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日本におけるエネルギー政策の構造的問題 〜今こそパラダイム転換を

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HEROES, TRAITORS AND SURVIVORS:
KOREAN “KAMIKAZE” PILOTS AND THE GHOSTS OF COLONIALISM
IN CONTEMPORARY KOREA AND JAPAN

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日時:2012年 3月28日(水)18 時00分〜20時00分
場所:明治学院大学 横浜校舎8号館会議室

http://www.meijigakuin.ac.jp/access/

講師:Tessa Morris-Suzuki氏
(The Australian National University 教授)

「英雄、非国民、生き残り―
朝鮮人「神風」操縦士と現代韓国と日本における植民地主義の亡霊 」

 本報告は、日本軍特攻隊となった朝鮮人操縦士の物語に焦点を当てながら、韓国と日本において競合する戦争の記憶を検討する。
 最近韓国では、朝鮮人特攻兵が論争の中心に据えられるようになった。多くの韓国人は、朝鮮人特攻兵を日本の植民地政策の「協力者」であり、民族独立闘争を裏切った非国民と見なしている一方で、特攻兵の遺族の中にはこのようなイメージに疑問を抱き、朝鮮人特攻兵は植民地支配の支持者ではなく犠牲者であったと論じている者もいる。日本においても、最近の大衆文化における朝鮮人特攻兵の描写には様々な対立するイメージが示されている。例えば、2001年に上映された『ホタル』という映画では、朝鮮人特攻兵の金山が心の底では真の朝鮮愛国者だった人物として描かれている。ところが2007年に公開された『俺は、君のためにこそ死ににいく』[東京都知事石原慎太郎が脚本を書き、共同監督も担当している]では、名前の同じ朝鮮人特攻隊員金山が、部隊に完全に統合された一員として描かれ、植民地支配の「良い」面を表すシンボルになっている。
 時間の経過とともに、“英雄”から“協力者”を、また“愛国者”から“非国民”を隔てる境界に挑戦し、それを複雑化することが可能になっていく。本稿は、朝鮮人特攻隊生存者の戦争記憶に参照しながら、植民地主義と戦争の経験の記憶とカテゴリー化をめぐる複雑さの一部を究明する。

参加費 :無料

主催:明治学院大学国際平和研究所(PRIME)
E-mail: prime@prime.meijigakuin.ac.jp
TEL:03-5421-5652 FAX: 03-5421-5653
http://www.meijigakuin.ac.jp/~prime/

以上


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