イベント

「都市の目、都市の耳」 ミニ・シンポジウム

タイトル: 「ファシズム、共産主義と音楽」


開催日時  2017年7月30日(日)16:00~20:00                   
開催場所  明治学院大学 白金キャンパス 本館8階 81会議室
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主 催: 明治学院大学国際学部付属研究所 共同研究 『都市の目、都市の耳』
入場無料・申し込み不要
大学構内および近隣に駐車場はございません。 公共交通機関をご利用ください。

             

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【報告1】

「音楽と政治―太平洋戦争期の在日ユダヤ系音楽家」
山本 尚志(学習院高等科)

内 容: 太平洋戦争期の日本でユダヤ系音楽家は演奏・教育活動を続けたが、1944年ごろまでに楽壇から排除された。本発表ではかれらの動向と日本政府、関係者の対応を概観して、戦時下における音楽と政治の連関について、一側面に光をあてる。

参考文献: 山本尚志『日本を愛したユダヤ人ピアニスト レオ・シロタ』音楽之友社、2004年

【報告2】 

「芸術音楽から見たソ連:雪どけ期のショスタコーヴィチを中心に」
梅津 紀雄(工学院大学)

内 容: ロシア革命100周年を迎えた本年、ロシア革命のみならず、ソ連邦とは何だったのかを考える好機と捉え、本報告では西洋芸術音楽の観点からソ連邦とは何だったか、そして西洋芸術音楽にとってソ連邦とは何だったかを考えてみたい。当日は雪どけ期のショスタコーヴィチ作品の受容を軸としながら、その前後の時期を照射させるかたちで議論を行う予定である。

参考文献: フランシス・マース『ロシア音楽史』春秋社、2006年,
梅津紀雄『ショスタコーヴィチ 揺れる作曲家像と作品解釈』東洋書店、2006年
梅津紀雄「雪どけ期のソ連音楽政策の転換過程 中央委員会文化部文書に見るその実態」 『ロシア語ロシア文学研究』第46号(日本ロシア文学会)、2014年(冊子全体をダウンロード可能) http://yaar.jpn.org/robun/bulletin46/RLL-2014_20141016.pdf

討論者:  宮澤 淳一(青山学院大学)
齋藤 嘉臣(京都大学)
司 会: 半澤 朝彦(明治学院大学)


問合せ先

国際学部付属研究所 TEL:045-863-2267(開室時間:平日9時30分~17時)
FAX:045-863-2272  E-Mail:frontier@k.meijigakuin.ac.jp