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遊ぶ、学ぶ、笑う。そんなあたりまえを世界の子どもたちに

2018.04.13
白木朋子
認定NPO法人ACE
事務局長・共同創設者

Tomoko Shiroki 白木 朋子 1998年 国際学部 国際学科卒業

「子どもや若者が自分の意思で人生や社会を築くことができる世界をめざし、子どもや若者の権利を奪う社会課題を解決します」。これが、私が勤める団体が掲げるパーパス(存在意義)です。18歳未満の子どもが義務教育を受けられずに、危険有害で違法な労働に従事している「児童労働」という問題に取り組んでいます。

大学時代のゼミを通じてこの問題に出会い、卒論のリサーチの過程で出会った仲間と大学4年生の時(1997年)に団体を立ち上げました。当時は6ヵ月限定のつもりで始めた のですが、途中英国への大学院留学や企業での勤務を経て、2005年に団体をNPO法人化。それと同時に前職を辞めてこれが本業となりました。アフリカ、ガーナのカカオ生産地で子どもや農家の自立を支援するプロジェクトの立ち上げや、チョコレート企業やパティシエなどと連携したフェアトレードの商品開発などにも取り組んできました。

厳しい状況にある子どもやその家族の人生を良い方向に転換するお手伝いができることは一番の喜びです。また個人単位の解決だけではなく、根本的に問題が生み出されないよう、 企業や消費者、政府などを動かしながら、そのつなぎ役となってよりよい世界に近づけていくことが、自分たちの役割だと思っています。

学生へのメッセージ

ゼミの校外実習でインドに行き、実際に子どもたちに出会った時、「子どもたちが悲しむような世界はイヤだ。子どもたちのために仕事をしたい!」と強く思ったのが、今の仕事に至ったきっかけです。興味を持ったことを追求する。何が起こるかわからないけど一歩を踏み出してみる。そうすれば道は拓かれていきます。恐れず勇気をもってチャレンジを!

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