研究所について

国際学部付属研究所とは

所長挨拶

Oiwa Keinosuke

 

  国際学部付属研究所 所長  大岩 圭之助

ご挨拶

本年度、国際学部付属研究所の所長をさせていただくことになりました。どうぞ、よろしくお願いいたします。

「国際」とは英語で「インターナショナル」ですが、昨今、この言葉が「グローバル」という言葉の勢いに押されて、居心地悪そうにしているように見えてなりません。もともと「地球的である」ことを意味する「グローバル」という言葉なのですが、経済や科学技術のグローバル化が進むにつれて、ぼくたちの故郷であるいのちの星、地球はいよいよぼくたちの心からも体からも離れていくようです。「グローバル」は争いのない平和な惑星という意味をではなく、巨大企業が利益最大化のために自由に活動できる均質な世界市場という意味を表す言葉に成り下がったのです。その市場で活躍する「グローバル人材の育成」こそが大学の使命であるといった倒錯した思い込みが、ぼくたちの足元にまでひたひたと浸透してきています。

そこでぼくはわが学部の名前である「国際」という言葉にもう一度立ち返ってみたいと思うのです。それは「国というエゴをいかにして超えるか」という問いから、世界の平和や安寧を模索するという意味の言葉だったはずです。「国際」の「際」とは「きわ」であり、「境界」です。国と国との間は、今では国境という「線」で人為的に区切られていますが、国境の両側に広がる地域の人々には、国の論理を超えた豊かな草の根文化交流の長い歴史があります。その視点から見れば、境界とは単なる分断をではなく、分離を超えて共に生きる「コンヴィヴィアル」な関係性を育てる場所でもありうる。文化の「際」や、地域と地域との「間」に注目し、そこから世界を見ていこうとする態度が、ぼくたちの学部の中に受け継がれてきたのだとぼくは思いたいのです。

世界は今、グローバル化時代の終焉という大きな曲がり角に来ていると、ぼくには思えます。そんな時に、いつの間にかグローバル化して、大地やコミュニティから遊離し、「トポス(場所性)」を見失って根無し草となっている自分たち自身の頭と心を、再び着地させ、着床させるための「脱グローバル化」が必要なのではないでしょうか。そうした知的な営みの場として、国際学部付属研究所が大いに活用されることを期待しています。

大岩圭之助(辻信一)

沿革

1986年 横浜市戸塚区の横浜キャンパスに国際学部が新設される
1989年11月15日 国際学部の付属として設立される

設立の趣旨・目的

国際学部付属研究所は国際学に関する学際的な共同研究ならびに個人研究を誘発し、これらを実施、推進するために創立された。

研究所の主な活動としては、以下があげられる。
 (1) 共同研究プロジェクトの促進
 (2) シンポジウム、セミナー、フォーラム、講演会の開催
 (3) 研究成果の公表と教育へのフィードバック
 (4) データベースの構築
 (5) 公開講座の企画
従来の学問領域の区分を超えた「国際学」の構築を目指し、共同研究の拠点として所員のあるいは研究員の利用に供せられている。

組 織

所長 大岩 圭之助 (OIWA Keinosuke)
主任 重冨 真一 (SHIGETOMI Shinichi)
運営委員 野口 久美子(NOGUCHI Kumiko)、林 公則(HAYASHI Kiminori)
孫 占坤(SUN Zhan Kun)、森本 泉(MORIMOTO Izumi)
所員 34名

スタッフ

・籠橋 悦子 (KAGOHASHI Etsuko)
・今村 真紀 (IMAMURA Maki)
・村田 祐子 (MURATA Yuko)

連絡先・アクセス

連絡先

明治学院大学 国際学部付属研究所
〒244-8539
横浜市戸塚区上倉田町1518(横浜キャンパス 8号館2階)

TEL:045-863-2267(開室時間:平日9時30分~17時)
FAX:045-863-2272
E-Mail:iism @ k.meijigakuin.ac.jp

アクセス

JR戸塚駅東口バスターミナル8番乗り場より、江ノ電バス「明治学院大学南門」行きに乗り
「明治学院大学南門(終点)」にて下車 (乗車約7分) → 詳細はコチラ