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かながわ国際交流財団 国連関連国際人材育成セミナー
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神奈川県内の15才〜20才の青少年を対象とした国際問題入門セミナー。模擬国連形式を取り入れて、国際社会の現状や国際連合の役割について学習します。
今回のセミナーでは、「国連と先住民族」について考えます。近代国家の成立の際にそれ以前からその地に存在する先住民族は国家に一方的に組み込まれてしまいました。先住民族は国家を形成しておらず、政府との間で利害関係が一致しない問題も生じています。こうした状況を国連の場ではどのように扱ってきたのか、模擬国連の手法を用いて様々なアクターの立場から考えてみます。
今回は名古屋で開催される「生物多様性条約締約国会議」の関連会議へ参加するため来日する先住民族のゲストもお呼びして、私たちが「多様性」を保ちながら一緒に平和に暮らすためにはどうしていくべきか、考えてみましょう。
1.日程:[1日目]2010年10月31日(日) [2日目]11月6日(土)
ただし、1日目の講演会部分だけの聴講も可能。特に年齢等の対象はなく、どなた でもご参加いただけます。 その場合も申込先(かながわ国際交流財団)にお名前、所属(あれば)、連絡先(電 話番号等)、講師への質問などをお知らせください。
[第1日目・勉強会(講演会、模擬国連について)]
・オリエンテーション、川崎市平和館見学
(1) 講演「国連と非国家集団とを考える」
・武者小路公秀氏(元国連大学副学長)
(2) 講演「国連と先住民族〜COP10と先住民族」
・Gam Shimrayさん(アジア先住民族連盟事務局長補佐、ナガ民族出身)
【解説】 木村真希子さん(明治学院大学国際平和研究所助手、市民外交センター副代表)
(3) 模擬国連の進め方
「国連先住民族の権利宣言」の成立過程を題材に。事前配布予定の“Background
Guide”にもとづいて解説。
[第2日目・模擬国連会議]
・模擬国連の体験:
先住民族の自治権等国内で課題を抱える国家と国連での議論。主に「先住民族の権利に関する国際連合宣言」
14条の教育をめぐる議論を中心にバーチャルな会議を設定 して、議論をしていきます。?
・振り返り:
多文化共生を進める中で、多様性の尊重はいかにして可能かを考える。国家間の交渉とNGOの役割など「国連」
の多面性を理解していくとともに、当事者の意思がいかに反映されるのか検討していきます。
2.会 場:川崎市平和館 http://www.city.kawasaki.jp/25/25heiwa/home/heiwa.htm
3.対 象:1日目の講演会部分だけの聴講も可能。特に年齢等の対象はなく、どなた でもご参加いただけます。 その場合も申込先(かながわ国際交流財団)にお名前、所属(あれば)、連絡先(電 話番号等)、講師への質問などをお知らせください。
4.申込方法:かながわ国際交流財団のホームページ http://www.k-i-a.or.jp/info/UN2010.html から 「参加申込書」をダウンロードして、必要事項を記入の上、tabunka■k-i-a.or.jp (■を@に変 えてお使いください)へお送りください。
5.参加費: 無料
6.主 催:(財)かながわ国際交流財団・多文化共生・協働推進課 (電話045-896-2896) http://www.k-i-a.or.jp/
共 催:明治学院大学国際平和研究所[講演会]
協 力:川崎市平和館、日本模擬国連
後 援:(財)日本国際連合協会