2023
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07
ご案内
現在、明治学院歴史資料館を中心に井深梶之助日記翻刻プロジェクトが進行中である。出 版と同時にデジタルアーカイブスとしても公開されることになる日記は、今後さまざまな 分野の研究対象として活用されることが予想される。 キリスト教研究所においても同プロジェクトの進展にあわせ、研究成果の共有・発表を行 う機会が増えることになるが、今回その嚆矢として研究シンポジウムを開催し、今後の研究 促進の機会としたい。
開催日時・場所
日時:2023年9月13日(水)14:00~16:30
場所:白金校地 本館9階 92会議室(Zoomで同時開催)
登壇者
1.「井深梶之助のアジア観」渡辺祐子(研究所所員)
朝鮮半島や中国のキリスト教教育家たちとも親しく交流した井深だが、彼は中国はじめ 東アジアをどのように見ていたのだろうか。資料そのものは断片的にしか残っていない が、それらを手掛かりに井深のアジア観を考察する。
2.「基督教教育同盟会会長としての井深梶之助」辻直人(研究所協力研究員)
明治学院二代目総理としてだけでなく、基督教教育同盟会の初代会長としても活躍した 井深梶之助。どのような働きをしたのか、その役割の意義について考察する。
3.「文明と公会主義:英文日記にみる井深梶之助のキリスト教理解」植木献(研究所所員)
井深は外遊に際して英文日記を多く書いている。そこには彼独自のキリスト教理解と信 仰的理由があるのではないか。英文日記を書くことの意義を外遊の目的とあわせて明ら かにしたい。
お申込み締切:2023年9月13日 11時