溝尻 真也

ミゾジリ シンヤ

芸術メディア論コース

担当授業

【学部】メディア・コミュニケーション論序説P/S、芸術メディア論2年次演習2A/2B、芸術メディア論文献講読1A/1B、芸術メディア論3年次演習1、卒論ゼミナール
【大学院】芸術メディア論演習ⅡA/ⅡB、芸術メディア論特殊研究ⅡA/ⅡB

メッセージ

福岡県出身。東京大学大学院学際情報学府博士課程満期退学。専門はメディア論・文化社会学。

高校・大学と7年間放送部に所属し、映像作品やラジオ番組を制作していました。作るだけではなく、見るのも聴くのも大好きでした。特にミュージックビデオのカッコよさに魅了され、大学の卒論でもミュージックビデオの表現技法について分析しました。J-ROCK好きで、いまでも趣味はライブハウス通いです。

大学卒業後は民間企業でも働きましたが、その後大学院に入り、現在に至るまで「日本の音楽ファンはどのようにメディアを楽しんできたか」をテーマに研究を続けてきました。また近年では並行して「趣味としてのDIYの歴史と現状」についても研究中です。

私はメディアを使うことは基本的に楽しいことだと考えています。もちろんメディア利用には負の側面もあることはみなさんご存知の通りです。歴史的に見ればメディアが持つ負の側面はいつの時代にも存在し、また強調されてきました。しかし、それでも私たちがメディアから離れることができないのは、そうした負の側面以上にわれわれを惹きつけてやまない楽しさがメディアにはあるからではないでしょうか。

一方、メディアを使う楽しさはいつの時代も同じわけではありません。人びとがどのような楽しさを求めているか、何を楽しいと感じるかは、当事者を取り巻く状況によって変わります。メディアの楽しさについて考えることは、それぞれの時代・地域・文化の中で、人びとがどのような意識で生活しているかをミクロに考えることでもあり、同時にその楽しさを成立させている社会的条件をマクロに考えることでもあります。

メディアがもたらす身近な楽しさを切り口に、この社会のあり方について真剣に考えるのもまた楽しい学びです。そんな学びの場をみなさんに提供できたらと思っています。

明治学院大学 研究者情報