『児童福祉論』ミネルヴァ書房、2007年。
児童福祉分野全体の施策や実践についてわかりやすく解説してある本です。児童福祉論では参考書として使用しています。特に、子育て支援関係の施策にも一定量の記述がなされていることが特徴でしょう。
・松原康雄編著『養護原理』同文書院、2006年。
児童福祉分野の実践を中心に解説したものです。この分野の中堅・若手の研究者が執筆している点も特徴のひとつでしょう。全体的な制度枠組みが理解できてから、この本を読むと効果があります。