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プロフィール

現職 
明治学院大学社会学部社会学科 教員

専門 
医療人類学、生命倫理学、ジェンダー論、 これまで、医療技術とジェンダー(内診台)、出生前診断、不妊治療(生殖技術、卵子提供、女性の人生)、再生医療、身体の資源化、病気になることと年をとること(老化、高齢化)などについてのインタビュー調査等をおこない、技術が社会にもたらす課題と、社会がいかに技術の方向づけをしているかについて考えてきました。最近は、妊娠や(新型を含む)出生前診断の経験をインタビューして、医療技術の発達と人間であることは何か、について考えています。セクシュアル&リプロダクティブ・ヘルス/ライツ・災害とジェンダー、性に基づく暴力(GBV)については実践的研究にもかかわっています。

略歴 
埼玉大学大学院理学研究科生体制御専攻修士(博士前期)課程修了、お茶の水女子大学大学院人間文化研究科博士後期課程単位取得退学(後に学位、博士(学術)授与)、北海道医療大学基礎教育部教員を経て、 明治学院大学社会学部社会学科教員(現在は教授、2021年度-23年度副学長)

最近の主要な研究テーマ
令和2年度‐4年度(2020年度-2022年度)科学研究費補助金基盤研究(B) 研究課題「生殖医療技術の利用における選択―新しい技術の受容・拒否・躊躇」 (課題番号20H01408)というテーマで、とくに提供卵子による生殖補助技術によって子どもを持った人/持とうとしている人へのアンケート調査とインタビュー調査、妊娠を望む人に卵子を提供した人、その支援者にインタビュー調査を行いました。 このうちアンケート調査の集計結果は              にて公開しています。

平成25年度-28年度(2013年度-2016年度)科学研究費補助金基盤研究(B) 研究課題「医療技術の選択とジェンダー――妊娠と出生前検査の経験に関する調査」(課題番号25283017、研究代表者)として、妊娠、出産を経験している女性たちへのインタビューと資料収集を中心とした研究を行いました。

平成21年度-23年度(2009年度-2011年度):科学研究費補助金基盤研究(B) 研究課題「医療技術の開発/応用についてのジェンダー分析: 遺伝子・卵子・胎児への視線から」(課題番号21310169、研究代表者)として、「卵子のゆくえ調査プロジェクト」を継続し、さらに、医療コーディネーター、再生医療研究、遺伝子検査などの領域においてインタビューと資料収集を中心として研究を行いました。
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「医療技術の選択とジェンダー――妊娠と出生前検査の経験に関する調査」(文科省・学術振興会科学研究費補助金、基盤研究(B)(2013-2015年)(研究代表者)
出生前検査をめぐる女性の意思決定とそれに影響を与える要因を、量的調査(質問紙調査とインターネット調査)および質的調査(女性と夫、障碍のある人、障碍児を育てている両親、医療者へのインタビュー)の両面から明らかにします。学術的な成果に加え、日本の医療界や一般の方々に対し多様な考え方や選択の事例を提供することを目指しています。

△UP