在学生

「全日本学生フランス語プレゼンテーション大会2024」に参加して

木村 悠登

フランス文学科4年生

私は2024年11月に京都外国語大学で開催された「第6回全日本学生フランス語プレゼンテーション大会」に参加させていただきました。

まず、私がフランス語プレゼンテーション大会に参加したきっかけについてお話しします。4年生になり本格的に就職活動が始まった頃、現段階では厳しくても、今まで大学で学んだフランス語を将来、仕事で活かしたいと思い始めました。そんな時、フランス語プレゼンテーション大会があることを知りました。現時点での自分のフランス語力を知りたい、そしてこの経験は必ず将来の自分のためになると考え、すぐに応募しました。

プレゼンテーションのテーマは自由に決めることができます。私は「日本人とフランス人に間における、交通ルールに対する考え方の違い」というテーマを選択しました。私は4年生の8月に1か月間フランスのアンジェに留学したのですが、アンジェで多くの人々が赤信号なのにも関わらず、堂々と横断歩道を渡っている姿に衝撃を受けました。交通ルールに対する考え方が日本人とフランス人との間で異なっている点が興味深いと感じ、留学中にこのテーマでプレゼンテーションをしようと決めました。

プレゼンテーション大会までの期間は、フランス文学科の先生方が個人指導してくださいます。このような機会は大学生活の中では滅多になく、とても貴重な機会です。先生方のご指導を通して、今まで知らなかったフランス語の単語や表現を身に付けることができました。


私は今回のプレゼンテーション大会で入賞することはできませんでしたが、フランス語の抑揚の付け方や発音など、他に参加した方々から学ぶことがたくさんあり、多くの刺激を受けました。入賞することができなかったことに対しては、私がプレゼンテーション大会の準備を始めるタイミングなども含め、非常に悔しい気持ちがあります。しかしそれ以上に、プレゼンテーション大会に参加したことで多くのことを学び、何よりも人前で外国語を用いてプレゼンテーションをするという、私の人生においても極めて貴重な経験をさせていただいたことに感謝と喜びの気持ちでいっぱいです。そしてこの大会での経験と悔しさは、この先フランス語学習を続けるための原動力になると確信しています。

フランス語プレゼンテーションに参加して、損することは1つもありません!むしろ自分のためになることばかりです。そしてこれは全ての人が経験できることではありません。だからこそ、この貴重な経験を学生のうちにして大学生活をより充実したものにしてほしいと心から願います。ぜひ挑戦してみてください!

インタビュー一覧へ戻る