2019
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講演紹介
今回の講演では、後期バロック時代から古典派時代までのドイツ語を歌詞とするレチタティーヴォをテーマとして取り上げます。
レチタティーヴォは、いかに言葉のアクセントの強弱が重要か、それを解説するとともに、レチタティーヴォに取り組むとき、どのようにアプローチするのか――その具体的な方法を、名歌手ショッホ先生が実際にその美声で歌って示す予定です。
(英語による講演)
講師紹介
クヌート・ショホ(Knut Schoch)
北ドイツを代表するテノール歌手。バッハやヘンデルの宗教曲を主なレパートリーとし、特に受難曲の福音史家歌手として不動の地位を確立。CPOやナクソスなど各社レーベルで100点以上のCD録音にソリストとして参加している。ハンブルク音楽院教授。
加藤拓未
音楽学者。博士(芸術学)。専門はJ.S.バッハを中心とするドイツ宗教音楽史。NHK-FM「古楽の楽しみ」(朝6:00~6:55放送)に案内役としてレギュラー出演中。著作に『バッハ・キーワード事典』(春秋社)、『バッハ・古楽・チェロ:アンナー・ビルスマは語る』(アルテス)などがある。