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シンポジューム

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日時:2019年3月30日(土)13:30~17:30

■場所:明治大学/駿河台 研究棟4階第2会議室

テーマ:軍事技術と現代資本主義

シンポジスト 
渋井康弘 (名城大学教授)
キーノート・スピーチ

井上弘基 (機械振興協会研究員)
DARPA 軍民両用技術が寄与する米国軍産学の際限なき増強循環

藤田 実(桜美林大学教授) 
戦後日本資本主義における軍需の民需化と軍需の民需化


参考文献:『季刊 経済理論第55巻3号』(2018年10月)



日時:2018年3月24日(土)13:30~17:30

共催:独占研究会,国際経済研究会関東部会

共通テーマ「21世紀覇権システムの行方」


第1報告:瀬戸岡紘(駒沢大学・名)
「さしせまる破局,それをどう受け止めるか
―トランプ時代=戦後70余年の蓄積成果のリセット局面を見つめる―」

第2報告:溝口由己(新潟大学)
「未完の中華経済圏-中国覇権強化の行方」
参考文献
第11章 中国のグローバル・システムへの移行とその問題点
板垣文夫・岩田勝雄・瀬戸岡紘編『グローバル時代の貿易と投資(桜井書店、2003年)

==報告の出版物==
溝口由己編著『格差で読み解くグローバル経済』(ミネルバ書房,2018年4月刊行予定)




2017年3月25日(土)PM1:30~5:30

統一テーマ:トランプ大統領の登場とアメリカ資本主義
 
司会:後藤康夫(福島大学)     

第1報告:矢吹満男(専修大学)
「リーマンショック後の長期停滞とトランプ大統領の登場」
配布資料

第2報告:庄司啓一(城西大学)
「非合法移民問題と『トランプの壁』について」

コメント:涌井秀行(明治学院大学国際学付属研究所名誉所員・前教授)
配布資料     日米株価長期推移URL

場所:専修大学神田校舎1号館13階13A会議室

■日時:2016年3月26日(土)

場所:専修大学神田校舎1号館13階13A会議室
<統一テーマ>
米中のはざまに揺れる韓国,12月例会を受けて
 
 韓国京畿道安山市は,「国境のないまち」町だ。ソウル市南西にあるこの町は,地下鉄で約1時間,人口約70万人の都市だが,市内ウォンゴク洞は住民3万人のうちの約70%が低賃金外国人労働者だ。1980年代に,ソウルなどから3K職場といわれる中小企業の工場が移転(現在の工場の数約4,000)してきた。そこが彼らの職場だ。
 一方で,韓国は経済協力開発機構(OECD)の加盟34カ国の中で,今年も自殺率1位を維持した。15~19歳の2010年の自殺率(人口10万人当たりの自殺者数)は8.3人。青少年の死亡原因のうち自殺が占める割合は2000年の14%から2009年には28%に増え,死因1位となっている。NECAが昨年実施したインターネット調査によると、自殺を図ろうとした経験を持つ青少年は全体の4.44%,自殺を真剣に考えたことがある青少年は18.97%に上った(2012年9月12日(水)18時22分配信 聯合ニュース)。韓国で何が起きているのか。「漢江の奇跡」「四匹の小龍」はどうなったのか。

午前
10:00~11:10 内橋賢吾(横浜国立大・非)
「韓国型経済成長のレギュラシオン分析-対外依存型貿易構造の定着要因に関する
進化論的解釈ー」


11:20~12:30 大津健登(立教大学・非)
「韓国輸出主導型経済の機能不全-『失われた10年』への不安」

(1時間 昼食休憩)
午後
13:30~14:40 佐野孝治(福島大学)
「(仮)ポスト冷戦と韓国資本主義の変容ー米・中・日のはざまで」

14:50~16:10 加藤光一(松山大学)
「東北アジア比較農業構造変動史論ー土地所有転換の現段階と展望」

コメント 涌井秀行(明治学院大学国際付属研究所名誉所員) 
「失われる10年,韓国外生循環構造の帰結」

日時::2015年7月25日(土)午後1時

独占研究会50年・500回記念合同シンポジウム
場 所  明治大学研究棟2階 第9会議室
テーマ 「マルクス経済学と現代資本主義」
(桜井書店,2015年7月刊)

報告1:鶴田満彦(中央大学名誉教授) 
「マルクス経済学と現代資本主義」

報告2:長島誠一 (東京経済大学名誉教授) 
 「独占研究会のフロンティア」

報告3:森岡孝二 (関西大学名誉教授)
 「日本経済を見る眼」
討論者  伊藤 誠(東京大学名誉教授)
会場で、報告要旨(レジメ)と『独占研究会第1回~第500回の記録―報告者とテーマのリスト』(パンフレット)を用意します。

==記念パティー 2015年7月25日(土)===
記念シンポジウム終了後(午後6時予定)
場所  明治大学アカデミーコモン


■日時:2015年3月28日(土曜日)午後1時~6時

場所:専修大学神田校舎1号館8A会議室(8階)
  司会 後藤康夫 (福島大学)

統一テーマ:戦後70年:日本資本主義の構造的危機

第1報告:藤田 実(桜美林大)
      「現代日本の構造的危機分析」

第2報告:中根康裕(大原社会問題研究所)
     (仮)「現代日本の労働問題」  

第3報告:涌井秀行(明治学院大)
    「戦後日本の蓄積基盤,その生成と衰微
     ―都市と農村二つの限界集落―」
www.maff.go.jp/j/study/kome_sys/11/pdf/data1.pdf
http://www.maff.go.jp/j/study/kome_sys/09/pdf/data1.pdf

■日時:2014年3月29日(土)午後1時30分~6時

場 所:専修大学神田校舎1号館8階8A会議室

統一テーマ「山田『分析』と現代資本主義」

司会吉田三千雄
第1報告 中根康裕(大原社会問題研究所嘱託研究員)
「山田盛太郎『日本資本主義分析』の誕生過程と全体構成」

第2報告 二瓶敏(専修大学・名)
「山田『分析』と現代資本主義の再生産構造

司会:原田國雄
第3報告 涌井秀行(明治学院大学)
「山田盛太郎,戦後『日本資本主義分析』の射程―
転換期の日本,『執拗低音』『土着思想』としての土地所有」





 『日本資本主義分析』刊行80周年。1932‐33年に刊行された《日本資本主義発達史講座》に発表の3編の論文をもとに1934(昭和9)年2月20日,岩波書店より刊行された。資本主義発達の歴史叙述を意図したものではなく,副題に〈日本資本主義における再生産過程把握〉とあるように,マルクス再生産論を日本資本主義へ具体化するという方法論をとり,日本資本主義の軍事的半農奴制的な型を析出し,階級対抗の〈必至〉と,型の分解による資本制崩壊の見通しを明らかにした。

■日時:2013年3月30日(土曜日)午後1時30分~6時
統一テーマ:ポスト冷戦20年の基本問題
場 所:専修大学神田校舎1号館8階8A会議室
司 会:藤田 実(桜美林大学)
報 告:
1、原田國雄(和光大学)
 ポスト冷戦世界の「過渡的」性格-資本のNet対応
 アジア対応に焦点を合わせて-

2、関下稔(立命館大学)
3、後藤康夫(福島大学)
 -人類史的過渡期開始をめぐる諸論点-

■日 時:2011年5月21日(土曜日)午後1時30分~6時

テーマ ポスト冷戦20年(第1回) 3月開催のシンポジューム
場 所:専修大学神田校舎1号館8階8A会議室
司 会:吉田三千雄(桜美林大学)、後藤康夫(福島大学)
報告1 アメリカ:瀬戸岡紘(駒澤大学)
「21世紀の恐慌と中間市民層の動向をめぐって―アメリカを中心に―」
 <参考文献> 「戦後資本蓄積過程のひとつの総括としての現下の世界経済恐慌」 (『駒澤大学経済学論集』第41巻第1・2号2010年)
報告2 日 本:涌井秀行(明治学院大)

2010年3月27日(土)1時30分~18時
場 所:明治大学駿河台校舎   アカデミーコモン8階A7・8会議室
統一テーマ「世界経済危機下の日本経済」
報 告:
吉田三千雄「戦後日本の外需依存構造の形成と展開」
藤 田 実 「日本経済の成長構造と内需」
大西勝明 「電機産業・危ういその存立基盤」
コメント:原田国雄 コメント
(参考文献:雑誌「経済」2009年10月号)

       「特集 経済再生 内需型への転換を」)
2009年5月16日(土)基礎科学研究所との合同シンポジューム10:30~17:30
統一テーマ「ポスト冷戦20年の帰結」
場所:専修大学神田校舎1号館8階8A会議室

プログラム:
1 報告 :後藤康夫(福島大学)
「ポスト冷戦20年の世界史的帰結―基本構成と変革主体―」
  コメント:大西広(京都大学)
2 報告 :野口宏(元関西大学)
「サービス革命としてのICT革命」
  コメント:藤田実(桜美林大学)
3 報告 :矢吹満男(専修大学)
「21世紀初頭アメリカ資本主義の構造と循環」
  コメント:新岡智(関東学院大学)

2009年3月28日(土曜日)2009年度シンポジューム午後1時~午後6時
場所:明治大学研究棟4階第2会議室
テーマ:世界経済危機と日本
 1991年からの平成大不況が,一部企業の業績好調とは裏腹に国民には回復感のないまま続き,2008年9月のリーマン・ブラザースの破綻を契機としてはじまった世界大不況へとつながり,国民は完全に打ちのめされている。2000年代後半以降2006年「格差社会」2007年「ネットカフェ難民」2008年「蟹工船」と続く流行語が事態の深刻さを表している。2009年にはおそらく「派遣切り」が流行語になるだろう。事態が深刻なのは,「金の卵」ともてはやされたのは遠い昔のことだったとしても,かつては比較的に恵まれていた若年層の雇用状況が深刻な事態に陥っていることである。15歳から24歳までの若年層のパート・アルバイト・派遣社員など,非正規雇用労働者の割合は46.4% ,二人に一人が不安定な就業状況にある。
 かかる事態は景気の好不況による循環性のものなのであろうか。それとも戦後日本の構造的矛盾に根差したものなのであろうか。我々は後者だと考えている。いや正確には高度「成長」・強蓄積によって覆い隠されていた雇用構造の脆弱性(労働者搾取構造)が,今次の不況をきっかけに表層に表れたのである。パート・アルバイト・出稼ぎ・日雇い・臨時工・季節工・期間工・請負工・社外工・派遣・嘱託など,思いつくままに列挙しただけでも,戦後日本の労働者の複雑な雇用構造,資本賃労働関係が浮かび上がってくる。こうした雇用形態は大・中小・零細のそれぞれの企業の中に織り込まれ,まるでモザイク・タイルのような模様をなし,描かれる雇用の風景は複雑・錯綜したものとなっている。
 資本と賃労働は資本主義社会を構成するふたつの基本的要素である。分析は資本・賃労働の全体にわたっておこなわれて初めて,対象をトータルに把握することが出来る。3月のシンポジュウムは,戦後日本資本主義のメカニズムを資本の面から考察・措定した上で,賃労働の面からも論じようとする試みである。


第1報告:二瓶敏「日本資本主義の現局面」(資本の面から)

第2報告:涌井秀行「戦後日本の『三層格差=系列編成支配』=搾取メカニズムの分析」(賃労働の面から)

第3報告:中根康裕「戦後日本の労働者状態の一断面〜過度労働と過労死・過労自死の視角から〜」(労働から)

2008年7月19日国際シンポジューム(土曜日午後1時30分~6時)
報告 アンドリュー・E・バーシエ(カリフルニア大学)「近代日本の社会科学―丸山真男と宇野弘蔵の射程
コメント1 原田国雄(和光大学)「山田『分析』の評価について」
コメント2 涌井秀行(明治学院大学)丸山真男「執拗低音」としての日本資本主義における土地所有