日本近代音楽館レクチャーコンサートシリーズVII 松平頼則再考―遺された資料にみる創作の軌跡

開催日 2018年12月15日(土)
時間 14:00開演(13:30開場)
会場 明治学院大学白金キャンパス アートホール
主催 遠山一行記念日本近代音楽館
お話 松平頼暁.................作曲家
平石博一.................作曲家
沼野雄司(聞き手)...音楽学
演奏 井上郷子.............ピアノ
是澤 悠.............オーボエ
曲目 ◎日本民謡のスタイルによる子供のためのやさしいピアノ曲 (1969)
◎Ré 壱越 「呂旋法によるピアノのための3つの即興曲」 (1987/91)から
◎la 黄鐘 「律旋法によるピアノのための3つの即興曲」 (1987/91)から
◎オーボエのための蘇莫者 (1970)
◎短歌による二つの前奏曲 ピアノ・ソロ
◎ミニ・ヴァリアシオン (1990) ピアノ・ソロ
◎ピアノのための運動 雅楽の旋律線による (1999)

[レクチャーコンサートによせて]
画家デ・クーニングは「過去が現在に影響を与えるのではなく、現在が過去に影響を与えるのだ」と言っている。この言葉をもう少し進めると、我々は過去を創ることが出来る、ということになる。「回顧展」というものは、過去を創るための材料を提供する場になる。今、平石博一さんと私は松平頼則の遺稿の整理を行なっている。それは頼則が一時趣味にしていた昆虫の、傷んだ翅や脱け落ちた触角、折れた肢から種を同定する作業に似ている。そこにはクモの肢や単なるゴミも混ざっている。平石さんの明晰な記憶によって作業はかなり進んだ。今回は整理の結果発見された作品や、余り演奏の機会の多くなかった作品に注目した。皆様が「過去を創る」作業のお手伝いをしたいと思う。(松平頼暁)

ちらし ちらし

お問い合わせ先

入場無料 要予約 11月19日(月)から受付開始
東京コンサーツ TEL 03-3200-9755(平日10:00-18:00)  /  FAX 03-3200-9882

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