白金での学生生活もまもなく4年目を迎えようとしているが、今年度はいくつか変化があった。最も大きかったのは、品川での飲み会が増えたことである。1998年11月のJR品川駅東西自由通路の完成によって、東口方面へのアクセスが容易になったのがきっかけであった。飲み会の会場として最も多く使ったのが、品川インターシティである。3、4度訪れたであろうか。しかし、ここは飲み会に使うだけでは余りにもったいないスポットである。数多くの施設が詰まっているからである。インターシティは、1998年12月にオープンした、最先端の設備システムや通信ネットワーク基盤設備を整えた国内最大級の超高層オフィスビルである。この施設のメインはオフィスであり、全5棟のうち3棟を占める。残りの部分が、一般客が楽しめるスペースとなっている。われわれが最も利用するのは、ショップ&レストランであろう。花屋・書店・薬局・コンビニ・ネクタイショップなどがある。レストラン街は、和洋中華・居酒屋・コーヒーショップなど多彩である。二階西側には全長約270メートルに及ぶスカイウェイ(歩行者専用空間)が展開されている。インターシティ内の各施設を結ぶだけでなく、品川駅と天王洲アイル方面を結ぶ主要動線にもなっている。スカイウェイをずっと歩いて階段を降りると、品川インターシティホールに着く。展示会、セミナー、パーティー、ファッションショーなど、様々なニーズに対応できる施設となっている。法人・企業の利用が最も多く、就職セミナーの会場としても用いられるそうなので、今後明学生の中にも訪れる人が増えてくるだろう。現在、品川駅東口ではさまざまなプロジェクトが進行中である。2003年度には、新幹線の新駅が開通し、さらにインターシティの手前には三菱グループ他の大手企業の本社オフィスやホテル、共同住宅が完成する予定である。今やビジネス街として品川人気は大手町を凌ぐものとなっており、今後の発展に注目と期待が注がれている。品川からは目が離せない、と言ってよいであろう。学生編集委員(白金通信2000年3月号)
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