「全日本学生フランス語プレゼンテーション大会2023」に参加して

浅尾 梨沙子

フランス文学科4年生

私は2023年12月に行われた「全日本学生フランス語プレゼンテーション大会」に参加いたしました。話せたらカッコイイよなあ。そんな軽率な理由で始めたフランス語。かっこよく話すためには発音が大切!という持論から、先生に直接、個人で指導していただきたい、という理由でこの大会への参加を決めました。明治学院にはフランス語を話す練習をする授業が充実していますが、教室には20人ほどの学生がいます。一対一なんてまたとないチャンスで、参加すれば4年間の集大成にもなると考えました。

 テーマは自由に決められます。私は学生時代に接客業のアルバイトをしていましたが、向いていないと感じていました。お客様の言動に疑問を覚えることが多かったからです。客が上で店員が下、そんな風潮もうないと思っていたけど、実際働いてみるとそう感じる経験も少なくありません。それがフランスに中期留学をした際に、日本と全く違うフランスの店員と客、また人と人との関わり方を目の当たりにして、これだ!とスッキリした気持ちになった経験から、日本とフランスの礼儀正しさをテーマにプレゼンをすることに決めました。

 テーマを決めたら原稿を考え、練習を始めます。原稿を考えている段階からたくさんの仏文科の先生方がサポート、アドバイスをしてくださいました。フランス語関係なく、プレゼンの学びにも繋がったと感じます。ネイティブのフランス人の先生が主に発音やアクセントの指導をしてくださいました。日本人には違いが分かりづらい発音の小さな違いをどうしたら自然に聞こえるか、マンツーマンで指導していただくことでたくさんの新たな発見がありました。

結果は2位。とても嬉しかったです。数カ月間の頑張りはもちろん、この4年間が認められたような思いでした。当日は全国の大学から集まってきた13人の学生たちのプレゼンを聞き、同じフランス語を学ぶ仲間としてお互いを励ましあう、とても温かい雰囲気でした。同じように頑張っている大学生と出会えたのも大きな喜びで、心から参加してよかったと感じています。

日本の大学はとても自由です。勉強するもしないも個人の自由、何に時間を使っても許されるのが日本の大学生だと私は思っています。だからこそ大学生活が終わって振り返ったとき、充実していたと思いたくて私はフランス語を勉強してきました。もし同じようにフランス語を勉強している方がいたら、ぜひこの大会に参加してみてください!きっと素敵な経験になるはずです。

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