2015年度【白金校舎】キリスト教週間

開催日 5月25日(月)~5月29日(金)
時間 チャペルアワー:12:35~12:55
会場 白金校舎・白金チャペル
主催 宗教部
テーマ「聖書と人権」

「人権」とは人間が人間らしく生きる権利であり、本来私たちが生まれながらに有し、侵すことのできないものであるという考えが定着しています。
人権思想は近代西欧において確立されましたが、人権の基本とも言える考え方が紀元前に書かれた旧約聖書の中に表れています。
人類の歴史上、人権の軽視とその回復の努力が絶えず繰り返されている中で、聖書の視点を加えながら人権について考える1週間とします。
  
   ※「キリスト教週間」とは、キリスト教への関心を高める1週間です。
    詳細プログラムは、下記、または添付の「白金キリスト教週間チラシ」をご確認ください。

詳細プログラム

●5月25日(月)
テーマ :「重い皮膚病」
おはなし : 貴田寛仁  (元明治学院高等学校聖書科教諭)
【学生へのメッセージ】
新約聖書の中には人権を侵された人々が多く出てきます。当日のテキストに出てくる重い皮膚病を患っている人もその一人です。詩編23編の「死の陰の谷」というのが、重い皮膚病を患っていた人々が町から追い出されて住んでいた場所のことです。
イエスはこの病気の人々に寄り添われます。

●5月26日(火)
テーマ :「安息日と人権」
おはなし : 久保文彦 (上智大学神学部講師)
【学生へのメッセージ】
七日毎に仕事を止める安息日を社会生活の基本に置いたのは、古代イスラエル人です。安息日は旧約聖書を重んじるユダヤ教、キリスト教、イスラム教に受け継がれ、労働者の人権に関する現代の人権宣言や労働法に大きな影響を与えました。
当日の礼拝では「人類最古の労働基準法」とも言える安息日の意味を考えてみましょう。

●5月27日(水)
テーマ:「助け手となる外国人」
おはなし : 坂間治子 (本学卒業生・公益財団法人日本キリスト教婦人矯風会)
【学生へのメッセージ】
人は、国境を越え自国以外で生活をする時、思わぬ苦難に出会います。外国人ゆえに、女性ゆえに出会う様々な困難や差別は、今も昔もさほど変わりません。この厳しい現実に対し、神はどうお応えになるのでしょうか?また、神は私たちに何をお求めになるのでしょうか?
聖書の中の移住女性、ナオミとルツの人生から一緒に考えましょう。

●5月28日(木)
テーマ:「君を待つ未来」
おはなし : 田村治郎 (日本国際飢餓対策機構 国内啓発総主事)
【学生へのメッセージ】
4秒にひとり、1分間に17人、その内の12人は5歳未満の子どもたちが、1日に25,000人、1年間には約1,000万人が生きてゆくうえで最小限の必要である食を得られないで死んでゆく人の数です。その人達も私たちと同じように、神に似せられて造られた神の最高傑作です。
彼らが、生きてて良かったといえる人生を歩めるために、あなたは隣人となることができます。

●5月29日(金)
テーマ:「隣人になったのは、誰か?」
おはなし : 松本謡子 (ワールド・ビジョン・ジャパン)
【学生へのメッセージ】
ワールド・ビジョンは、子どもの権利が守られる世界の実現を目指し、支援活動を実施しています。「子どもの権利条約」では、すべての子どもの「生きる」「育つ」「守られる」「参加する」権利を保障し、世界の子どもたちを飢餓や貧困、紛争等から守ること、また社会の一員である子どもを個人として認めています。しかし、実際には多くの問題が子どもたちの健やかな成長を妨げています。
ともに子どもたちの声に耳を傾けてみましょう。
 
 
2015白金キリスト教週間ポスター (PDF/311.4 KB)

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