2004年度法科大学院1月入試(A日程)の最終選考方法および結果について

 明治学院大学法科大学院教授会準備会では、書類選考を通過した486名の合格者のうちA日程試験日に受験した411名を対象に、全員に、小論文試験、面接試験(グループディスカッションの方法を採用)、また、二年制希望の受験生は、これに加えて、憲法、民法、刑法の筆記試験を実施しました。その結果に基づき、最終選考を行いました。
 
1 最終選考に際して採用した方法の概要は次の通りです。
  (1)受験生を適性試験の相対順位により五段階に分けたうえで、各段階毎に小論文の得点基準を設定し、この基準を満たした者を対象として、面接の結果をも加味して総合判定を行い、順次、合格者を出して行きました。(2)適性試験の信頼性については、現時点では、なお留保が必要であることを考慮し、適性試験の成績にかかわらず、合格枠の一、二割程度の範囲で、法学既修者認定試験の結果、三科目の法律科目試験の結果が良好な者を対象として、面接の結果をも加味して総合判定を行い、順次、合格者を出して行きました。
 
2 このようにして決定された合格者のうち、(1)の基準のみを満たした者については、三年制コースへの入学を認めました。さらに、(2)の基準に達している者については、二年制コースへの入学を認めました。結果として、73名の方を合格とし、このうち14名の方については、二年制コースへの入学を認めました。
 
3 合格者中、法学部の出身者は41名、他学部の出身者は32名、在学生は16名、就業経験のある社会人は39名でした。明治学院大学の出身者は7名でした。 

4 適性試験受験者全体における各受験生の相対順位(受験生の順位/当該適性試験の有資格受験生総数)に即した合格率を示しておきますと、相対順位が上位10%以内の方は約58%、10%から20%の方は約14%、20%以下の方は約4%でした。

2004年1月21日
明治学院大学法科大学院教授会準備会