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2014年度エッセイ

白金通信「カウンセリング」およびポートヘボンお知らせより

大学生の課題と学生相談センターの紹介

  大学時代は「子」や「生徒」という立場から船出して「社会人」へと漕ぎ出していく移行期です。その過程でこれまでの自分の在り方について迷いや疑問が生じ、悩みつつ、試行錯誤しつつ、自分自身を変化、成長させていくことが求められるでしょう。
  特に新入生の皆さんはまずは大学という新しい環境の中で大学生活に適応する、大学というコミュニティに馴染むという課題に取組むことになると思います。 これらは大学生ならば誰しも抱える課題です。
  学生相談センターのカウンセラー(臨床心理士)はカウンセリングなどを通じて学生の皆さんがこのような課題により実りのある形で向き合い、自分で考え、判断し、行動していけるようになることを目指してサポートを行っています。

● 新入生の皆さんが抱えがちな悩み
  広いキャンパスの中でなかなか友人ができない、授業・サークル・アルバイトとあれこれと手を広げすぎて収拾がつかなくなってしまった、初めての一人暮らしで不安がいっぱい、不本意入学でやる気がでない、高校までと違って授業を休んでも何も言われないのでつい怠けてしまう、授業に興味がもてない、とにかく思い描いていた大学生活と違う、などなど、さまざまな悩みを抱えて新入生の皆さんが学生相談センターを訪れます。 これらの悩みは大学生活を送っているうちに気にならなくなったり、気になってはいても大きく問題となることなく、自分のやりたいこと、やるべきことに取組みながら生活を楽しんで過ごすことができるようになることもあれば、悩みが長引いたり、深刻化して調子を崩したり、生活に支障が生じる場合もあります。 悩んだときにはまずは自分で考えてみる、友人、家族に相談してみるといったことを皆さんするでしょう。ところが悩んでも悩んで堂々巡りになって抜け出せない感じが続くようならば、学生相談センターに相談にいらしてください。カウンセラーは皆さんのお話をじっくり聞きながら、見えづらかった自分の本音や新しい視点に皆さんが気づいて前に進んでいけるよう、お手伝いをします。
 
● 学生相談センターの利用のし方

 学生相談センターは横浜、白金両キャンパスに設置されています。
  • 開室日:両キャンパスとも月~金
  • 開室時間:横浜キャンパス 10時~17時、 白金キャンパス 10時~18時
  • 電話番号:横浜キャンパス 045-863-2061、 白金キャンパス 03-5421-5241
  • 場 所 :横浜キャンパス 2号館1F、 白金キャンパス 本館北ウィング1階

*予約制をとなっていますが、カウンセラーの時間が空いていれば、すぐにその場でお話を聞くことができます。まずは直接来室するか、お電話ください

(ポートヘボン「お知らせ」(4月)より転載)。

「休み(休養)のすすめ」5月病から見てみると

  『5月病』という言葉をどこかで耳にされことはありませんか。5月病は正式な病名ではなく、人の状態を現す言葉です。
5月病とは新しい生活に夢中でいる間はいいが、それがひと段落する5月の連休明けに、知らず知らずのうちに蓄積されていた心身の疲れや、新しい人間関係などのストレスから、やる気がなくなってふさぎ込んでしまう状態を示しています。
  新しい学期が始まり、期待感や緊張感から普段よりもやる気があって、自分が思っている以上に活動してまったり、周りに合わせようと頑張り過ぎてまったことはありませんか。
特に、1年生は、大学というこれまでとは異なる授業、大学のシステム、キャンパス、先生、友達、サークル活動、アルバイト、一人暮らしなど新しい局面にたくさん出会いましたね。また、2年生以上の人も、それぞれ場面や状況は異なるかもしれませんが、同じように新しい局面に出会っているのです。
 自分を取り巻く環境が変化すると、人はそれまでとは違ったやり方で新たに対応することが求められます。こんな時、周囲の人が自分より優れていると感じたり、周囲の人がまぶしく輝いて見えて、みんなは頑張っているし、友達もいるし恋人もいて楽しそうで充実している、一方、自分はどれも冴えないと思ったりしていませんか。例えば、自分はみんなに付いていけてない、乗り遅れている、人間関係も上手く行ってないし、想像していた新学期の生活とは違っていて、実はそれほど楽しくないし何もできてない。“何やってるんだろう・・・・”と、ちょっと立ち止まった途端、どんどん自己評価は下がるばかり。そして行き着く先は、自分は“ダメじゃん”などと思うこともあるのではないでしょうか。
そんな時は、”休養しましょう”。休養するには“休む” と“養う”の二つが必要です。“休む”は活動によって生じた心身の疲労を安静や睡眠などで解消することで回復させることです。“養う”は運動や趣味などの活動を行い自らの身体的、精神的、社会的機能を高めることです。具体的には、まずは、睡眠を取り、食事を取り、リラックスできる場所でゆっくりしましょう。このようにからだを休めた上で、自分に合ったストレス解消をしましょう。例えば、好きな漫画や本を読む、映画見る、音楽を聴く、お料理をする、スポーツをする、旅行に行くなど気分転換をする。 また、考え方として、“完ぺき主義は捨ててみましょう!”「上手く行かなくても良い、失敗は成功の元と考える」“できないことはできないと言ってみましょう”「無理に頑張らない、何もかも自分一人でやろうとしないで人に助けてもらおう、時には逃げ出すことも必要」“愚痴をこぼしてみましょう”「嫌な事を自分の中に溜め込まない、悩みを話せる人を見つけてみよう」など、適度に肩の力を抜いて物事に取り組んでみるのはどうでしょうか。
  ある面から見ると、5月病になる人は新しい生活に馴染もうと一生懸命行った証とも言えるかもしれません。自分でなんとかしようと色々やってみたけど、どうも、上手く行かないし、体調や気分が優れないなどと感じたら、学生相談センターにいらしてください。学生相談センターでは、カウンセラーが皆さんが生活していく中で感じているどんな小さな事でも、また大きな事でも悩みを一緒に考えていけるよう、待機しています。 一度いらしてみませんか。
(ポートヘボン「お知らせ」(5月)より転載)。

「ONE OF THEM と ONE AND ONLY」

  これから7月の終わりにかけて、大学生活では春学期のまとめの段階、レポート作成や試験対策などで忙しくなる頃だと思います。蒸し暑くなったり、急な夕立に襲われたりと、気候も変化が激しくなりますし、夏休みを迎えるにあたって、気持ちの面でも、学生のうちに充実した夏休みを体験しなければ、と予定を過剰に詰め込んだり、何かをしなければいけない気がするが何をしていいのかわからない、などと焦燥感に駆られたりすることもあるかもしれません。  
 それにしても、夏というのは、なぜこうも気持ちを煽る季節なのでしょうか。古い中国には、春夏秋冬にそれぞれ色を配して、「青春」「朱夏」「白秋」「玄冬」という言い方がありました。これを見て中国の神話の「青龍」「朱雀」「白虎」「玄武」という四神を連想する方もいるでしょう。四神はそれぞれに東南西北の四つの方角にも当てはめて考えられ、日本では、古くは平城京や平安京が、これら四神に見立てた山や川などによって四方から守護された都であった、ということに思いを馳せることもできます。
 この捉え方によれば、「夏」や「南」は朱色。太陽が天の高い位置にあり、明るく熱く勢い盛んなさまを連想させます。大学時代の夏休みは、まさにそのような気持の煽られる「時」や「場」であると言えるのではないでしょうか。
 一年という一方向であるはずの時間の流れを、季節という概念を用いて円環状に捉え直すこと、また、果てしなく広がる大地を四つの方角に分けることで、円や四角という閉じられた形状が人の心の中に想定されます。そうすると必然的にそこには一つの「中心点」が生まれてきます。都であればそこには御所が配されるでしょう。この時間と空間の中心にある点こそ「自分」です。自然や社会の中に法則を見つけようとする人間の動きは、このように世界の中に「自分」を定位するための本能的な作業なのかもしれません。
 世界の中の法則は、人類の歴史の中でおおかた発見されたり作られたりしてきました。月の満ち欠けや季節のめぐり、数学、言語、音楽…。私たちは生まれてから成長する過程でそれらを学び、この世界で生きるための基礎を身につけます。もちろんこれから新たな法則を発見する人も現れて来るでしょうが…、ここで「法則」と呼んでいるのは、世界や社会の中で共有される普遍的なもののことです。その中の私たち一ひとりは“ONE OF THEM”と言えます。
 一方、現実に自分がある場所に立っていることを想像してみて下さい。たとえすぐ隣に誰かが立って同じような景色を見ていたとしても、二人の見る景色は全く別のものである、ということもできます。自分の立つ位置とその誰かが立つ位置は決して重ならない…、つまり、自分の身体が占める空間に他者が入り込むことはあり得ないからです。
 人は成長する過程で、上に述べた普遍的な「法則」を知るだけではなく、自分の立ち位置からしか捉えることのできない、唯一の世界を体験しているはずです。それは“ONE AND ONLY”な「私」なのです。 自分は今どこにいて、どの時間を生きているのか。口にすることはなくても、皆さんの胸の奥には、きっとこのような問いが息づいていると思います。
 “ONE OF THEM”であることと“ONE AND ONLY”であることは、理屈では互いに矛盾するにも関わらず、私たちはその両方を生きています。太陽に照らされている地球上にいる限り、矛盾という影法師はどうしてもつきまとい、私たちを悩ませます。…話がだんだん暑苦しい感じになって来ましたが…学生相談センターには、こんな漠然としたことを語りに来ていただいてもいいのです。現実に困っていることがある場合だけでなく、暑い夏だからこそ、暑さを吹き飛ばすぐらい暑苦しい話をしたい、どうでもいい話を暑苦しく語ってみたい、矛盾を抱えていて寒すぎると語りたい、いやいや静かに話を聴いてもらいたい…、どんなスタイルでも結構です。夏休み期間中も開室していますので、学生相談センターHPにアップされるお知らせをチェックしていて下さい。
(ポートヘボン「お知らせ」(6月)より転載)

「他者には意外に伝わらない(透明性錯覚という概念)」

  Q 就職活動の面接で自分の意見をきちんと言えるように努力しています。もともと上がり症なので緊張していることは隠したいのですが、動揺ばかりが面接官に伝わり、言いたいことが伝わらないで困っています。今までに友達から誤解されることが多かったのも、もしかしたら自分では考えを伝えているつもりでいましたが、きちんと伝わっていなかったのかもしれません。(架空相談)


  A 人の前で自分を説明するのはとても難しいものですね。就職活動では特に、緊張も高まります。しかしこの人前での緊張は、実は、自分が思うほど他者には伝わっていないものなのだという研究結果が、社会心理学では出ているのです。
透明性錯覚という概念 
 自分ではかなり動揺しているようでも、相手は相手の思考に沿って話を聞いているのであって、緊張や動揺や内的な気持ちの流れまでは伝わっていないもののようです。つまり自分では、相手との間があたかも透明で、自分のこころや状況を見透かされているかのような感覚を感じていても、それが実は対人関係の間での錯覚なのだという意味で、「透明性錯覚」とよばれています。そう言われると、面接場面でもちょっとほっとできるかもしれません。しかし一方でこの概念は、伝えたい情報や意見、考えも、相手には自分が思うほどは正確に伝えることができていないという事実をも示しているのです。ですから、このご質問の中の2つのポイントはどちらも透明性錯覚に基づくもののようですね。
思うほど考えや情報は伝わらない 
 私たちは友達に意見を言う時にも、自分では何とか意見を伝えているようでも、実際には結論だけが伝わっていて、ニュアンスや、細かい気持ちの機微までは伝えられていない事があるのではないでしょうか。緊張や気恥ずかしさを抱きつつも、あえて自分の気持ちや状況を、相手にわかるように丁寧に説明していく必要があるのかもしれません。
(白金通信2014年7月号「カウンセリング」より転載)

「秋学期に向けて」

  9月に入ると涼しさが増ししのぎやすくなりましたが、皆さん夏の疲れを出されてはいませんか。
実家への帰省、旅行、スポーツ、各種イベント参加、バイトなど、普段にはできないことを体験して、充実した夏休みを過ごされたことと思います。でも、開放感からこころの緩みが生じ、生活のペースが乱れているということはありませんか。心当たりのある方はそろそろ秋学期に向けて生活の立て直しを図りましょう。「就寝時間、起床時間を戻す」「食事を三食きちんと取る」というごく当たり前のことができるようになれば、秋学期への始動はスムーズです。なかなか難しいなと思われる方は記録を取るのもアイデアです。休み前の生活のペースに戻れたら自分にご褒美を用意しましょう。
  秋学期が始まると授業をさぼる学生が増えてくると言われていますが、それは生活のペースがまだ戻っていないことにも一因があるようです。特に1年生で「友だちができないなどの人間関係」「新しい勉学についての戸惑い」「一人暮らしなどの暮らしの激変」など、春学期の問題を持ち越している方は不登校のきっかけにもなりますので、早いうちに相談にいらっしゃることをお勧めします。
 さて、友達ができないなど人間関係のストレスを抱えている人は精神的に不安定になりやすいと言われています。認知行動療法によると「人間関係の法則」を「距離の関係」と「力の関係」から説明しています。この法則を頭に入れて具体的な場面で役立ててはどうでしょうか。
  「距離の関係」とは自分が親しみを持った態度を取ると、相手も親しみを持った態度を取り、自分が敵対的な態度を取ると、相手も敵対的な態度を取るという法則です。人と出会った時、人と話すときに笑顔で接すると相手も笑顔になり、逆に自分が引いたような態度を取ると、相手も引いたような態度になるということです。「力の関係」とは自分が弱くなると相手が強く出るようになり、逆に自分が強くなると相手が弱く出るようになるという法則です。
 安定した人間関係を作るためには「距離の関係」と「力の関係」に気をつけながら、自分の気持ちや考えを穏やかに、しかしきちんと伝えていくことが必要です。自分の考えをきちんと伝える方法にアサーション(主張訓練)というのがありますが、それは強い言い方と弱々しい言い方の両極端を考え、その中間にあるバランスの取れた言い方を考え出すという方法です。 こうした方法を身につけるには少し練習が必要かもしれませんがこころに留めておくとよいと思います。
 私たちは一人では生きていけません。大学生活も助けたり助けられたりしながら精神的に安定した気持ちで過ごせるといいですね。もし、困難を感じていらっしゃるようでしたら遠慮なく相談にいらしてください。 。
(ポートヘボン「お知らせ」(9月)より転載)

「うつを抱えた方への対応について」

Q.友達がうつで困ってるけど、どう接したらいいかわかりません。(学生さんからの架空相談)
A.最近は身近な人が「うつ」を抱えていることが少なくないようですが、一方で、どう接したらよいかわからないということを耳にします。 理由の一つとして、「うつ」の症状が幅広いことが挙げられます。一般的には、ひどい落ち込み、意欲のなさ、不眠、考えがまとまらないなどの症状が数週間以上続きます。しかし、症状の出方は人それぞれで、対応の仕方についても、その人の性格にもよるので一概に言いづらいところがあります。
うつの方への一般的な対応 対応を考える上では「うつ状態になるととても疲れやすくなる」ことは知っておいた方が良いでしょう。授業1コマ出席するのもすごく疲れることもあります。そのことを頭に入れて対応するのは有効でしょう。また叱咤激励は「自分が悪い」と自分を責め、逆効果になりがちです。穏やかな態度や口調を心がけると良いでしょう。 また、『うつが辛い』と夜中に何度も電話がある、『バイトができないのでお金を貸してほしい』と言われる、など助けを求められた際の対応に悩む方も多いようです。普段であれば断ることでも、うつで苦しんでいる人の頼みを断るのは冷たい人間ではという気持ちが湧きやすいものです。
自分に無理のない範囲での対応 
こういった場合、自分に無理のない範囲での対応を心がけましょう。「電話は何時までは受ける」「お金は貸せない」と具体的に決めると良いでしょう。無理をしてでも助けようとすると、それによって自分のペースやバランスが偏り、長期間維持できず、共倒れしたり、関係の悪化を招きかねません。また、支えたい側も一人で悩まず、専門家に相談することも有効でしょう。学生相談センターでは、悩みを抱えている方だけでなく、周りの方の相談も受けています。対応に悩む場合は一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
(白金通信2014年10月号「カウンセリング」より転載)

「一歩踏み出してみませんか」

  2015年が始まって、早2ケ月が過ぎました。皆さんは春休みをいかがお過ごしですか? 春休みもいよいよ後半、春の予感が少しずつ感じられる3月です。花粉も気になるところですが、しっかり対策をして、貴重な時間を楽しんでほしいと願っています。
 さて今回は、おもしろい本があったので、皆さんにご紹介したいと思います。 「フランス人は10着しか服をもたない」」(原題:Lessons from MADAME CHIC)というタイトルの本です。著者は、ジェニファー・L・スコットというアメリカ人の女性で、女性向けの本ではありますが、誰でも楽しめる本です。「手元に置きたい本の一冊」と、感想を言っている読者もいました。私も途中から「なるほどなぁ」と、本書の魅力にはまりました。40万部を売り上げたベストセラーなので、すでに読まれた方もいるかもしれませんが、ぜひこの本をお奨めしたいと思いました。(私は著者の知り合いでも広告塔でもありませんが。。。笑)
 ジェニファーさんは、現在子育てを楽しむ若い女性のようです。この本は彼女がフランス・パリに留学をした時のことが素材になっています。いわゆる勉強の話や整理整頓術の話ではなくて、ジェニファーさんがホームステイをした当時のホストファミリーとのお話です。本書は、彼女が始めての環境に身をおいて、今まで気づかなかった新しい発見をしたり、自分と異なる考えや価値観に出会い、新しい経験を吸収した過程がビビッドに描かれています。ジェニファーさんは、ホストファミリーが愛しみ心がけている「上質な生活習慣」におおいな刺激を受けました。その後10年近くたった現在、彼女は当時の体験を応用して生活を楽しみ、その様子を本書に書いています。私は、ジェニファーさんの失敗談や、そこから自分を見直し修正をして、変化していかれた過程に好感を持ちました。
 さて、皆さんにとって今の学生生活はどんな状況でしょうか?今、自分は学生生活を楽しみ、何かに挑戦することに希望を感じているでしょうか? もしかしたら、皆さんの中には、本当は新しいことにチャレンジしてみたいけど勇気や気力が出ず、結局面倒くさくなって何もせず、今がつまらないと感じている人もいるでしょうか。もしかしたら、自分は何をしたいのか、何が好きなのか、自分の気持がわからない人もいるでしょうか。中には、実際にやってみたけれど失敗してしまったので、やらなければよかったと後悔し、落ち込んでいる人もいるかもしれません。
 ジェニファーさんのように考えられないことも多いものです。 でも、もう一回「今という時間」、「今という生活」を見つめてみませんか?どうしたら今の生活を投げ出さず、ここから再出発できるかを考えてみませんか。時間はかかるかもしれませんが、将来「あの時は大変だったけど成長できた」と、振り返って思えるよう、自分の考えや気持ちを探したり、きちんと理解したり、頭の整理をしてみませんか? 学生相談センターは、そのようなお話ができるところです。皆さんに何かお手伝いができたら、スタッフ一同嬉しく思っています。。
(ポートヘボン「お知らせ」(3月)より転載)

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