日本近代音楽館レクチャーコンサートシリーズXIII あのとき、ハーモニカがあった

開催日 2024年12月7日(土)
時間 14:00開演(13:30開場)
会場 明治学院大学白金キャンパス アートホール
主催 遠山一行記念日本近代音楽館
講演 ハーモニカ誕生から200年、日本のハーモニカその時々     岡 本 吉 生
内容

ハーモニカはおよそ200年前、ウィーンで誕生しました。日本に御目見えしたのは、およそ60年後の明治19年前後のこと。百貨店の前身ともいえる勧工場の舶来品などを扱う店がはじまりでした。少し遅れて銀座の十字屋もドイツから輸入したものを「西洋横笛」というネーミングで店頭に並べます。
大正時代には社会の自由な空気を呼吸し、ラジオやレコードの出現も追い風となって、ハーモニカは音楽に目覚めた人々の楽器としても手にされ、他の楽器を凌ぐ爆発的な人気を誇りました。独奏はもちろん、全国の大学や職場などで300ものハーモニカ合奏団が生まれます。
その後、大衆楽器の雄として昭和の時代へ、ハーモニカとハーモニカ音楽はますますの広がりを見せることになります。小学校の音楽の現場でハーモニカを中心とするリード合奏が盛んになったのもこの頃でした。
今回はそうしたハーモニカの歴史と、歴史を織りなす様々なエピソードを演奏や朗読を交えてご紹介し、日本近代音楽の傍流史としてのハーモニカの姿、果たした役割などを明らかにしてみたいと思います。 (岡本吉生)

朗読

近藤宏一の詩「ぼくらの風」 ハンセン病療養所のハーモニカ演奏活動
                         助 川 哲 也  (朗読・お話)

出演

岡本吉生(お話・演奏・指揮)
水野隆元(複音ハーモニカ独奏)
和谷泰扶(クロマティックハーモニカ独奏)
八連符+(小アンサンブル)
愛川ハーモニカアンサンブル(大アンサンブル)
助川哲也(お話・朗読)、岡本吉生(ハーモニカ)

【コンサート曲目】
◎梁田貞作曲、佐藤秀廊編曲 「城ヶ島の雨」による幻想曲
◎西澤健一作曲 蔦の門 
---------------------------------------------------- 水野隆元

池辺晋一郎作曲 ハーモニカは笑い、そして沸騰する 
---------- 和谷泰扶

ビゼー作曲、山形智美編曲 カルメン第一幕への前奏曲 闘牛士
ミーチャム作曲、山形智美編曲 アメリカン・パトロール
------------- 八連符+

古関裕而作曲、山形智美編曲 栄冠は君に輝く
竹内直子編曲 山田耕筰メドレー
スメタナ作曲、竹内直子編曲、山形智美補作「モルダウ」より
              
--------- 相川ハーモニカアンサンブル、岡本吉生指揮
ほか

入場無料 要予約 (当日券はありません) 【満席になりました】
未就学児のご入場はご遠慮ください。

お問い合わせ先

ご予約は、東京コンサーツ TEL 03-3200-9755(平日10:00-18:00) FAX 03-3200-9882 またはPeatix(下記URL)にて承ります。

関連リンク

https://lectureconcertseries2024.peatix.com
ちらし (PDF/1.3 MB)

Back