合格者事前講義のお知らせ(1月実施)

あけましておめでとうございます。

1月23日(日)、午後1時-4時半に、明治学院大学法科大学院の桂坂校舎の一階講義室において、法律を学んだことがない人のために、入学前の予備的なレクチャーを実施します。法律を勉強したことがない人を対象にしたレクチャーです。

内容は、①民法編 民法の概観と入学前の勉強方法、②刑法編 刑法の概観と入学前の準備の勉強方法の二つです。

法科大学院の授業は、プロの道具としての法律を学ぶことに主眼がおかれますので、学部と異なり、授業密度も濃く、限られた時間でこれをこなすためどうしても授業進度も速くならざるをえません。従って、まったくの初心者には、授業について行くだけでも、最初のうちは、やはりそれなりに大変です。このような事情から、事前に多少とも学んでいる内容についての予備知識があると、その分だけ楽になると考え、入学前のこの時期に、事前のレクチャーの機会を設けることにいたしました(2004年に明治学院大学法科大学院生に実施したアンケートでも、このようなレクチャーがあったらよかったと回答する者が多かった)。

当日は、とくに、民法系の科目と刑法系の科目が修得までに時間がかかり、初心者がとりわけ苦労することから、この二科目に絞って、入学前の勉強の仕方についてレクチャーする予定です。まったくの初心者が対象ですから、法学入門的な話を兼ね、民法、刑法以外の日本の法制度の基本的な仕組みについても話が及ぶことになるでしょう。  なお、入学すると、すぐに、各法分野についてのオリエンテーションがあります。その時点では、オリエンテーションといっても、皆さんは、各先生方の内容の濃い、かなり立ち入った話に接することになります。

今回のレクチャーは義務的なものではありませんから、出席は自由です。4月からの講義も、このレクチャーに出たことを前提にして、行うことはありません(そのような取り扱いは法科大学院制度の趣旨に反することになります)。それでも、上記の趣旨に鑑み、法学部以外の出身の方は、できるだけ都合をつけて、出席するようにしてください。法学部出身者の方には、釈迦に説法のような話になりますから、出席しなくともとくに困ることはないと思いますが、受講したいと考える方は、出席してもかまいません。

明治学院大学大学院法務職研究科長
京 藤 哲 久