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勇気が出た日を逃さない!笑顔の理由。

2023.02.28

「一歩、踏み出せて良かった」そう笑顔で語る藤生紅瑠美さん(社会学部社会福祉学科3年)。子どもと関わるボランティア活動に取り組みたい強い意欲はありましたが、大学入学とほぼ同時に直面し、長期化したコロナ禍。オンライン授業も続き、理想として描いていたキャンパスライフとのギャップに思い悩むこともあったそうです。長いと思っていた大学生活もあっという間に折り返しの3年生。ふと大学のポータルサイトを見ていて目に飛び込んできた「1Day」の募集に勇気を持って申し込みました。

藤生 紅瑠美 社会学部 社会福祉学科 3年 児童教育研究会に所属し、ゼミは児童福祉を専攻。食に関心があり、最近のマイブームはInstagramで見つけた美味しそうな料理に挑戦すること。特技はお味噌汁づくりで、好きな食べ物は母の作る夏野菜カレー。

元々児童福祉分野に興味があったこと、塾の先生からの紹介もあって、明治学院大学の社会福祉学科を進学先に選びました。入学後はコロナ禍でしたが、入学前から考えていた「児童教育研究会」へ入部したり、初めて髪を染めてみたり…大学生だからこそできることを楽しみたい!と思っていました。

そんな中で、コロナもなかなか収まらず。

友人とも思い描いていた大学生活と違うよね…と愚痴をこぼすことも多かったです。でも、「児童教育研究会」では、1ヶ月に1度程度ですが、オンライン上で子どもたちと交流することが出来たり、アルバイトをお弁当屋さんで始めたり、活動に制限はありましたが、楽しみを見つけることもできました。

子どもと関わるということは入学後にできたのですね!

オンラインでの活動もとても楽しかったです。画面越しにオンラインで出来るゲームや絵しりとりをして、喜んでくれたのは嬉しくて!でも、やはり対面での活動への想いはありました。そんな時に、横浜校舎近隣の小学校の遠足に同行する「1 Day for Others」を見つけました。実は私、新しいことに挑戦することは苦手で…。過去に、参加してみたいプログラムはあったのですが、勇気が出ずに申込をしていませんでした。このプログラムは見つけたときに既に定員に達しており「キャンセル待ち」で申込みました。「キャンセル待ち」だったので軽い気持ちで申込めたことも今思うと良かったのかもしれません(笑)。

そのキャンセルが繰り上がって。

参加ができることになりました。遠足の前日は、子どもの頃以来の遠足だったので、私が「ワクワク」してしまいなかなか寝付けず、何故か子どもの頃に習っていたソーラン節を踊ってから布団に入るくらい、テンションが上がっていました(笑)当日は、子どもたちに危険が及ばないように見守りながら同行する学校の先生をサポートするボランティアをしました。思っていたより体力勝負の内容で、気も張りましたが、自分のことをたくさん話してくれる子やいろいろ質問してくれる子、少し照れて様子を伺っている子…子どもたちの個性に圧倒されながらもとても楽しい時間でした。

その後「子ども」をキーワードに関連領域の1Dayプログラムに多く参加いただいています。

初めて参加した遠足がとても楽しく、学びになったので、自分の学科の学びにもつながる児童福祉に関わるプログラムは予定が合えば積極的に参加しています。1Dayのいいところは、同じ興味関心のある参加者(明学生)にも出会えるところ。ボランティアに取り組んで、新たな友達もできました。

その他に印象に残っているプログラムはありますか。

とっとの芽という、戸塚にある子育て支援拠点での「1Day」です。その中で、子ども達の周りには多くの人が繫がっていることに気づきました。育児は家の中だけで完結しようとしがちですが、地域の中で悩みや不安を聞いてくれる施設があり、そこがいろいろな家族に向けて多様なプログラムを提供していることは、辛い思いを抱かれている方の大きなサポートになると感じました。そのようなサポートの場があることを知れたことは、自分の将来のためにもなりますし、友人にも伝えていきたいと思いました。

社会福祉学科での学びにも繋がっていそうですね。

3年生になってから履修した「家庭福祉論」に通じるものがありました。家族という自分の中の固定観念に向き合う授業で、血縁だけではないさまざまな家族のかたちがあることを学びましたが、「とっとの芽」というフィールドに出たことで授業の理解が深まったと感じています。私は福祉の考え方がすごく好きで、「やってあげる」ではなく「同じ目線で考えること」が福祉の考え方と捉えています。現在、就職活動中で福祉の道に進むかは未定ですが、違う業界に進んだとしても福祉のスピリットを持った社会人になりたいです。

最後に今後、1Dayに参加する学生にメッセージをお願いします。

初めてのことに挑戦するのは、何かと勇気がいることだと思います。ただ、少しでもボランティア・ボランティアの内容に関心がある方は、勇気が出た日を逃さず、挑戦して欲しいと思います。

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