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消費情報環境法学科の取組-環境法関連インターンシップ

磯崎博司


 

 学内GP企画の第二は、上記科目の前後段階の科目として「フィールドワーク」と「インターンシップ」という実体験科目を新設することであった。国連大学連携科目の運営に関係していた諸機関と個々に協議を行い、「フィールドワーク」と「インターンシップ」科目の設置可能性、その運営可能性につき検討した。試行的に、関連団体の担当者を2年次科目にゲストスピーカーとして招待し、各団体の活動状況や実体験の重要性について話してもらう機会も設け、設置の可能性を探った。
 これらの準備調整の上に、最終的に関連団体の協力が得られ、また、学部および教務係の了承も受け、「フィールドワーク」科目が正規科目として2007年度秋学期から開設された。初年度は、10名を超える受講希望者があり、関連団体から提供された国内外のプログラムに参加登録が行われた。また、その延長上に、同様の学外組織からの支援協力の下に「インターンシップ」も2008年度に開設することができた。なお、「インターンシップ」の設置にあたっては、消費者法分野の先生方が企画調整の末作り上げた書式や規則を準用させていただいた。

 「フィールドワーク」については、その後も、関連団体からの支援協力を受けて、毎年、受講生は、それぞれ各自に立案企画して、国外も含め多様な場所を訪れ(メコンウォッチプログラムでラオス、JICAプログラムでマレーシア、ILOプログラムでベトナム、FANプログラムで北海道各地など)、実地体験を積み重ねてきている。一方、環境分野の「インターンシップ」については、2008年度、2009年度ともに、受講希望は複数提出されたものの、残念ながら、いずれも受け入れ先団体の採用選考に受け入れられなかったため、受講者としての登録はなかった。今後も、学内科目を補う意味で、実地体験科目である「フィールドワーク」と「インターンシップ」が活用されることを望む。