明治学院大学キリスト教研究所

イベントEvent

2016

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白金文学文化研究プロジェクト公開研究会  「レクチャーコンサート アイリッシュ・ハープの歴史と音楽」

開催概要

日 時
2016年10月1日 14:00 〜 16:00 (開場13:30)
講 師
寺本圭佑
会 場
明治学院大学白金校舎アートホール
主 催
明治学院大学キリスト教研究所
参加方法
申込不要・参加無料

 

 

講演紹介

弦楽器の中でも最も長い歴史をもつハープは、旧約聖書のダヴィデが奏でる楽器として描かれてきました。特に11世紀頃に原型が完成したアイリッシュ・ハープはヨーロッパ起源のハープでは最古の部類に入ります。この楽器はアイルランドの国章となり、そのささやくような音色は多くのアイルランド人に親しまれました。
本学創立者ヘボン博士の曽祖父サムエルも、故郷であるアイルランドのベルファストでアイリッシュ・ハープの美しい音色を耳にしていたかもしれません。
しかし、アイリッシュ・ハープは19世紀末に伝統が途絶え、その後1980年代に復興運動がおこるまで、「幻の楽器」として久しく忘れられていました。
本講演では、明治学院での研究生活の体験談を踏まえながら、アイリッシュ・ハープの歴史と音楽についてお話します。後半にはアイリッシュ・ハープのコンサートもあります。
ドーハス、夏の終わりのバラ、ダニー・ボーイ、アイルランドのハープ音楽ほか。

 

講師紹介

寺本圭佑(てらもとけいすけ)
アイリッシュ・ハープ奏者、研究者、教師、製作者。
明治学院大学、および大学院で樋口隆一氏に音楽学を学ぶ。明治学院大学大学院GP外国研究所インターンシップにより、金属弦アイリッシュ・ハープの復興運動を行う国際組織、アイルランド・ヒストリカル・ハープ協会のサマースクールに派遣される。18世紀以前のアイリッシュ・ハープの研究で芸術学博士号を取得。2010年度から2015年度まで明治学院大学文学部芸術学科非常勤講師。全国での演奏、講演、ワークショップ等により金属弦ハープの普及活動に携わる。毎月明治学院記念館での音楽礼拝でアイリッシュ・ハープを演奏している。

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