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学び

心理学部教育発達学科【鞍馬裕美ゼミナール】

「組織としての学校」の諸問題を考える

「学校の危機管理」と聞いて、何を思い浮かべますか?不審者対策や事故の予防などでしょうか。教員の不祥事や学級のいじめの予防、事件・事故時のマスコミ対応、更には教員の離職を防ぐことも「危機管理」に含まれます。学校は教育を目的に経営される一つの組織であるため、危機管理の内容も多岐にわたるのです。

私たち鞍馬ゼミでは、そんな「組織としての学校」が抱える課題に焦点を当て、その克服のために人や物、お金、情報などをどう活用するかを追究しています。

昨年度は震災がもたらした教育問題を取り上げ、岩手県大槌町での学習支援の合宿も行いました。

今年度は教職員の労働環境や被災地からの避難児童へのいじめ問題、冒頭でも述べた学校の危機管理などについて、学年を超えたグループ研究を行いました。

教職員、特に新規採用の教職員の労働環境を知るにあたっては、『新採教師はなぜ追いつめられたのか‐苦悩と挫折から希望と再生を求めて』(※)という文献を取り上げました。新採教員が学校現場で疲弊し自殺に至るという、教員志望の学生にはショックな内容です。しかし、その背景にある法制度や勤務実態を知ることで、学校組織を俯瞰的に捉える視点を得られたと感じています。教員志望者もそうでない人も、組織のあり方を考えたいという人にはお勧めのゼミです。

学生広報委員
伊藤帆乃香(教育発達3年)

※久冨善之・佐藤博 著/高文研


遠足で明治学院の記念碑を訪れた時の15PEゼミ生。イベントも思い切り楽しみます!

 

白金通信2017年12月号(No.492) 掲載