2)教員採用試験を受けるにはどうしたらよいか
b)願書提出
提出書類を遺漏なく期限内に提出あるいは郵送する。提出書類は,各都道府県・市によって異なる。
3)どのような試験科目があるか
4)どのようにして採用が決まるか
5)どのような対策をするとよいか
問題集の数であるが,最初は,できるだけ少な目にする方が無難。
沢山の問題集に手を付けると辟易する。
全体をほぼ網羅したものを1冊,「最低5回ぐらい」きちんと取り組む方が効率的。
余裕がでてきたら買い足そう。
書店で実際に眺めてみて,自分に合ったものを買おう。
まずは,教員採用試験に合格した先輩,現役教師,中・高の恩師などをたずね, 最近の傾向をできる限り聞き出そう。 都道府県の教育委員会,教育事務所などに電話を掛け, 今年度の結果,来年度の採用状況についても聞いてみよう。
ところで,情報収集の際に,気を付けなければならないことがある。 それは,必ずしも情報というものは,正確ではないということ。 情報は,その伝播の経路において絶えず歪曲される危険性がある。 情報は事実そのものではなく,それを受信し,発信する人の解釈が必ず入り込むものである。 採用試験が近づき,焦ってくると,この情報の中に隠されている間違いを見抜けなることが多い。
情報を沢山集めることは重要であるが,それを取捨選択するだけの余裕は欲しい。
ちなみに「復元問題」も試験場で出された問題そのものではない。
試験会場の外での聞き取り調査の賜である。
焦っていると,「復元問題」が本当に出た問題と感じてしまう。
1)専門教養,教職教養をどうしたらよいか
十分に時間を掛けるとは,最初から答え・解説と首っ引きで,内容を理解し,問題のパターンを覚えていくという方法。 ただし,注意しなければならないのは,答え・解説をあまり鵜呑みにしないこと。 もしかしたら誤植で「大嘘」を覚えるといった羽目になることもある。 聞き取り調査だし,答えはアルバイトに作らせているといった話もある。 答え・解説がおかしいと思ったら,徹底的に調べること。
そして,調べたことは,問題集の片隅にわかるように整理し,メモしておくこと。 この場合,簡単な内容のまとめがついている問題集を使うとよい。 まとめのところに,どんどん内容を追加すると,「私だけの参考書」になる。
1回目の期間の目安だが,残り期間の半分くらいを掛けてやるとよい。 2回目からが真剣勝負。 2回目は,答えを見ずに実際に解けるかどうかトライしてみよう。 もし間違ったら,赤ペンなどで自分なりの目印を付けておくとよい。 1回目の間違いは○,2回目の間違いは◎,3回目の間違いは●という風にすると便利。 便利さ加減はやってみるとよく分かる。 3,4回目は間違ったところを重点的にみる。 3,4回目でも間違うようであったら,ポストイットを貼って強調しておこう。 ただし,何度も間違うからといって,あまりにくだらない問題に取り組むのは止めよう。
更に,間違えやすい内容,頻出内容を自分なりにチェックできるような方法を開発しておくと, 試験場でのギリギリの再チェックに有効。
では,どうすべきか。 一般教養で出される問題は,問題の種類で言えば,時事的な話題が多い。 有効な対策は,「新聞」に目を通したり,ニュース番組などをみたりすることではないか。 面白いなあと思ったことを切り抜いたり,疑問に思ったことを少し調べたりすれば, 一般教養に関しては思った以上の実力がつくと思う。
一般教養では,時事的な話題の他に, 高等学校1年くらいまでに学習するようなことも多く出されている。 例えば,数学,理科,家庭科などの内容である。 中学・高校の時に使っていた教科書などにも目を少し通しておくとよいだろう。 就職用の一般教養の問題集も役に立つかもしれない。
1)論旨を作るためにはどうしたらよいか
でも,書き癖を付けるだけではなかなか向上しない。 その場合は,他人の考えのよい部分をどんどん吸収すること。 論作文で自分なりの意見を書くことは重要である。 しかし,これも時と場合による。 例えば,時間的余裕がない場合,自分なりの意見がまとまらない場合には, 他人の意見によいものがあれば,それに乗っかって論作文を書くのも一つの手。 世の中の文章のほとんどは,何らかの形で他人の文章を真似ているのは言うまでもない。 あまりオリジナリィティーにこだわらない方がよい。
具体的には,どこから取り入れたらよいか。
新聞,雑誌,専門書などから取り入れるのがよいだろう。
関連する意見及び内容を,新聞,雑誌の投書欄,解説欄などから集めるのも手である。
テーマに関する専門書を読むのも手である。
2)論旨をうまく組み立てるためにはどうしたらよいか
このような評価基準の場合,できる限りより良い文章に常に触れておくことしかない。 論作文を書いたら,批評会を開き,意見を交換するというのも効果的。 というのも,文章の欠陥は,自分自身にはなかなか良くわからないからである。 批評会を開くことで,自分には見えない自分自身の欠陥が良くわかるようになる。 批評会が無理なら,本学教職課程の教員に添削を仰ぐのもよいかもしれない。
要するに,物事すべて自分が中心で回っていると思うことが大事。
いわゆる唯我独尊状態?!
「口撃」は随分姑息な手段なので,正々堂々と戦いたい人はやめよう。
そうはいっても,友人がいたら話し込んでしまうのが常かな?!
適性検査,集団討論などはその影響の一事例である。 集団討論では,話す中身も大事だが,討論の中でどのような役割を担っているかにも目を向けている。 このような場合,全体の動きを,よい意味でも,悪い意味でも阻害する人は目立つ。 発言は,大きな声で,みんなを説得するように,冷静に端的に行うことが大事。 間違っても,感情的になってはいけない。 感情的になった時点で,おしまいである。
何度発言できるかわからないが,いつ当たってもよいように,論の展開にだけは気を付けておこう。 集団討論,集団面接の際に,発言の順番が自由であれば,最初に発言するように心がけよう。 最初に発言することで,教職への熱意を試験官にアピールすることができる。 試験官は,皆さんがどのくらい教職に興味を持っているか,を判断しようとしている。 最初に発言すれば,恐らく積極性が高いと評価されるはずである。 しかし,最初に「くだらない」発言をしたら,何もかもおしまい。 誰も言えないような素晴らしい意見を述べる必要がある。 そうなると,後に発言する人は,あまりの発言の素晴らしさに驚嘆し,何も言えなくなる。 絶句してしまう。うまく行けば自然に・・・・。
先手必勝,これも良く考えたら姑息な手段である。
正々堂々と戦いたい人は,一番最後に誰もが言えないような素晴らしい意見を述べよう。
でも無理だね。
1)私学教員になる。それにはどうしたらよいか
2)小学校教員になる。それにはどうしたらよいか
本学では,どう転んでも,小学校の教員免許状は取得できない。
3)大学院に進学する。それにはどうしたらよいか