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Diskの小部屋

僕が所蔵しているレコード、CD、DVDなどのリストと簡単なコメントです。配列はアーチスト名のアルファベット順。新旧関係なく、思い出したものから、少しずつ入力しています。1998年3月23日入力開始。気分転換にときたま入力しているだけなので、まるで進みません。
 



◆Air, 1997, My Life As Air
 日記でも紹介しましたが、これはよいです。ポップ、ノイズ、グルーヴの融合。でも最後の要素はまだまだ行けるかな。
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◆Ajico,

◆アナーキー (The Anarchy)

◆Aphex Twin,
----, 1996, Richard D. James Album
----, Come to Daddy EP
----, Drukqs
 天才による音の奔流が、あらゆる感情を刺激し、そばだたせる。むせかえるように美しい虹色の音楽。

◆荒井由美
 荒井由美は他の誰もつくれるはずのないオリジナルなポップスを創造した。たとえいくつかの曲が部分的に既存の曲に似ているとしても、それらはここにしかないエモーションを喚起するという厳密な意味でオリジナルなのだ。「ひこうき雲」のあの切なさを、いったい他の誰の・どの曲から味わうことができるというのだろう。大島弓子の『綿の国星』と同じように、それは完璧に独立した一個の世界である。あくまでも閉ざされ、完結した結晶体。しかしその内部に身を投げ出すとき、いつのまにか聴く者は、自由な魂の草原に投げ出されているという、音楽の不可思議さ。



◆Chet Baker, In A Soulful Mood
 むかし、『レッツ・ゲット・ロスト』というチェット・ベイカーの伝記映画を観たとき、なんだか無惨な印象が残った。このアルバムは1曲だけ、鬼気迫るプレイが聴ける。

◆The Band, 1968, Music From Big Pink
 不朽の名作として評価の確立したザ・バンドのデビュー作。フォーク、ブルース、カントリー、そしてロックなどの要素が渾然一体となるまで練り上げられた暖かな曲と演奏には文句のつけようがない。代表曲「重さ」(The weight)、ディランのカバーで「ラスト・ワルツ」でも基調になっていた「いつか解き放たれてやるさ」(I shall be released)など聞き所満載だけど、僕の一番好きな曲はイントロのロータリー・ギターの旋律がたまらない3曲目の「駅で」(At the station)です。
----, The Band
----, 1975, Northern Lights - Southern Cross
----, Stage Flight
----, Island
 *高校生の頃、はじめて買った彼らのアルバム。そのときは全然ピンとこなかった。いま聴いても、あんまり熱気のない感じがする。ジャケットは綺麗なんだけど。


◆The Beach Boys

◆The Beatles, ----
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◆Jeff Beck,
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 ----, Jeff Beck Group
 ----, Blow By Blow
 ----, Wired
 中学3年生のとき、はじめて買ったジェフ・ベックのアルバムがこれだった。一曲目の「レッド・ブーツ」(Led Boots)には、ほんと、ぶっ飛んだ。この世にこんな音楽があるとは! ヴァン・ヘイレン以降、ロック・ギタリストのテクニックは段違いに向上したんだけど、でもジミヘンのトリビュート盤でずば抜けてハイパーな演奏を聴かせているのはエリック・クラプトンだったし、ジョージ・マーティンの引退記念盤でジェフがカバーしたビートルズのA Day In The Lifeの中間部のソロには鳥肌が立った。本当にうまいロック・ギターはこの二人、そしてジミ・ヘンドリックスを足した3人であり、ロックというフォーマットでかれらを越えることは原理的にできないんじゃないか、とさえ思う。ジョン・フルシアンテも同じような意味のことを言っていたと思う。スティーヴ・ヴァイもジョー・サトリアーニもトム・モレロ、何か別のものとして確かにうまいんだけど、僕を興奮させるロック・ギターの演奏家ではない。きっと新しい音楽に感性がついていっていないのかもしれないけれども。
 ----, Live Wire
 ----, There And Back
 このアルバムが出た後の日本公演は、武道館で、かなり前の方で観ることができた。いやー良かったです。演奏は、ジェフよりもとにかくドラムスのサイモン・フィリップスが派手だったことぐらいしか覚えていないんだけど、ジェフ・ベックはやっぱ格好良かった。
 ----, Flash
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◆Bernstein / New York Phil., 1973, Holst-The Planets
 

◆ブランキー・ジェット・シティ(The Blanky Jet City), Red Guitar & The Truth
 プロデュースのせいか音が妙に丸いけれど、歯痛のようにリアルな曲と歌詞には震えた。いまとなっては古くさい言い方だが、「日本にこんなバンドがありえたのか」という驚きに息をひそめた。「僕の心をとりもどすために」をバンドでやったけど、うまくできなかった。歴史的名盤。
 ----, Bang!
 このアルバム全編に鳴り響く、掻きむしるようなギターは異様なまでに格好いい。土屋昌美のプロデュースが完璧にはまり、すべての音がざわめきたって、激しくぶつかりあう。曲も歌詞も演奏も滅茶苦茶最高(馬鹿みたいな表現ですが)。かれらが疑いなく空前の存在であることを証明した一枚。そしていまのところ、絶後の存在であることも。
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 ----, 1992, Live!!!
 かれらのライヴの雰囲気を忠実に再現しています。崩壊寸前なのになぜかピシッと合う、地雷原を歩く酔っぱらいのように、スリリングな演奏で突っ走る。この頃、かれらのライヴを何度か観た。NHKホール、早稲田大学、日比谷公園(だったっけ?)の野外フリー・ライヴ。それぞれが濃密な思い出になっている。とくに早稲田では、薄汚れた教室とかれらの演奏がうまく調和していて、距離も近かったし、良いライヴだった。
 ----, 悪い人たち
 これはシングルだが、歌詞的には「冬のセーター」をさらに発展させたもの。曲は澄み切ったバラードの傑作。しかし歌詞が問題になって、インディーからの限定発売になった。後のストリングスの入ったアルバム・ヴァージョンより、3ピースだけのこちらの演奏が僕は好きだ。
 ----, 幸福の鐘が鳴り響き、僕は悲しい顔をする
 ----, Six
 ----, 1997, Love Flash Fever
 ----, 1998, 国境線上の蟻
 ----, ロメオの心臓
 前期の最高傑作が『BANG!』、インタールードが「悪い人たち」とすれば、後期の名作はこの『ロメオの心臓』。ただ、ここから聴き始めることはお勧めしない、とはいえ、リアルタイムでBJCと併走する機会のなかった人たちにそんなことを言っても仕方がないのだが。それを承知であえて御託を言えば、「ガソリンの揺れ方」はDavid BowieのAshes to Ashesみたいな曲なので、かれらの歴史をたどった果てに遭遇してもらわないと困るのだ。歴史を必要とするアーティストというものがいるのだ。Bruce SpringsteenやJohn Lennonもそう。変転の過程で吐き散らされたものが曲になっている人たち。それは、枠づけられたストーリーに曲を当てはめて、その意味を固定するという悪しき慣習とは別のことだ。
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◆ザ・ブルーハーツ (The Blue Hearts), ザ・ブルーハーツ
 7世紀以降、日本と自称するこの島国の歴史上最高の「ロックバンド」のメジャーデビュー盤。誰が何と言おうと、「リンダリンダ」は「リヴ・フォーエヴァー」をも凌ぎ、「ビー・マイ・ベイビー」や「抱きしめたい」に匹敵する衝撃の名曲だったのだ。ただ単に、それまでには存在しなかった興奮を呼び起こしたというだけでなく、そこから無数の後続者を生み出したという意味において。ブライアン・ウィルソンが、カーラジオから流れてきた「ビー・マイ・ベイビー」に息を飲んで車を止めなければなかったように、そしてその数瞬の感情を再現するためのいくつもの新しい創造をなさねばならなかったように、「リンダリンダ」を聴いた中村一義は、やがて「僕が行く」や「太陽」をつくり出してしまった。
----, Young And Pretty
 ラングストン・ヒューズからの引用を含む、真島昌利の「チェイン・ギャング」は、ジョン・レノンの「My Mammy’s Dead」にも迫る名演。
----, Train Train
 やけにローファイな音。曲は佳品揃いというところ。
----, Bust, Waist, Hip
 「イメージ」「能天気」「π」「情熱の薔薇」と名曲が揃い、サウンドも完成度高し。あまりに高すぎて、かれらはその後煮詰まってしまったようだ。
----, High Kicks
 *ややテンションの落ちた作品だけど、真島君の「俺は俺の死を死にたい」が入っているので許せます。
----, Stick Out
 *甲本ヒロトの知性と狂気が炸裂する究極のロックンロール・アルバム。「君、ちょっと行ってくれないか/捨てゴマになってくれないか」というフレーズは決して古びないだろう。
----, Dug Out
 *『スティック・アウト』と対を成すアコースティックっぽいアルバム、完成度という点ではかれらの到達点。真島くんの「歳をとろう」が素晴らしいです。
----, Pan
 *これはどうしようもない最低作。解散の決まったバンドが、ただ契約を満たすためだけにつくったもの。買ったファンに謝れ。
----, East West Side Story
 *最後のツアーからののライブも収録されている。僕も行ったが、観客の平均年齢を2倍は引き上げてしまった。知るか。


◆Blur

◆David Bowie, 1969, Space Oddity
----, 1971, The Man Who Sold The World
----, 1971, Hunky Dory
----, 1972, Ziggy Stardust
 一枚の完璧なロック・アルバムというものがあるとしたら、この作品がそうだろう。「スターマン」でやられてしまった脳髄は二度と元には戻らない。いまも子どもたちはブギーしつづけているのだろうか。
 2002年になって、ボーナス・トラックをつけて2枚組になったリマスター盤が出ている。音質は確かによくなったし、ジャケットも格好いい。ただ、この盤ではじめて聴く人は、いきなり本編とつづけて2枚目を聴かないように。一週間ぐらいおいてから、「さてオマケでも聴くか」ぐらいのノリで聴いてほしい。オリジナルは完璧な物語なのだから。

 なお、よくあることだが、このアルバムの訳詞とライナー・ノートの訳はほんとうに酷い。語学力だけではなく、真摯さの問題だろう。絶対に鵜呑みにしないように。
----, 1973, Aladdin Sane
----, 1975, Young Americans
----, 1977, Low
----, 1977, Heroes
 中学生のころは、「ヒーローズ」の歌詞を自分なりに訳して、下敷きに挟んでいました。壁の前に引きずり出され、頭を撃たれる英雄の最期は鮮烈なイメージになって残っている。
 と、ずっと思っていたのだが、よく歌詞を読んでみると、かれらの処刑は失敗しているのでは?

----, 1978, Stage
 中学生のころ、初めて買ったボウイのレコードがこれでした。タイトでパワフル、透徹した演奏と歌がぎっしりのお得盤。
----, 1980, Scary Monsters
 かつての自分を否定した「灰より灰に」(Ashes To Ashes)に尽きる。ボウイにとって、変化することが本当にどうしても必要だった頃の、凄まじい魂の記録。
----, 1993, Black Tie White Noise
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◆Brian Wilson

◆Eric Burdon, 1994, Sings the Animals Greatest Hits


◆Kate Bush, The Kick Inside
 *ケイト・ブッシュに駄作などないが、一枚選ぶとしたらやっぱりこれでしょう。中学生のころTVで観た「東京国際音楽祭」(だっけ?)での、彼女の妖しいパフォーマンスが目に焼き付いて離れません(「ボールを転がして」(Rolling the ball)をやってた)。
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◆The Cardigans, 1995, Life
 ----, 1996, First Band On The Moon
 半信半疑で買ってみたのだが、2枚ともあまりによいので驚いた。実にロックっぽい音とさりげなく奇怪なアレンジ。ギターも変。曲はとてもポップ。

◆Eric Clapton, Derek and Dominos
 今のところ、クラプトンのベスト・ワークはこれ! クリームでもソロでもない。曲、ギター、ボーカルすべてが最高の、イデア的なアメリカン・ロック。「レイラ」ももちろん良いが、一曲を選ぶとすれば、"Wahtever got you to be so sad" この曲の瑞々しく奔放なギター・ソロ(というか、全編弾きまくり)は本当に素晴らしい。ブルースを身に染み込ませながら、いちばん才能を発揮できるのがこんなポップ作品であるというクラプトンの業に、なんだか泣けます。
----, 461 Ocean Boulvard
  ソロ作品でいちばん好きなのはこれ。「母親のいない子どもたち」(Motherless children)の妖しい脱力感が心地よい。「愛を育てよう」(Let it grow)の苦み走った美しさは、その後のヒット曲「素敵な今宵」(Wonderful tonight)、「天国の涙」(Tears in heaven)を遥かに超える、クラプトンのベスト・バラードだと思う。
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◆Chara, 1997, Junior Sweet
  これは、何げなく買ってみたんだけど、奇跡的な名盤だと思います。すべての曲が素晴らしく、スタジオワークも最高。ヴォーカルのスタイルだけではなく、音全体が、Charaだけの唯一無二の世界をつくりあげているのが立派。
----, Strange Fruits

◆The Clash, ----,
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◆Jimmy Cliff, Live 1993


◆Cocco,
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◆Julian Cope, My Nation Underground

◆Ry Cooder, 1972, Into the Purple Valley

◆Cornellius, 1996, 69/96
  これはいいです。ここには、聴いたことのないような音は何もない。だけど、あらゆる高揚させる音素材と極上のメロディ、それにパワーが注入されて、20世紀の終わりを飾るにふさわしい「純粋」なポップ=音楽になっている。そしてすべての優れたポップがそうであるように、何も主張してはいないにもかかわらず、聞き流せない批評性まで備わっちまってるんだ。
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----, 1998, Fantasma
  読書日記の方でも書いたけど、記念すべきアメリカ記念盤。デーモン・アルバーンがグレアム・コクソンに「これいいから、聴いてみな」とCDを渡そうとしたら、グレアムはすでに持っていて、聴き込んでいたとか。69/96よりも音数が整理されて、上品な感触になっていると思う。ヘビメタ・パートもないし。だけど極上のポップであることには変わりないです。
 



◆Miles Davis,
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----, Live Evil
  最初の音がスピーカーから出た瞬間、のけぞる。もの凄いグルーヴと音の洪水。どこがどう、ということが言えないほどの圧倒的な音圧が痙攣的な快感を呼び起こす。若きキース・ジャレットが、どれほど天才だったかもわかる、とにかく超高密度の「音楽」としか言いようのない<純粋音楽>である。
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◆電気グルーヴ (Denki-Groove), 1993, ビタミン
----, 1994, ドラゴン
  やっぱり最後の「niji」が飛べますね。しかも涙ぐんだりして。
----, 1996, オレンジ
  ブ厚くアグレッシブな音と歌詞。最高でした。

◆The Doors, 1967, The Doors
  十代後半に最もよく聴いたアルバムのひとつ。冒頭の「向こう側へ突き抜けろ」(Break on through)のかっこよさにもぶっ飛んだが、立て続けに来る「ハートに火をつけて」(Light my fire)のイントロにはほとんど失禁状態だった。サウンド的には、当時の他のロックと比べても、なんだがやたらと古くさいんだけど。わざとそういうサウンド・プロダクションにしているのかもしれない。あの長ったらしい「ジ・エンド」(The end)も全然飽きなかった。
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----, Morison Hotel
 *僕にとってのドアーズは前期の3枚がベスト。後期はまとまっているんだけど、衝撃は薄れた。でも「太陽を待ちながら」だけのためにLPを買ったと思っても全然惜しくなかった。この曲にイメージを喚起されて、真っ暗な世界の海を渡っていく人々の小説を書いてみたのも、はや20年近く昔か。(笑)


◆Bob Dylan
 *2001年3月14日、日本武道館で、ついにボブ・ディランを観た。しばらく前よりもずいぶん元気な様子で、妙なダンス(笑)もきめていたし、何より声が良く出ていた。MC一切なし。笑顔もなし。たしかに天然記念物をあおぎみた感じではあったけれど、それでも紛れもなく本物のボブ・ディランのオーラがありました。ちなみにギターはチャーリー・セクストン!
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 ----, 1963, Freewheelin'
 *「風に吹かれて」「くよくよするなよ」「激しい雨が降る」が入っているのだから、どうしたってこれが最高傑作と言わざるをえないだろう。僕は中学生の頃、「激しい雨が降る」を自分なりに訳して、透明な下敷きに挟んでいた。いまでもこの曲を聴くたびに、ポップ・ミュージックにはこれほどのことが可能なのだという驚異の念に撃たれる。ディランがやったこととは結局のところ何だったのだろう。研究書は多いけれど、いまだにうまくつかみきれない。
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◆Earth, Wind & Fire, 1975, Gratitude


◆Eurythmics,




◆Fiona Apple,


◆John Frusciante, ----,
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◆The Foo Fighters,



◆Bob Geldof,

◆Glenn Gould, シェーンベルグ:ピアノ曲集 (CBS/SONY 28DCCC 5270)



◆Hashiken, ハシケン
  縄のルーツ・ミュージックを土台としつつ、「ワールド・ミュージック」的ではない、洗練されたアコースティック・ロックをつくり出した。傑作。芯の太いアコースティック・サウンドが好きな人なら、きっと気にいるだろう。
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◆Michael Hedges, 1981, Breakfast in the Field
 ----, 1984, Aerial Boundaries
  最近彼の曲(アコースティック・ギター)を練習しているのですが。。。(^^;)なかなか弾けないです。1997年12月、サンフランシスコ北150キロあまりのところで原因不明の自動車事故によって死亡。ご冥福を祈る。
 



◆泉谷しげる






◆The Jam, ----,
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----, Dig the New Breed
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◆Jean Michel Jarre, 1978, Equinoxe
 *最近は小室哲哉と組んだりして、なんかいまいち焦点の定まらない曲をやっているけど、このアルバムは素晴らしかった。ヴァンゲリスにも通じる、叙情派電子音楽の先駆にして最高峰。
----, 1997, Oxygene 7-13

◆Jestofunk, 1997, Love in a Black Dimension

◆Rickie Lee Jones,
----, 1995, Naked Songs
 *各アルバムからバランスよく選曲されたライブ。ほとんどソロに近いシンプルな演奏をバックに、リッキー・リーの無敵の歌が浮かび上がる。ただため息をついて、ひれ伏すのみ。





◆King Crimson, ----,
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◆くるり,
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桑田啓祐
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◆Led Zeppelin,

◆John Lennon, 1970, Plastic Ono Band





◆Manic Street Preachers, 1992, Generation Terrorist
 ----, 1993, Gold Against The Soul
 *美しいメロディとハードな音の切迫した結びつき。マニックスの最高傑作であるのみならず、90年代のブリティッシュで最高傑作のひとつ。この頃、まさかこのバンドが今のように「国民的」スターになるとは、ほんとのほんとうに、考えもしなかったけれど。。。このアルバムが出た直後に渋谷で観た彼らのライブは、至近距離で観られたこともあって、これまでに僕が体験したライブのなかでも最高の高潮感だった。
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 ----, 1996, Everything Must Go
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 ----, 2001, Know Your Enemy

◆Mahavishnu Orchestra, 1973, Birds of Fire
  *「クロスオーバー」とか「フュージョン」とかが様式化する以前の、アグレッシブな混沌の記録。押しも押されもせぬ超名盤。曲、演奏ともに絶。
 John Mc laughlin, Al Di Meola, and Paco De Lucia, 1983, Passion, Grace & Fire
 John Mc Laughlin, 1995, The Promise
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◆Paul McCartney,
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 ----, 1997, Flaming Pie

◆John Mellencamp,

◆Joni Mitchel,
 ----, Blue
  ジョニ・ミッチェルに駄作なし。でも、本人が「あのアルバムをつくっているときは、信じられないほどピュアな気持ちでいられた」と語るこの作品が、やっぱり最高かもしれない。極限まで研ぎ澄まされ、選び抜かれた音と言葉だけが醸し出すことのできる、清聴な世界。
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◆Gary Moore,

◆Alanis Morisett
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◆村八分

◆Bob Murley,

◆My Bloody Valentine, 1988, Isn't Anything
 ----, 1991, Loveless



◆中村一義, 1997, 金字塔
  1990年代のロックを代表する一枚。何の変哲もないコード進行を輝かせる新鮮な果実のようなメロディと、何よりあの「歌」は、たしかに何かを変えた。ただ音的には宅録っぽくて、もっとダイナミックな空間がほしいなあ。それが実現したら、2枚目はとてつもないものになるだろう。
 ----, 太陽
  予想&期待したとおりの開放的な空間を構築。いまのところ彼の最高傑作。主題曲「太陽」を日本国家にすべきだ。
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◆Newest Model,
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 ----, Crossbreed Park
  名曲、名演を満載した記念碑的作品。「杓子定規」はソウルフラワーでの活動を予感させる。「底なしの底」の衝撃はいまもまったく薄れていない。「ヘイ・ジュード」や「音楽が終わったら」に匹敵する大作だと思う。
 ----, Counter Censorship
  編集盤。ヴェルベットの「We're Gonna Have A Real Good Time Toether」、ディランの「嵐からの隠れ場所」の日本語バージョンは無敵。


◆Nirvana,


◆Numbergirl,



◆Oasis (singles)
 ----, Live Forever / Up In The Sky (acoustic) / Cloudburst / Supersonic (live)
 ----, Whatever / (It's Good) To Be Free / Half The World Away / Slide Away / I Am The Walrus (live)
 ----, Some Might Say / Talk Tonight / Acquiesce / Headshrinker
 ----, Roll With It / It's Better People / Rockin' Chair / Live Forever (live)
 ----, Wonderwall / Round Are Way / The Swamp Song / The Masterplan
 ----, Don't Look Back In Anger / Step Out / Underneath The Sky / Cum On Feel The Noize
 *このシングルは最高。すべての曲、特に「カモン・フィール・ザ・ノイズ」のカバーは陶酔の極致です。
 Oasis (albums)
 ----, Definitely Maybe
 ----, (What's The Story) Morning Glory
 ----,1997, Be Here Now
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◆Sinead O'Connor
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◆Yoko Ono
 ----, Approximately Infinite Universe
 ----, Ono Box

  全作品ではないが、かなり収録率の高い5枚組ボックス・セット。2枚目の「ニューヨーク・ロック」編が最高。ブルース・ロックのヨーコ的解釈に、切なくもシュールな歌詞が載る「凧の歌」(Kite song)、ジョン・レノンへの優しい感情を歌った「今宵彼に安らぎを」など、唯一無二の傑作が次々に繰り出される。高校生の頃、プラスティック・オノ・バンドのシングルを集めていて、B面に収められたヨーコのソロ曲の透徹した美しさに驚いたものだが、こうしてまとめて聴いても衝撃が薄れるどころか倍増だったので、もういちど驚いたものだ。僕がCDを出すときは「凧」をカバーしたいものだ。
 ところで、「ジョンは好きだけどヨーコは嫌い」といったたぐいのセリフをいけしゃあしゃあと吐いて恥じない中年がよくいるが、生徒諸君、そういう馬鹿な連中の言葉を、一言でも真面目に受け取っては行けないよ。2001.9.11の出来事直後に、アフガニスタンに対する無差別爆撃で狂気の報復を行なったブッシュ大統領に対し、New York Timesの全面広告でただ一行、Give peace a chance.というメッセージだけを世界に発信したオノ・ヨーコこそは、20世紀最高の前衛芸術家のひとりであり、そして真のロックン・ローラーなのだ。ビートルズに同時代的な思い入れがない新しい世代の人のほうが、ヨーコを直観的に正確に理解しているということがあるかもしれない。オノ・ヨーコの『グレープ・フルーツ・ジュース』(編集版が講談社文庫から出ている)は、想像力のレッスンのための優れた手引き書。
 ----, 1992, Walking on Thin Ice (compilation)


◆Tom Ovans, 1995, Tales from the Underground


◆Ozzy Osborn,



◆Patti Smith,
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◆Perle Jam,
 
Linda Perry, 1996, In Flight
 *アンデスっぽさの入った輪郭の太いソフト・ロック(死語)。特に目立つわけではないが、佳品です。

◆Pink Floyd, The Piper at the Gates of Dawn
 ----, A Saucerful of Secrets
 ----, More
 ----, Ummagumma
 ----, 1970, Atom Heart Mother
  最高傑作という言い方をすべきなのはやっぱり『狂気』なんだろうけど、僕にとっては間違いなくこれがフロイド、というかロジャー・ウォーターズの最高作。いくらウォーターズ色が強い作品だからって、これをボックス・セットに入れなかったデビッド・ギルモアは器のちいせえやつだと思う。「もしも」(If)の、「もしも僕がよい人間だったら/友達のあいだにも距離があるということがわかっただろうに」という無力な呟きこそがピンク・フロイドのすべて、したがって、彼等のメッセージの脆弱さに対する中上健次の批判は鋭く、そして焦点をはずしている。 それ以外の曲もすべて良いし、もちろん表題曲も素晴らしい。
 ----, Meddle
 ----, The Dark Side of the Moon
 ----, Wish You Were Here
  これ以降、音楽的にはウォーターズはマンネリ化していくと思う。でもジャケットはすべてのロック・アルバムで最高の一枚。
 ----, Animals
 ----, The Wall
  アラン・パーカー監督の映画は、不評だったけど、僕はけっこう好きでした。アルバムの出来も悪くない、しかしこれはほとんどロジャー・ウォーターズのソロ・ブロジェクトのようなものなので、『狂気』までのような色彩の豊かさは感じられないが。そのなかで最高の曲は、歌詞がウォーターズ、作曲がデビッド・ギルモアの「心地よい麻痺」(うまい訳ではないが、Comfortably Numb)。「痛みはありません/あなたが遠のいていきます/……/子どもの頃、ぼくは熱があって/両手がまるで風船のように感じられました/ちょうどあのときと同じ気分です」
 ----, A Collection Of Great Dance Songs
 ----, The Final Cut
  このアルバムになると、いわゆる「プログレ」とはほとんど関係ない。日本人がおちょくられてたりします(Not now, John)が、それも含めて曲は粒ぞろいだと思う。とくに、 第二次大戦と父親のことを歌った、ロジャー初の私小説的作品Southernpton Dockがいい。ただ、新しい世界をかいま見せてくれる、<意識の拡張>という大きなテーマに挑戦し続けたピンク・フロイドはここにはもういない。
 ----, A Momentary Lapse of Reason
  ウォーターズ脱退後のフロイドはまったく別のバンド。プロデューサーやエンジニアの名前でCDを買う人向けの、「大人のロック」になり果てました。この次のアルバムともに、曲はきれいで粒ぞろいですが。。。
 ----, Pulse
 ----, 2001, Echoes: The Best of Pink Floyd
  フロイドを最初に聴くときは、やっぱりオリジナル・アルバムと遭遇してもらいたいと思うが(Meddle[おせっかい]かThe Darkside of the Moon[狂気]がいいと思う)、一通り聴き狂って、それでも肌身離さずピンク・フロイドという人には、このアルバムは絶対の自信をもってお勧めできる。オリジナル・アルバムを全部もっている人も買って損はない。選曲もいいし、曲の配列やつなぎかたも良くできている。しかし、これだけあればいいというわけでもないところが絶妙。
 このアルバムが出た頃、ぼくは仕事の疲れもあり、また鞄。和不動産の粗悪なマンションのごたごたで心身共に疲れ果てていたので、一週間だけ無理矢理休みにして、サンフランシスコとバークレイに資料収集がてら遊びに行った。2001年9月のことで、折しも、新たなテロによってゴールデンゲート・ブリッジが爆破されるという情報が流れ、休日にする企業も続出、警察官が街にみちあふれていた。全米で唯一、アフガニスタンに対する無差別爆撃に反対の決議を挙げたバークレイ市内は、3年前とまるで変わっていなかったが、どことなく緊張感はあった。
 そのときの旅行ではいろいろ楽しいことがあったのだが、それは置いておいて、行きの飛行機のなかでこのベスト・アルバムを特集している音楽放送のチャンネルがあって、イヤーフォンから流れるComfortably Numbをぼくはたまたま聴いていた。そのとき、打ちひしがれた気持ちに、この曲がどれほど沁みてきたか、どんなにコトバを重ねても言いたりない。「弱さ」を癒しなどえごまかさず、しかし強くなることを要求せず、ルサンチマンで妙な意味づけも与えず、素朴で深い感情を提示し続けるフロイドの音楽は、そういう聴く側の変化に応じて、少しずつ存在意義を変化させ、だんだん特別なものになっていく。それは「成長」といったものではない。


◆Portishead, 1997, Portishead

◆The Primal Scream,

◆Prince

◆Prodigy, 1997, The Fat Of The Land




◆Queen,
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◆Radiohead,
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----, O. K. Computer
----, 2000, KID A

◆Rage Against The Machine,

◆R・C・サクセション(R. C. Succession)
----, Rapsody
 *70年代後半の「高校生」のためのアンセム。「雨上がりの夜空に」を口ずさんで涙した人は数知れず(未確認)。
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----, Blue
----, Covers
 *反核ソングに変身した「ラヴ・ミー・テンダー」や「サマータイムブルース」ばかりがクローズアップされて、確かにそれらも重要な作品なのだけれど、何といっても一曲目の「崩壊への序曲(Eve Of Destruction)」が最高。この曲でギターを弾いているジョニー・サンダースもいまは亡い。
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◆R.E.M.,
----, Murmur
----, Life's Rich Pageant
----, Document
 *REMが初めてナショナル・チャートを席巻した、記念すべき「ポップ」アルバム。キャッチーかつ、骨太な曲が並んでいる。最後の「これが世界の終わりだ」(This is the end of the world)は僕がいちばん好きな曲で、日本公演でも期待通りアンコールで演奏されていた。それにしてもあのライブは前向きで力強かった。
----, Out of Time
 *「世界を半分だけ離れて」(Half the world away)というリリカルな名曲がたまらない。「君を愛することを学びながら……」という一節にいつも息を止めてしまう。「信仰を失って」(Losing my religion)はかれらの代表曲とされている。完成度ではこのアルバムが一番だろう。
----, Green
----, Monster
----, Adventures in HiFi
----, 1997, R.E.M. In The Attic

◆Otis Redding, 1968, In Person At The Wiskey A GO GO

◆りんけんバンド, ----,
----, カラハーイ
 *このアルバムに収められた「ふなやれ」という曲は美しすぎる。あまりにも美しすぎて、ちょっと胸につかえるほどなんだけど。
----,
 

◆Lou Reed, 1972, Transformer
 *ルー・リードのソロではこれを超えるものは出なかったと思う。「完璧な一日」(Perfect day)の美しさときたら。。。この曲とともに世界が滅びてもいいと思ってしまう。
----, 1973, Berlin
----, New York
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◆坂本龍一
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◆佐野元春, ----,
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----, Fruits
 *近年のアルバムでは、これが最高の充実度を誇る。何も知らないで聴いたら、いわゆるベストアルバムとしか思えないだろう。ダウンタウンの「HEY!HEY!HEY!」に出演したときも、相変わらずぶっきれた人だったなあ。いつまでも佐野元春でいてもらいたい。
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◆The Sex Pistols,

◆Shan Shan Typhoon,

◆The Smith,
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◆Sherbet, 1996, Sekilala
 *ブランキー・ジェット・シティの中心人物、ベンジーこと浅井健一のソロ・プロジェクト。ギターとバイオリンを軸にしたアコースティックな音。シンプルなギターのイントロに続いて、「もしも誰かを愛したら/素直なその気持ちを……」という歌がナチュラルなメロディに載せて流れてくる数秒間は、すべてのロック・レコードのなかでも比類がない、鳥肌が立つような解放感。僕が好きな声で歌えるとしたら、浅井健一かU2のボノの声がいいな。あえて「日本のロック」なんてもんがあるとして、僕がオールタイムベスト3を選ぶとしたら、これはいつでもその一枚。
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◆椎名林檎


◆シオン,
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◆Soul Flower Union, ----,
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◆Southern All Stars/サザン・オールスターズ
  サザン、というか桑田佳祐が僕はとても好きです。作品ごとにアルバムとしてのクオリティが上がっていくのは驚異。ポップスには言い訳が効かないということを、言い訳抜きにひたすら示し続ける桑田こそが真に天才なのだと思う。働き者は偉いんだ。
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 ----, 1985, kamakura
  桑田佳祐の孤独がいちばんひりひりと伝わってくるアルバム。「Melody」「吉田拓郎の歌」「顔」「Bye Bye My Love」「怪物君の空」あたりの超名曲を中心にして、一枚物にしたら凄まじい名盤になったと思うが、他のメンバーの曲などを入れたために、完成度は著しく落ちた。でも当時、この時点であえてこういう内容のLP2枚組を出したということに、闘っているなあという感じがして、少し励まされた気がしたものだ。
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 ----, 稲村ジェーン
  映画はなんか、すごかったらしいけど(笑)、だいたいしょうもない映画のサントラには名盤が多い。「マジカル・ミステリー・ツアー」とか、「ザ・ウォール」(こちらは評判ほど悪くないと思うけど)とか。この作品もそうで、曲間に挟まる映画からの耳障りな断片をカットすれば、サザンのなかでも1、2を争う素晴らしい作品だと思う。「希望の轍」みたいな、分かりやすくって高揚感のある、あまりヒットはしないけど「ほんとのファンは一番盛り上がる」という、Bruce Springsteenの"Cadilac Lanch"のような「格」の曲って、なかなか書けないと思う。
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 ----, 1995, Young Love
  音的な面も含めて、アルバムとしての完成度という点では、これがサザン・オールスターズの最高傑作ではないか。すべての曲がいい。でも、カマクラみたいに、その曲を聴いた時間がそのまま固化してずっと残る、という痛々しさを感じないのは、もうサザンの時代ではないのか、俺が齢を取ったのか、きっと両方なのだと思う。
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◆スピッツ(Spitz)
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◆Bruce Springsteen (albums)
 ----, 1972, Greetings from Asburry Park, N.J.
 ----, 1974, The Wild, The Innocent, and The E Street Shuffle
 ----, 1975, Born To Run
  1980年の夏、いまはもうない家の2階の部屋で、このアルバムの冒頭に収められた"Thunder Road"の最初の数秒間を彩る素朴なピアノとハーモニカの音を聴きながら、ぼくは突然、自分が何者であり、何をすべきなのかが、一点の曇りもなく理解できた、という気がしたのだった。それはほとんど宗教的な体験だったかもしれない。
 ----, 1978, Darkness on the Edge of Town
 ----, 1980, The River
  ぼくが初めて聴いたスプリングスティーン先生の作品だったというだけでなく、永遠に大切に思うだろうたくさんの曲が収められた、かけがえのない名作。ここには、限りなくリアルでありながら、同時にラングストン・ヒューズの言う「夢」としてのアメリカがある。この後のブルースは、Eagles, Hotel California以後の白人によるアメリカ論という、ほとんど無謀な試みに3枚続けて挑戦し、疲れ果てるわけです。
 ----, 1982, Nebraska
 ----, 1985, Born in the U.S.A.
 ----, 1986, Live 1975-1985
 ----, 1987, Tunnel of Love
 ----, 1992, Human Touch
 ----, 1992, Lucky Town
 ----, 1995, Greatest Hits
 ----, 1996, The Ghost of Tom Joad
  このアルバム発表後のソロ・ツアーは圧巻だった。もうストリートの人でもないし、「僕らのいま」を伝える人でもないんだけど(当たり前だ!)、ロック村のムードなど関係なく、歌の存在感が際だっていた。アコースティック・ギターをぶん殴り、かきむしる演奏も凄かった。ニール・ヤングとはまた違う、孤高のおっさんぶり。隠し録りした2本のDATテープは私の宝物です。

Bruce Springsteen, 1990, We Gotta Get Out Of The Place
 *1976年、NYのパラディアムで行なわれたライブの海賊版。アニマルズのIt's My Lifeをやっています。
Bruce Springsteen, Prodigal Son
 *ファーストアルバムのためのセッションからの海賊版。未発表曲満載。
(singles)
Hungry Heart / held Up Without A Gun (アルバム未収録)
I Wanna Marry You / Be True (アルバム未収録)
Dancing In The Dark / Pink Cadillac (アルバム未収録)
Dancing In The Dark (12inchi Single)
Born In The U.S.A. / Shut Out The Light (アルバム未収録Mix)
Born In The U.S.A. (12inchi Single)
I'm On Fire / Johnny Bye Bye (アルバム未収録曲)
Glory Days / Stand On It (アルバム未収録曲)
I'm Going Down / Janie, Don't You Lose Heart (アルバム未収録曲)
My Home Town / Santa Claus Is Comin' To Town "1975.12.12 LIVE" (アルバム未収録曲)
War "1985.9.30 LIVE" / Merry Christmas Baby "1980.12.31 LIVE" (アルバム未収録曲)
Fire / For You (アルバム未収録LIVE)
Brilliant Disguise / Lucky Man (アルバム未収録曲)
Tunnel of Love / Two For The Road (アルバム未収録曲)
One Step Up / Roulet (アルバム未収録曲)
Street Of Philadelphia / If I should Fall Behind - growin' Up - The Big Muddy


◆The Stone Roses, 1989, The Stone Roses
 *出た当時、増井修氏のプッシュにほだされて何気なく買った。最初は、「ああ、いいなあ」と思った程度。でもその後聴いた回数では、僕のベスト5には入る。時々無性に聴きたくなる。「僕の復活」の陶酔感は何百回聴いてもすげえなあ。
 ----, 1994, Second Coming
 *これも好きで、音のダイナミズムという点では、いまでもちょっと並ぶものがないんじゃないかと思う。その代わりファーストの「天上のメロディ」は後退しているな。イアン・ブラウンがさぼっていたのだろうな。評判通り、完全にジョン・スクワイアのアルバムです。



◆Teenage Fanclub, 1997, Songs From Northern Britain

◆Thin Lizzy, 1979, Black Rose: A Rock Legend
  '70年代後半から80年代はじめにかけて活躍した、イギリスを代表するハード・ロック・バンドが、ギターにゲイリー・ムーアを擁してつくった唯一のスタジオ・アルバム。メランコリックなメロディを土台に、スコット・ゴーハムとゲイリーのかっちりしたツイン・リード・ギターが聴ける。というわけで、作品としてはウェルメイドだけど、ゲイリー・ムーアの爆発的な弾きまくりを期待すると肩すかしを食うかも。それでも、エンディングを飾る大作「ブラック・ローズ」のギターはやはり凄まじいものではある。
 それよりも、実は僕がキース・ムーンと並んでいちばん好きなロックのドラマーが、このバンドのブライアン・ダウニーなのである。キースと同様に、ハイハットをあまり叩かず、基本的な「ドン・パ・ドド・パ」を叩いていても推進力のある跳ねたグルーブを生み出してしまうダウニーのドラムは、最高のロックンロールだと思う。
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◆友部正人
  「日本のボブ・ディラン」という呼称が笑えない唯一のミュージシャン、友部正人。フォーク・ロックを基本フォーマットとしながらも、それぞれのアルバムが違う表情を見せてくれる。

 ----, 1971, 大阪へやって来た
 ----, 1972, にんじん
 ----, 1973/1975, 友部正人ベストセレクション(また見つけたよ/誰もぼくの絵を描けないないだろう)
 ----, (1990),1976
 ----, 1980, なんでもない日には
 ----, 1983, ポカラ
 ----, 1984, カンテ・グランデ
 ----, 1987, はじめぼくはひとりだった (Live)
 ----, 1989, 夕日は昇る
 ----, 1989, ライオンのいる場所
  冒頭の「こわれてしまった一日」は何てことないフォーク・バラードなんだけど、ドアーズと同じようにサイケデリック。この世界のすぐ脇にひょっこり穴を開けている別の世界をかいま見せてくれる。〈ぼくは夜明けを待つ患者です/胸には名札をつけています/ここは窓のない部屋なのに/あなたはどうしてここに来たの〉というサビの強烈さ。
 ----, 1992, 遠い国の日時計
  僕が友部正人にはまったきっかけがこのアルバム。グルーヴァーズの切れ味鋭い演奏をバックに、友部氏もふっきるようにシャウトする。ディランで言えば『血の轍』みたいなアルバムかな。「遠い国の日時計」「さまよえる定住者」「銀の汽笛」「すばらしいさよなら」などの豊穣な喚起力を秘めた歌詞には思わず息を飲む。とくに「遠い国の日時計」は、夏をうたった曲のなかで最高のものの一つだ。〈君は夏の日時計/夜になると止まってしまう/……/時計と逆の方向に運動場をひとまわり/夏の真ん中には君の代わりに/一本の大きな木が立ってる/……/アイスクリーム屋がオートバイでやってきて/ぼくの世界新記録のような鐘鳴らす〉、これに匹敵するものは、レイ・ブラッドベリの「ロケット・サマー」しかないだろう。
 本人はあまり気にいっていないようなフシもあるのだが(ここに収録された曲をライヴではあまりやらないから)、僕にとっては文句なしの最高傑作。一番ロックぽいレコードでもある。

 ----, 1993, ぼくの展覧会 (Live)
 ----, 1994, 奇跡の果実
  どの曲もキャッチーで練れていて、とっつきやすいアルバム。でも陰影と奥行きは見事だ。『遠い国の日時計』に次ぐマイ・フェバリット。
 ----, 1996, 夢がかなう10月
 ----, 1997, けらいのひとりもいない王様
 ----, 1997, イタリアの月(ベスト盤)
 ----, 1997, 少年とライオン(ベスト盤)
友部正人&矢野誠, 1994, 雲のタクシー
 

◆Turtles, Eve of Destruction
 *タートルズの編集盤。「破滅前夜」はオリジナルあるいはRCサクセションのバージョンの方がいいな。



◆U2,
 ----, The Unforgettable Fire
  U2が別格化するのは次の『ヨシュア・ツリー』からだが、このアルバムはすでに十分ヘヴィーだった。表題曲や「誇り」(Pride)などの佳曲、そしてかなり実験的な作品も並ぶ。ブライアン・イーノと、特にダニエル・ラノワのプロデュース・ワークによって、次元の違うラウドな音響が獲得された記念碑的作品。
 ----, Joshua Tree
  このアルバムが発売当時、異様なリアリティと重みを発散していたのはどうしたって否定できない。U2が一挙に別格のバンドとして飛翔する契機となった名作。冒頭の"Where the streets have no name"(どの通りにもまだ名前がついていない場所で)もよいが、幼児誘拐をテーマにした最後の曲"Mothers of the disappeared"(消えた子どもの母親たち)の重さがすごい。イーノのプロデュース・ワークとしては最高じゃないだろうか。いやむしろダニエル・ラノワの功績かな。しかしあんまり音質が良くないので、絶対にリマスター盤を出してほしい作品。
 ----, Ruttle and Hum
 ----, Achtung Baby
  曲の質とサウンド面の完成度という点では、これがいまのところ最高傑作でしょう。「ワン」(one)、「とても残酷」(So cluel)など、極めつけのエモーショナルなボノ節が炸裂しまくる。ノエル・ギャラガーが、将来どんな曲を書きたいかと訊かれて「ワン」と答えていた、それくらい完全無欠の生まれながらにしてスタンダードな名曲。なのだが、『ヨシュア・ツリー』、あるいは『ラットル・アンド・ハム』にもまだかろうじてあった、未踏の領域に向かって突き進む、あのU2にしかない感覚は、もうここにはない。そしてそれ以後も、それは決して戻ってはこなかった。
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 ----, Pop
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◆The Verb,

◆Vaselines, The Way Of The Vaselines: A Complete History
  死にたくなったときに聴くと、必ず笑えます。素晴らしすぎる究極のポップ。
 

◆The Velvet underground
  彼らの作品は重複も省みずボックスセットで買ってしまいました。アルバムとしていちばん好きなのは3枚目です。「キャンディの話」(Candy says)が入ってるやつですね。
----, 1993, Live McmxcIII
  いちどきりの再結成ライブ。妙に和気あいあいとした雰囲気ですが、文句のつけようがない演奏です。

◆Kyle Vincent, 1997, Kyle Vincent



◆Paul Weller,
 

◆ぼくにとって「カッコイイ」とはThe Whoのことであり、ピート・タウンゼントのことだった。いまでもそのことに変わりはない。
The who, A Quick One
----, The Who Sell Out
----, 1969, Tommy
 *あるHPでは、「The Whoのファンには人気がない」と書かれていましたが、僕は文句なく大好きです。初期のコミカルさ・軽さと、後期のハードさ・シリアスさの、ちょうど中間の作品。
----, Live at Leeds
 *曲数の増えたリマスター盤は嬉しかったですねえ。LP盤の2億倍ぐらいよかったです。
----, 1971, Who's Next
 *無敵の「ババ・オライリー」で始まり最強の「無法の世界」で終わるという、信じられないような名盤。前者の「サリー、僕の手をとって」(Sally, take my hand.)という一節に登場する少女Sallyは、Oasisの「怒りを込めて振り返るな」(Don't Look back in anger)に登場する「サリーは待つことなんかできない……もう遅すぎると知っているから」(Sally can't wait. ...She knows it's too late.)のSallyと時を隔てた同一人物ではないのか。
----, 1974, Quadrophenia
 *ぼくのfavoriteはこれ。あまりにも激しく、脆く、切なく、美しい青春の残像。「ロック」とは、もし存在するとすればこのレコードのことであり、さもなくば存在しない。 映画(邦題『さらば青春の光』)も好きです。
----, Odds and Sods
----, The Who by Numbers
----, Who's Last
 *悲壮感漂う最後のライブツアー(その後も金儲けのための再結成は何度もありますが(^^))。特にロジャー・ダルトリーが疲れてて、涙を誘います。でも「僕を見て、僕を感じて」(See me, feel me)が終わった後に彼が観客に向かって"Yourselves!"と叫ぶ瞬間は、本当にファンとともにあった唯一のロック・バンドであるThe Whoのすべてを凝縮していると思う。
 


◆Hank Williams, 1987, Let's Turn Back The Years Volume 7



◆XTC



◆The Yellow Monkey, 1996, Triad Years act1
----, 1997, Sicks
 *実はかなり好きです。(^^)「和製ロック」「歌謡ロック」にコミックをふりかけた集大成。やっぱり「楽園」がベスト・トラックかな。ボーカルの吉井氏はきれいな顔してるよなあ。ああいう顔に生まれたかった、なんて久々に思ったりした。ちなみに他の日本人では、解散したX-JAPANのベースの人が美形!だったと思う。
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----, 2000, 8
 *「ハチ」というアルバム。これは実際、ザ・イエロー・モンキーの到達点で、ここまできてしまったら、活動休止するしかない、というほどのできばえ。前作までに比べてもはるかに濃密に、吉井和哉氏のむせかえるほどに圧倒的な恋愛モードが全編に炸裂する、いまどき珍しい、いや、実はロックの歴史上にも珍しい(『デレク・アンド・ドミノズ』をも超える)ピュアな恋愛アルバムではないだろうか。すべての曲が完璧で、しかも流れがしっかりとあるので一曲を抜き出すのは難しいが、あえて選べば僕は「太陽と海とサンシャイン」。


◆Yes,



◆頭脳警察, 頭脳警察セカンド
 *冒頭のカッティングの異様なかっこよさはなんだったんでしょう。いつ聴いてもほとんど信じ難く新鮮な名盤です。
----, 頭脳警察III
 *前作より大作風になり、音も厚くなってますが、鋭さは後退したかな。でもラストの「光輝く少女よ」ですべて許す。
----, 誕生