真のユニバーサルデザインの追求

浅野 絵菜さん
2016年 文学部 芸術学科卒業

「ユニバーサルデザイン」(以下、UD)と聞いて、皆さんは何を思い浮かべますか? 私は在学中に友人と起業し、現在はUDのコンサルティング事業を主に行っています。 友人も私も共に視覚障害があり、その障害当事者の視点を活用し、ビジネスとして社会に還元し、より多様な人々が快適に過ごせる社会を作りたいという気持ちから始めました。

きっかけは、友人から起業に誘われたこと。その際に彼が言った「自分の障害者としての経験は、ビジネスに価値を与えると思っている」という言葉が決め手でした。

実は、私自身が視覚障害であると自覚したのが大学二年の時で、それ以降、視覚障害をネガティブに捉えていました。彼の言葉は私の障害に対する考え方を前向きにしてくれたのです。また大学一年時より、学生サポートセンターと管財課の方々と共に、大学両キャンパスの階段や教室番号のプレート、照明の配置等のUD化を行い、おしゃれでありつつ、多くの人がより快適に過ごせるよう取り組んできました。このような活動にやり甲斐と楽しさを覚え、起業後も多様な人々が楽しめる社会作りを手がけたいと思いました。

現在はUDコンサルティングのほか、地方創生として沖縄や宮崎等で観光事業等のお手伝いをしています。

視覚障害の「白黒反転が見やすい」ことに着目し、一般消費者も手に取りたくなるおしゃれな手帳「TONE REVERSAL DIARY」を販売中。UDとは謳わず、2016年手帳総選挙で1位獲得。