プロフィール

 略  歴                     

  1957年 小樽市に生まれる               

 1981年 中央大学卒業
 1986年 成蹊大学大学院博士後期課程修了
  同  税理士登録
  同  (財)日本税務研究センター研究員
  1990年 小樽女子短期大学経営実務科
      1996年同大教授

 1999年 東北文化学園大学 総合政策学部教授
 2004年 明治学院大学 法学部教授
  〜  (2008年4月〜2016年3月末 法学部長)
  現在 (2016年4月〜2020年3月末 副学長)  





専攻分野
 租税法
 
著 書


『どこでも租税法』(税務経理協会)



本書は大学用テキストですが、筆者の35年にわたる租税法教育の集大成としてまとめた一冊です。
“市民生活と税”をメインテーマとし、その特徴は、従来の文字による記述はもちろんのこと、アフターコロナの変革期にあたり、
QRコードを使ってYouTube動画配信をするといった、いつでも・どこでも租税法を学べるというコンセプトをもとに執筆したものです。
全6章からなり、第1章租税法総論、第2章消費税法、第3章所得税法、第4章相続税法、第5章法人税法、第6章法人税法判例研究で、
索引をふくめ全400頁からなる大著です。


『検証!国税庁情報の重要判決50』(ぎょうせい)



国税庁は、訴訟社会の到来という厳しい環境の中、調査の現場において訴訟に耐えることのできる課税処分の重要性を
念頭におき、判決情報として、“調査担当者のための「重要判決情報」”の発信をしました。
平成16年4月以降平成21年12月までに11回発信され、そのなかで示された判決例は81件に及んでいます。
この情報をもとに筆者グループは、「旬刊 速報税理」に判例評釈の連載をしました。
本書は、その連載原稿にさらに加筆し、渡辺充編著、書名を『検証!国税庁情報の重要判決50』として刊行したものです。
最新判決情報研究、判例評釈の基本書として役立ちます。
全372頁の大著です。


『検証!藤山税務訴訟判決』(ぎょうせい)



本書は、「旬刊 速報税理」に連載した『検証!藤山判決』の判例評釈をベースに、控訴審・上告審(藤山判決は一審)
における評価や税務に与えた影響を加筆のうえ、20事件を厳選し、藤山判決の論理展開を徹底解明した唯一の研究
書として刊行しました。
厳格な法令解釈を求める藤山判決の論旨は、実務においてその理解が不可欠である税法解釈の手引書として、また
税理士補佐人制度を機に関心が高まっている税務訴訟手続のためのテキストとしても最適の書です。
209頁からなります。


『新版 税務会計論(第4版)』(中央経済社)


本書は2013年の改訂版です。
税務会計を基礎から体系的に学ぶ標準テキストです。共著者は成蹊大学の新井益太郎先生、武田昌輔先生に師事した研究者グループです。
私は第2章の受取配当等の益金不算入、第3章の給与等の損金不算入、第4章の借地権課税、第12章の税額計算、第13章申告・納付・還付等を執筆しました。全403頁からなります。



『判例に学ぶ租税法』(税務経理協会)



本書は、平成13年、平成14年に判決が下された租税事件を中心に、その問題点を探り、判示事項の是非を検討し、さらに立法論にまで及ぶ判例研究書です。
ストックオプション事件など、全15事件を紹介し、租税事件以外の民事事件も税法からの接近を試みました。
280頁からなります。

『新版 租税法』(青林書院)



本書は大学で租税法を勉強する学生や租税に関心を有する一般人向けの入門的研究書です。わが国の租税全体につき体系的に解説していることが特徴的で、各国の制度の比較検討も行っています。
原著者は、畠山武道教授(北海道大学・現上智大学)ですが、筆者が2000年に執筆参加しました。



『国税専門官会計学』(税務経理協会)



本書は昭和45年から平成14年までの全ての国税専門官採用試験の会計学記述式問題を集め、その解答をし、解説を加えたものです。過去問を完全収録した点は他書に類を見ない本書の特徴です。大学生向けの会計学の入門書の性質ももっています。253頁からなります。



『会社合併実務必携』(東林出版社)




本書は筆者が過去に経験した大型合併の実例をもとに、実務書として合併の手引きとならんことを目的として日本税理士会連合会の冠を頂き執筆したものです。したがって、まず、税法以前の商法・独禁法等の問題をわかりやすく解説し、その手続きを具体例で示し、ついで税法プロパーの問題について理論的に個別に解説しました。申告書、その他の必要書類の記載例までも示した点は、きわめて特徴的です。全2編からなり、総頁数は 292頁。初版は1999年。

 
学会活動
租税法学会(監事)、税務会計研究学会
日本会計研究学会
 
趣 味 油 絵