夏休み中の1か月間、パリでの語学研修に参加しました。日本を発つ前までは、初めてのヨーロッパ滞在に不安を感じていましたが、1ヶ月の研修期間はあっという間に過ぎ、とても充実した日々を過ごすことができました。
留学中の滞在先はパリにあるアパルトマン・ホテルでした。同室になった友人と、授業で学んだフランス語など、わからないことがあるとお互い教えあったりしていました。また、キッチン付きの部屋だったので、学校帰りにスーパーでよく買い物をしていたところ、店員さんと仲良くなり、食材を探していると手伝ってくれるまでになりました。 そしてパリ・カトリック学院での学校生活について。大学でフランス語を学んできたとはいえ、日本では会話で使う機会が少ないため、自分のフランス語力があまりわからないまま初日の授業を迎えました。昨年度は日本人だけのクラスだったそうですが、今年は他の国の人々と一緒にフランス語を学ぶことになり、不安でいっぱいでした。クラスメイト達は年齢や職業もバラバラで個性豊かでした。皆初めからフランス語が流暢で、仲良くできるのか心配していましたが、授業の合間の15分間の休憩時間にクラスメイトとおしゃべりするように心がけることで、なんとか仲間に入ることができました。おしゃべりの内容は、前日にしたことや食べたものといった簡単なことではありましたが、フランス語を沢山話す機会に恵まれてとてもうれしかったです。ときには、お互いの国の文化や習慣の違いについても話しました。また、フランス語で通じない場合は英語でも話しました。フランス語と同様、英語の必要性も、あらためて強く感じました。 授業が午前中だけの日には、美術館や観光地へと沢山足を運びました。そして週末には、丸一日かけてベルサイユ宮殿やモン・サン=ミッシェルを訪れました。日本では見ることができない建築物ばかりで美しく、大変感動しました。短期間の旅行では行くことのできないようないろんな場所を訪れることができて、とても満足しています。 1か月という短い間でしたが、今回のフランス滞在で、沢山のことを経験することができました。ただフランス語や文化を学ぶだけではなく、他の国の人々との交流によって、コミュニケーションの難しさを感じたり、自分の知らない考え方に触れたりすることができました。これらの経験を、残りの学生生活、そして就職活動や仕事にも、ぜひ生かしていきたいと思います。そしてもちろん、フランス語もずっと続けて勉強していくつもりです! 3年 M・K