音楽経験がある人でもない人でも、同じ立ち位置で音楽への可能性を高めてくれる場所だと思っています

藤原 莉子
音楽学コース

明治学院大学芸術学科と今のコースを選んだ理由、魅力的なところを教えてください。

高校生の頃、漠然と音楽に関わる仕事に将来就きたいと考えていて、音楽に関することを学べる大学を探していました。明治学院大学の芸術学科音楽コースをインターネットで調べて、気になっていたのですが、私は楽器を何も弾くことができないどころか、楽譜を読むことも出来ませんでした。そんな時に直接、明治学院大学の職員の方と説明会でお話させていただき、芸術に関わる人をサポートする事などが学べる学科だと教えていただき、大学の教育理念である「do for others」にも共感し、志望しました。

印象に残っている授業などはありますか?

芸術学科は文学部に属しているので、アメリカ文学・フランス文学・イギリス文学を2年生で取っていました。この授業では小説などの文学作品を通して、その作品が何を伝えようとしていたのか、そこにはどんな時代背景でどんな社会的要因が関わっているのか等を、先生やクラスの人と考えます。これらの授業から、目に見えないものを見ようと努力することの大切さを知りました。

研究テーマや興味のあるテーマについて教えてください。

興味のあるテーマは、教育の場における音楽学と多様性の関係性についてです。教育現場で様々なバックグラウンドを持つ子供達の音楽を理解し尊重することは、平等な教育への入り口になりえるのではないかということに注目しています。これらの音楽の可能性を、研究テーマとしてより深めたいと考えています。

学び以外に力を入れていることがあれば教えてください。

私が、専門コースの授業以外で力を入れているのは英語の勉強です。英語は最も苦手な教科だったのですが大学生という自由な時間の中で、苦手なことにチャレンジしてみようと始めました。そうすると自分から進んで学ぶことの楽しさを知りました。今はIELTSの試験に向けて日々勉強しています。また明治学院大学では、外部の英語講座などへの補助金制度等支援制度がいくつもあり、そちらを何度か利用させてもらいました。

今後の目標は何ですか?(卒業後の進路予定など)

今後の目標は、海外で働くことです。音楽学を学ぶ中で今までの自分の常識は、ほかの人からすれば非常識なのかもしれないと強く感じ、またその他人との違いを知ることで新たに学びたいと思うことが増えました。いつまでも学び続けるために、いろいろな価値観を大学卒業後も感じたいなと思っています。

受験生に向けて伝えたいこと

芸術学科音楽学コースでは、自分が興味を持つ音楽に関することを自由に学ぶことが出来ます。「音楽」という大きなくくりの中で、様々な音楽好きが集まっています。音楽経験がある人でもない人でも、同じ立ち位置で音楽への可能性を高めてくれる場所だと思っています。また、1年生の間はコースに分かれず総合的に芸術を学べるので、すぐに音楽コースを選ぶ必要はありません。受験される皆さんの、芸術学科での大学生活に対するイメージが私のメッセージで少しでも具体的になっているとうれしいです。