素粒子物理学は物理学の中においても特に高エネルギー領域における現象を対象とするものであり、物質や重力についてのより深い理論的枠組みを与えるだけでなく、将来の加速器実験や宇宙観測においても興味深い予言をもたらすものです。
本研究室においては特に自然界において存在する物質や重力を弦の振動から生じるものとして捉え、初期宇宙などの超高エネルギー領域の物理をも対象とする弦理論について数理物理的な側面から取り組みを行っています。
学生の皆さんとは多くの場合「情報処理」という「問題を解決するためのヒント」の一つの講義を共にします。
情報処理研究室における専門は高エネルギー実験の情報科学への適用で、現在、ドイツのハンブルグにある ZEUS というギリシャ神話の大神の名前がついた実験で共同研究をしています。
天文化学は天文学と化学の境界領域にある分野で、宇宙空間に存在する星間分子や塵(スターダスト)の構造や反応過程を調べることにより宇宙における物質の進化と輪廻の機構を解明していく研究分野です。
そして、その研究の手法として用いているのが計算科学です。コンピュータを用いたさまざまな数値シミュレーションを行うことによって宇宙の物質に関わる謎を解明しようとしています。
専門分野
素粒子物理学・数理物理学
ksakai-AT-law.meijigakuin.ac.jp
専門分野
天文化学・計算科学
juntaka-AT-law.meijigakuin.ac.jp
日常生活で目にする様々な自然現象や、我々の生活を支えている科学技術の背後にある自然界の法則について学ぶ。多くの具体例を通じて生活の中に見出される謎や物事の仕組みを物理学の観点から解き明かし、 根源にある法則の理解を目指す。身近な自然現象や科学技術にまつわる物理学の学習を通じて現代社会を生きる上で役立つ基本的な科学的素養を身につける。
各実験題目について、配布テキストを用いて物理学実験の基礎となる原理を学び、実際に実験・観測を行う。実験結果をまとめてレポートを作成することにより論理的な思考力と表現力を深める。春学期は「波」を キーワードとして主に水面波、光の波(電磁波)、音の波に関する実験を行いながら古典物理学の各分野について幅広く学ぶ。秋学期は主に物質の性質や極微の世界の物理学に関わる実験を行いながら現代物理学の基礎とその応用について学ぶ。
コンピュータを用いた情報処理の概論について講義を行う。情報処理とは、人間の知的活動そのものであるが、現代の情報量をうまくまとめて必要な時に取り出して利用するにはコンピュータの使用が不可欠である。 コンピュータを用いた情報処理の方法と手段を簡単な例を用いながら学ぶ。
基本的なコンピュータの操作法の修得を目的とする。コンピュータを使用する際には、その動作原理や背後にある危険性などについても学ぶ事が必要となる。講義ではコンピュータやそのネットワークの基本的な仕組みに ついて学習し、実際の操作を通じてアプリケーションソフトの使い方の基礎を学ぶ。
コンピュータ利用に関する初歩的な知識と技術を前提としてアプリケーションプログラムの1つである表計算の使用方法を修得することを目的とする。コンピュータを利用するにあたっての約束事(データのどのように 入力するか、データをどのように加工するか、結果をどのように表現するか)を簡単な例を用い、実際にパソコンを操作しながら学ぶ。
コンピュータを用いた情報処理を行なうためにはアプリケーションプログラムが必要である。プログラムの基本的仕組み((1)出力、(2)計算、(3)入力、(4)条件判定、(5)繰り返し)の理解を前提として、 プログラミング言語 Java によるアプリケーションプログラムの作成を行う。