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これまでの作品


    

(新しいものから順に記載しています。2004年8月10日現在)

著書   編著   論文   短文   書評    座談会・対談など   翻訳   学会発表など

【著書】

4. 2004b 『図解雑学 ジェンダー』ナツメ社、近刊予定
3. 2004a 『〈恋愛結婚〉は何をもたらしたか――性道徳と優生思想の百年間』ちくま新書、2004.8.10、240頁
2. 1998 『性現象論――差異とセクシュアリティの社会学』勁草書房、序文iv頁・本文344頁、文献表・索引26頁、1998.9.10
1. 1997 『データ解読 現代のセクシュアリティ (性科学ハンドブック 4)』(財)日本性教育協会、p.82、1997.10.25 


『〈恋愛結婚〉は何をもたらしたか――性道徳と優生思想の百年間』(ちくま新書、本体720円、2004年8月10日刊)


《正誤表》
             【誤】                   【正】
34頁最終行  「妹カルノミコを兄オホイラツメが……」 → 「妹オホイラツメを兄カルノミコが……」
35頁8行目  「兄のオホイラツメが……」 → 「兄のカルノミコが……」
47頁8行目  「包容」   →    「抱擁」
93頁1行目  「叔父」   →    「従兄」

★『性現象論――差異とセクシュアリティの社会学』(勁草書房、本体3400円、1998年9月10日刊、2002年10月第三刷)

《目次》
フェミニズム――未踏の理論/闘争のために
【序】
序章 性現象論に何ができるか
【T】
第1章 〈性的差異〉の現象学――差異・時間・倫理のプログラム
第2章 〈解放〉への遡行――フランスMLFとセクシュアリティの問題
第3章 ジェンダーとセクシュアリティ
第4章 ジェンダーの困難――ポストモダニズムと〈ジェンダー〉の概念
【U】
第5章 女という迷路――性・身体・母性のスクランブル
第6章 ジェンダーと摂食障害――探求のためのノート
第7章 〈性の商品化〉をめぐるノート
【V】
第8章 フェミニズムをフェミニズムから〈解放〉するために
終章 フェミニズムを半分だけ離れて――名づけ・応答・享受
謝辞
参考文献
索引 

 基本的に論文集ですので、下の業績一覧のなかに、各章に対応する初出論文が見つかります。ただし、序章、第4章、第7章などはかなり加筆・修正しています。第1章、第6章も、註を増やしてあります。その他も細かく書き直しています。

 第一刷にかんする正誤表:

              【誤】         【正】
83頁8行目      「思考的立場」 → 「思想的立場」   
158頁9行目     「バッシング」 → 「パッシング」
246頁13行目(表) 「資本制市」 → 「資本制市場」
  同          「性=努力」 → 「性=労働力」
251頁23行目    「売春」 → 「買春」
261頁14行目    「言葉の」 → 「言葉を」

特に、「性=努力」というのは凄いですよね。。。考え込んでしまう読者もいるかもしれません。
再校ではちゃんとしていたのに、どこで何が起きたのでしょうか。(; ;)
至急、正誤表を入れてもらうことにしましたが、すでに本屋にまわった分については、どうしようもないとのことでした。
これから注文を受ける分からは正誤表が入りますし、めでたく増刷になれば、校正することができます。

というわけで、1999年8月25日付でようやく第二刷が出ました。幾多の誤植もほぼ直っているようです。
2002年10月にめでたく第三刷が出ました。残っていた誤植や書き間違いも修正しましたが、なぜか初版の刊行年が「1996年」と誤植されてしまいました。


【編著書】

 3. 1993c 『フェミニズム・コレクション III 理論』勁草書房、p.450、1993.12.20
 2. 1993b 『フェミニズム・コレクション II 身体・性・母性』勁草書房、p.400、1993.11.20
 1. 1993a 加藤秀一・坂本佳鶴惠・瀬地山角(共編著)『フェミニズム・コレクション I 制度と達成』勁草書房、p.400、1993.8.30

 *II の解説論文(「論文」の項参照および)以下の各項目の「解題」(各10〜15枚)を執筆。
  I  「中絶と女性の権利」、「家庭科共修」
  II  「性暴力をめぐる言説の闘争」、「売買春の構図」、「綺麗になるということ」、「〈母性〉を見直す」、「〈セクシュアリティ〉を超えて」
  III 「フェミニスト批評」、「日本の女性解放思想」


【論文】

27. 2002c 「ジェンダーの二〇世紀」
       『岩波講座 二〇世紀の定義 8 <マイナー>の声』岩波書店、2002.10.16、pp.223-257(約50枚)、人物略伝、読書案内

26. 2002a 「ジェンダー論から見た精神保健福祉」
       『精神保健福祉学講座』医学書院(約60枚+α)

25. 2001c 「フェミニズムを古びさせるのは誰か?」
       『大航海』39号、新書館、2001.7.15(約25枚)

24. 2001b 「身体を所有しない奴隷 ―― 自己決定権の擁護」
       『思想』2001年第3号、No.922、2001.3.5、pp.108-135

23. 2001a 「構築主義と身体の臨界」
       上野千鶴子編『構築主義とは何か』勁草書房、2001.2.20、pp.159-188

22. 2000a  「性暴力の「力」はどこからくるのか ―― セクシュアリティと権力をめぐる断章」
       『武蔵野美術』No.115(2000年冬)、武蔵野美術大学、2000.1.15、pp.22-27(約25枚)

21. 1998   「フェミニズムを半分だけ離れて ―― 名づけ・応答・享受」
       『思想』4月号(No.886)、岩波書店、1998.4.5、pp.195-222(約100枚)

20. 1997b  「愛せよ、産めよ、より高き種族のために ―― 一夫一婦制と人種改良の政治学」
       大庭健・鐘ヶ江晴彦・長谷川真理子・山崎カヲル・山崎勉編『シリーズ【性を考える】 3 共同態』専修大学出版局、1997.10.14、pp.201-253(約90枚)

19. 1997b  「現代青少年の性意識を通してみるジェンダー関係」
       『性科学ハンドブック(3) 若者の性はいま…… 青少年の性行動第4回調査』財団法人 日本性教育協会、1997.   、pp.51-68

18. 1997a  「ジェンダー論になにができるか」
       奥村隆編『社会学になにができるか』八千代出版、1997.4.10、pp.155-198

17. 1996b  「『女性の自己決定権の擁護』再論」
       江原由美子(編)『フェミニズムの主張2 生殖技術とジェンダー』勁草書房、1996.9.20、pp.119-160(約60枚) *14.に関する補足解説。

16. 1996a  「女性の自己決定権の擁護」
       江原由美子(編)『フェミニズムの主張3 生殖技術とジェンダー』勁草書房、1996.9.20、pp.41-79(約85枚)  *5.を加筆・修正の上、再録したもの。

15. 1995b  「〈ジェンダー〉の困難――ポストモダニズムとジェンダーの概念」
       井上俊・上野千鶴子・大澤真幸・見田宗介・吉見俊也(編)『岩波講座現代社会学11 ジェンダーの社会学』岩波書店、1995.11.2、p.189-208(約42枚)

14. 1995a  「〈性の商品化〉をめぐるノート」
       江原由美子(編)『フェミニズムの主張2 性の商品化』勁草書房、1995.5.20、pp.233-278(約90枚)

13. 1994c  「『風の谷のナウシカ』試論――〈追憶〉と死者たち」
       『季刊 窓』第22号、pp.180-195、1994.12.15 (約46枚)

12. 1994b  「ジェンダーとセクシュアリティ」
       庄司興吉・矢澤修二郎(編)『知とモダニティの社会学』東京大学出版会、1994.5.15、pp.161-184(約60枚)

11. 1994a  「性現象論の輪郭――『ジェンダーとセクシュアリティ』に関するノート」
       『Socially』1993年度号、明治学院大学社会学・社会福祉学会、1994.3.31、pp.99-103(約20枚)

10. 1993c  「〈女〉という迷路」
       加藤秀一・坂本佳鶴惠・瀬地山角(編)『フェミニズム・コレクション II』勁草書房、1993.11.20、pp.363-390(約55枚)

9. 1993b  「子宮に抗する社会」
       『創文』1993年11月号、1993.11.1、pp.11-14(約12枚)

8. 1993a  「ジェンダーと摂食障害(1)」
       『明治学院論叢』第514号「社会学・社会福祉学研究」第90号、1993.3、pp.251-270(約45枚)

7. 1992   「生殖する権力――ジェンダー・主体・新しい優生学」
        『現代思想』1992年1月号、青土社、1992.1.1、pp.69-79(約50枚)

6. 1991c  「フェミニズムをフェミニズムから〈解放〉するために」
        『季刊・窓』第9号、窓社、1991.9.20、pp.89-104(約50枚)

5. 1991b  「女性の自己決定権の擁護――リプロダクティヴ・フリーダムのために」
        『ソシオロゴス』第15号、東京大学大学院社会学研究科ソシオロゴス編集委員会、1991.7.20、pp.14-33(約85枚)

4. 1991a  「リプロダクティヴ・フリーダムと選択的中絶」
        『年報社会学論集』第4号、関東社会学会機関誌編集委員会、1991.6、pp.1-12(約48枚)

3. 1990b  「〈解放〉への遡行――フランスMLFとセクシュアリティの問題」
        『女性学年報』第11号、日本女性学研究会女性学年報編集委員会、1990.11.4、pp.19-27(約40枚)

2. 1990a  「〈性的差異〉の現象学――差異・時間・倫理のプログラム」
       『ソシオロゴス』第14号、東京大学大学院社会学研究科ソシオロゴス編集委員会、1990.7.20、pp.88-106(約75枚)

1. 1989   「〈女性解放運動〉の現象学――身体・ことば・運動」
        東京大学大学院社会学研究科Aコース修士論文(400字詰原稿用紙換算約396枚)、1989.3.31



【短文・コラム】

13. 2002c 項目「セックス」、大澤真幸・河本英夫・永井均・中嶋義道編『哲学の木』講談社 

12. 2002b 「本質主義と構築主義」
       『アエラムック ジェンダーがわかる。』朝日新聞社

11. 2001  連載「ニュース診断」、『助産婦雑誌』医学書院

9. 2000d コラム「属性差別からの解放」 、樺山紘一編『新・社会人の基礎知識101』新書館

8. 2000c コラム「ジェンダーとフェミニズム運動」 、樺山紘一編『新・社会人の基礎知識101』新書館

7. 2000b 「許されないこととは何か」、『ひとの権利』関西学院大学

6. 2000a  コラム「ゲイ」、大澤真幸編『社会学33の知』新書館

5. 1997   項目「性と社会」、『現代性科学・性教育事典』小学館

4. 1995   「フェミニズムの第二世代」、『時事ニュース1996』時事通信社

3. 1993c  「女流」
      川本隆史・須藤訓任・水谷雅彦・鷲田清一(編)『叢書《エチカ》2 マイクロ・エシックス――小銭で払う倫理学』、昭和堂、1993.9.30、pp.82-85

2. 1993b 「昨日の交通事故」
      川本隆史・須藤訓任・水谷雅彦・鷲田清一(編)『叢書《エチカ》2 マイクロ・エシックス――小銭で払う倫理学』、昭和堂、1993.9.30、pp.58-61

1. 1993a 「イリイチ」
      『別冊宝島176号 わかりたいあなたのための社会学・入門』宝島社、1993.5.9、p.251


【書評】

1. 1990  書評:織田元子『システム論とフェミニズム』勁草書房、『週間読書人』

2. 1992- 連載「ブックアリーナ」、『季刊窓』第11号〜21号、窓社

 1) 曽根富美子『親なるもの 断崖』宙出版(11号)
 2) 川喜多八潮『〈日常性〉のゆくえ――宮崎アニメを読む』JICC出版局(12号)
 3) 中島梓『コミュニケーション不全症候群』筑摩書房(13号)
 4) ジョン・オニール『語り合う身体』紀伊國屋書店(14号)
 5) 正木鞆彦『バス車掌の時代』現代書館 (15号)
 6) ロンダ・シービンガー『科学史から消された女性たち』工作舎 (16号)
 7) フィリス・チェスラー『代理母』平凡社 (17号)
 8) キャサリン・A・マッキノン『フェミニズムと表現の自由』明石書店 (18号)
 9) 切通理作『怪獣使いと少年――ウルトラマンの作家たち』宝島社 (19号)
10) 渡部直己『日本近代文学と〈差別〉』太田出版 (21号)

3. 1993 書評:中島梓『コミュニケーション不全症候群』筑摩書房、『明治学院大学社会学部附属研究所年報』
4. 1994 書評:ロバート・コンネル著『ジェンダーと権力』三交社 、『週間読書人』1994年2月18日号
5. 1994 書評:平野広朗『アンチ・ヘテロセクシズム』現代書館 、『週間読書人』
6. 1995 書評:キャサリン・マッキノン『ポルノグラフィー』明石書店 、『週間読書人』
7. 1996 書評:伏見憲明編『クィア・パラダイス』 、『性教育研究月報』(財)日本性教育協会

8. 1997 「追悼 藤子・F・不二雄」 、『へるめす』岩波書店 
9. 1998 書評:クィア・スタディーズ編集委員会編『クィア・スタディーズ'97』 、『性教育研究月報』(財)日本性教育協会 
10.1999a 書評:蔦森樹編『はじめて語るメンズリブ批評』東京書籍、『沖縄タイムズ』
11.1999b 書評:蔦森樹編『はじめて語るメンズリブ批評』東京書籍、『北海道新聞』
12.2000a 書評:西川祐子・荻野美穂編『共同研究・男性論』人文書院、『図書新聞』
13.2000b 書評:切通理作『地球はウルトラマンの星』ソニー・マガジンズ 、『東京新聞』2000年5月21日

 『社会学評論』の書評論文「橋爪大三郎『性愛論』について」もあった。が、手元に見あたらない。

14.2001a 書評:夏目房之介『マンガ世界戦略――カモネギ化するかマンガ産業』小学館、『東京新聞』
15.2001b 書評:荻野美穂『中絶論争とアメリカ社会――身体をめぐる戦争』岩波書店、『図書新聞』
16.2001c アンケート「2001年下半期の収穫」、『図書新聞』

17.2002a 書評:森岡正博『生命学に何ができるか』勁草書房、『週間読書人』
18.2002b アンケート「2002年上半期の収穫」、『図書新聞』
19.2003a 書評:武田徹『「核」論』勁草書房、『東京新聞』
20.2003b 書評:竹村和子『愛について』岩波書店、『図書新聞』
21.2003c 書評:ベティ・フリーダン『ビヨンド・ジェンダー』、『週間読書人』
22.2004a 書評:ナンシー・フレイザー『中断された正義』御茶ノ水書房、『週間読書人』


【座談会・対談・インタビュー記事など】

1. 1993 座談会「フェミニズムの危機をめぐって」(出席者:加藤秀一・坂本佳鶴惠・瀬地山角)、『週間読書人』第2012号、1993.12.3(約28枚)

2.紹介記事「フェミニズムの第二世代」朝日新聞夕刊

3.インタビュー『アエラ』朝日新聞社

4. インタビュー『産経新聞朝刊』

5. 1996 対談「脳死問題をめぐって」(市野川容孝・加藤秀一)、『Socially』明治学院大学社会学社会福祉学会

6. 1996 対談「女性の自己決定権」(柘植あづみ・加藤秀一)、『インパクション』

7. 2000 インタビュー、伏見憲明『性の倫理学』朝日新聞社

8. 2000 座談会「21世紀のセクシュアリティ」、『性教育月報』日本性教育協会
 
……他にも『週刊金曜日』とか『朝日新聞』のインタビューとかあった。

【翻訳】

1. 1992 市野川容孝・加藤秀一(共訳)、ピーター・シンガー「ドイツで沈黙させられたことについて」
     『みすず』374号、1992.5.15、pp.34-41、および375号、1992.6.15、pp.41-49
 

【学会発表】

1. 1989 「性と時間:再-生産批判試論」(1989年度日本社会学会大会)

2. 1991 「生殖技術の現在――バース・コントロールから生殖技術へ」(1991年度日本社会学会大会)

3. 1991 「〈性的差異〉の現象学U」(1991年度現象学社会科学会大会)

4. 1995 「青少年の性行動を通してみるジェンダー・ギャップ」(日本性研究会議)

5.1996      関東社会学会

6.1999a「性暴力の『力』はどこから来るのか――ジェンダーとセクシュアリティの交錯する場所をめぐって」
     (第51回 日本教育社会学会 課題研究Vパネラー)

7.1999b「性暴力の『力』はどこから来るのか」改稿
     日本現象学会

8. 1999c「フェミニズムをフェミニズムから〈解放〉するために」
     (これは学会ではありません。京都大学学園祭シンポジウム。岡真理氏との対談形式。)

9. 2003a 日本ジェンダー学会大会 シンポジウム

10.2003b 日本社会学会大会 シンポジウム


【研究・教育歴】

 河合塾小論文課講師
 明治学院大学専任講師
 明治学院大学助教授
 カリフォルニア大学バークレイ校客員研究員
 明治学院大学教授
 学習院大学非常勤講師
 千葉大学非常勤講師
 お茶の水女子大学(大学院)非常勤講師
 徳島大学非常勤講師
 東京大学非常勤講師
 お茶の水女子大学(大学院)非常勤講師

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