映像に関する授業を経て、映像に積極的になることの魅力を知りました

内海 元伸
映像芸術学コース

明治学院大学芸術学科と今のコースを選んだ理由、魅力的なところを教えてください。

演劇や映像を学びたいという希望が叶いそうであったという理由でこの大学を選びました。大学で映像の授業を受けるまでは、映像は目を向けて、耳を傾けているだけで、勝手に進んでくれるため、小説などと比べて非常に楽だなと思っていました。しかし、映像に関する授業を経て、一つの映像に対しても様々な要素でアプローチが可能であり、映像に積極的になることの魅力を知りました。そこで四年間をかけて取り組んでみようと思い、映像芸術学コースを選びました。

印象に残っている授業などはありますか?

「映像芸術学特講3B」という授業が非常に楽しいです。この授業は映像系の授業の中では珍しい、実践に取り組むものです。専門的な撮影技術を学ぶわけではありませんが、個人またはグループで映像を製作し、先生と学生で講評し合います。先生も映像製作を生業とされている方で、先生の作品を用いて、製作背景などについて学ぶことができます。作り手側の視点を知ることができる貴重な授業です。

研究テーマや興味のあるテーマについて教えてください。

アメリカン・ニュー・シネマなどの映画運動に興味があります。作品に、製作された当時の社会情勢の影響や、それまでの映画の系譜に対しての新しさが見られる点が魅力的であり、最終的に研究テーマにできらた良いなと考えています。

学び以外に力を入れていることがあれば教えてください。

大学ではほとんど実践がないため、実践ができる環境を外部に探し、取り組んできました。また、2020年度は同じコースであっても学生同士での交流を持つことが厳しい状況であったため、対面授業が増えた2021年度はクラスメイトの考えなどを直接聞くことを意識しています。

今後の目標は何ですか?(卒業後の進路予定など)

大学生のうちに、映画はもちろんのこと、文学などの自身の様々な関心に直感的に向き合い、できる限りを浴びて、蓄えたいです。将来は、映像や文学などに関わりたいと思っていますが、偶然の先で結果的にたどり着く「なにか」も大切にしたいです。

受験生に向けて伝えたいこと

多くの人の大学生活は一度きりだと思います。なので、進学先で「学びたかったものと違かった」となってしまうのは非常に残念です。もちろん、予想できないことも起こるのでその点は仕方がありませんが、調べることができる学科の情報、授業内容、教授の専門分野などは可能な限り調べて、現段階の自分の関心に最も近い学びがどこにあるのかを探すと良いと思います。