大学院

2016年度の担当教授と講義内容

博士前期課程

演習Ⅲ
LEVY Jacques H.
【講義概要(春・秋学期)】物語、フィクションや文体の問題を論述の対象にした、最も重要とされているいくつかの論文を丁寧に読んでいく。同時に、近年、言語学、ナラトロジーや文芸批評においてどのような傾向や議論が見届けられるのか、幅広く紹介していく。
演習Ⅳ
石川 美子
【講義概要(春・秋学期)】ロラン・バルトの人生と作品を概観したあと、『ロラン・バルトによるロラン・バルト』(1975年)を細かく読んでゆく。バルトの文章を読解することに終始するのではなく、自伝、人称代名詞、断章形式といった文学的問題などについての考察もおこなってゆく。使用するテクストは、Roland Barthes par Roland Barthes, coll.Points-Essaisである。
演習Ⅴ
湯沢 英彦
【講義概要(春・秋学期)】Marc Jimmez, L'esthétique contemporaine, Klincksieck, 2004 を用いて、現代において美術作品を論じるときに必要な、基礎的な「美学」の諸概念について理解してゆく。ただし参加者の興味関心や研究課題に応じて、授業テーマは柔軟に変更してゆく。
演習Ⅶ
慎改 康之
【講義概要(春・秋学期)】Michel Foucault, La peinture de Manetを講読する。
特殊研究Ⅰ
長谷 泰
【講義概要(春・秋学期)】本授業を大学院での通常の講義や参加者各人の専門的研究の枠をはずれた場にしたい。よって特別のテーマやテクストを前もって与えることはしない。参加者の読みたい、知りたいテクスト(文学にかぎらない)を一つか二つ、徹底的に読みこなし、しかも速読のコツを会得し、そこから、たとえ各自の専門分野外のテクスト、テーマであっても自己の土俵に引きいれて、各自の準備している論文の思考材料に接続しうるだけの応用・発想力を養うための実践的な場にしたい。要するに、基本的な読む力の養成(それがなければ、テクストに即した新たな視点や論点もおのずと発想されてくることはない)、医学なら基礎医学にあたるものがこの授業の内容である。
特殊研究Ⅲ
有田 英也
【講義概要(春・秋学期)】アフガニスタン生まれの映画監督・作家アティーク・ラヒーミーのゴンクール賞受賞作『悲しみを聴く石』を原書で講読する。週に5~6ページ進み、読み取ったことをそのつど議論する。
特殊研究Ⅴ
西岡 芳彦
【講義概要(春・秋学期)】アラン・コルバンの博士論文を読みます。Alain Corbin, Archaïsme et modernité en Limousin au XIXe siècle(1845-1880),Paris, Éditions Marcel Rivière et Cie, 1975.
特殊研究Ⅵ
岩切 正一郎
【講義概要(秋学期に2コマ続き)】散文詩のジャンルを制定したボードレールの『パリの憂愁』(Le Spleen de Paris)に収められたテクストを、最近の研究動向を踏まえて分析し解釈する。
特殊研究Ⅷ
巌谷 國士
【講義概要(春・秋学期)】シュルレアリスムの歴史的・国際的・遊戯的研究。シュルレアリスムについて、またシュルレアリスムとかかわりのあるさまざまな時代と地域の文学・美術・文化・生活について、できるだけ多角的に自由に研究する。参加者が問題を提起し、それをもとに講義と談話をおこなう。授業時間以外にも、必要な場合には講演やシンポジウムへの参加、美術館・博物館・図書館の見学、映画・演劇の観賞、遊歩・小旅行などを試み、広い視野と理解力・類推力・構想力の獲得をめざす。今年度の一応のテーマは「旅」「自然」「女性」「科学」などとする。