2024
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ご案内
2017年度から2019年度までの3年間、みなさまのお支えの下、アジア神学セミナーを開催することが出来ました。このセミナーには、牧師、神父などの宗教者の方、神学校の学生さん、キリスト教の信仰や教養を深くお持ちの方々が集い、毎回の講師とともに高度に専門的なテーマについて考える時間を持ちました。セミナーの修了者は、3年間あわせて約50人と、比較的小人数ではありましたが、その方々と共に深い省察の時を持てたことを、私たちはたいへん誇りに感じております。
それに続いて2020年度には、アジアとキリスト教との関係を基本的な地点から確認するための、アジアキリスト教講座の開催を計画しておりましたが、新型コロナウイルス感染拡大防止の必要から、中止を余儀なくされました。楽しみにしてくださっていた方々には、心よりお詫び申し上げます。この新型コロナウイルスの流行は、多くの人に悲しみをもたらし、私たちは、容易に行き来のできない生活を強いられるようになりました。しかしその代わり、オンラインの技が日常化したことにより、居ながらにして遠方の方のお話を伺うことができるようになったのは、大きな喜びでありました。私たちは、このメリットを活かし、2021年度には、日本各地の専門家のお話に接することができる一連の講義を歴史・文化に焦点を絞り、全8回にわたって「アジアキリスト教歴史文化講義シリーズ」として開催いたしました。
2021年度からはテーマの範囲を歴史・文化からさらに神学まで拡大した「アジアキリスト教講義シリーズ」として、全10回構成にて開催しました。東アジアについて、キリスト教について、また歴史や文化、神学について関心をお持ちの方が参加しました。
このような伝統をベースにして2024年からは本格的に春学期10回秋学期10回、全20回の「アジアキリスト教講座」を開催いたします。
お申込みは各学期毎となります。お申込み方法につきましては下記をご参照ください。
豪華な講師陣による一連の講義に、どうぞご期待ください。
講義スケジュール
開催場所:明治学院大学 白金校地 本館4階 1456教室 ※第9回はチャペルで開催となります。
開催時間:18:40~20:10
参加費:資料代として各回500円を頂戴いたします(各学期10回を通しでお申込みいただける場合、割引がございます。詳細はこのページ下部のお申込みフォームをご参照ください)
【春学期】
※対面形式で開催し、オンライン配信のご参加はございません。 都合により、講師のみオンライン登壇となる回は下記のとおりです。
回数 | 日にち | 分野 | 登壇 形態 | テーマ・講師 |
第1回 | 5/7 | 歴史 | 対面 | 近現代韓国におけるキリスト教の明暗
徐正敏(明治学院大学教授、キリスト教研究所所員) |
第2回 | 5/14 | 歴史 | オンライン | 宣教師が見た中国社会
渡辺祐子(東北学院大学国際学部教授) |
第3回 | 5/21 | 歴史 | オンライン | 台湾キリスト教の多様性と特殊性
髙井ヘラー由紀(台湾南神学院助理教授、キリスト教研究所協力研究員 |
第4回 | 5/28 | 思想・文化 | 対面 | 日本の国学とキリスト教受容
嶋田彩司(明治学院大学教授、キリスト教研究所所員) |
第5回 | 6/4 | 思想・文化 | 対面 | 永井隆「長崎の鐘」の功罪
篠崎美生子(明治学院大学教授、キリスト教研究所所員) |
第6回 | 6/11 | 思想・文化 | オンライン | 遠藤周作とキリスト教
増田斎(京都ノートルダム女子大学・神戸女学院大学非常勤講師、キリスト教研究所協力研究員) |
第7回 | 6/18 | 思想・文化 | 対面 | アジア神学の課題としての身体
植木献(明治学院大学准教授、キリスト教研究所所員) |
第8回 | 6/25 | 西洋との交流 | 対面 | 近現代日本のユダヤ教理解
高木久夫(明治学院大学准教授、キリスト教研究所所員) |
第9回 | 7/2 | 西洋との交流 | 対面
(チャペル) |
「宗教音楽比較」 ~仏教とキリスト教~
長谷川美保(明治学院オルガニスト、キリスト教研究所協力研究員) |
第10回 | 7/9 | 西洋との交流 | 対面 | アジアの視点から聖書を読む
永野茂洋(明治学院大学非常勤講師) |
申込方法
お問い合わせ先
明治学院大学キリスト教研究所
TEL:03-5421-5210 FAX:03-5421-5214
E-MAIL:kiriken@chr.meijigakuin.ac.jp