●小野正嗣著 『獅子渡り鼻』 入り江と山に囲まれた土地を舞台に、その母の故郷を頼ってやってきた10歳の少年「尊(たける)」を主人公として、ある夏の彼の生活を描く。 都会で心身不自由な兄と、男にだらしなく家に寄りつかない母と暮らしていた尊は、母の親戚に連れられ、母が大嫌いだった田舎へとやってきた。 豊かな自然、素朴な人々、現実を超えた霊的な存在に触れ、尊は再生していく。 児童文学、神話、近代小説、叙事詩……あらゆる形式を超えた奇蹟の物語です。 (講談社ホームページより:http://www.bookclub.kodansha.co.jp/bc2_bc/search_view.jsp?b=2182076)