好きなことを好きなだけ学べる大学の4年間は、本当に楽しいものになると思います!

山崎 朱理さん
総合芸術学コース

明治学院大学芸術学科と今のコースを選んだ理由、魅力的なところを教えてください。

高校生の頃は、漫画やアニメ、J-POP、美術館にいくことが好きで、進路を決める際、せっかくなら自分の好きなことを学びたいと思い、座学で芸術が学べる場所として明学の芸術学科を選びました。もともと関心の幅が広かったこともあり、ひとつの専門コースに絞らず芸術全般を体系的に捉えたいと考え、2年次からは総合芸術学コースに進みました。 私がこの4年間で得た最も嬉しい成長は、自分の好きなものやその理由を言語化できるだけの感性と知識を身につけられたことです。今までは「なんとなく好き」としか言えなかった作品に対して、「どこがどう良かったのか」や「なぜ好きなのか」を明確に言葉にできるようになり、他分野の芸術同士の関わりや影響についても考えられるようになりました。これは、各専門コースを幅広く履修できる総合芸術学コースだからこそ得られた成長だと感じています。

印象に残っている授業などはありますか?

3年次から4年次にかけて履修していた博物館学芸員課程がとても楽しく、身についたことも多かったです。私はちょうど履修がコロナ禍の時期と重なってしまい、3年次はほぼすべてがオンラインの授業で、実際に博物館に行く機会は例年より少なかったと思います。しかしその分先生方から多くの話を聞くことができ、時には学芸員として実際に美術館・博物館での勤務経験がある先生が、企画した展覧会についての裏話などを教えてくれることもありました。

また4年次の博物館実習では、実習先の学芸員の方や同じ実習生の他大生と実習後もつながる関係を作ることができ、これも私にとってかけがえのない経験になりました。

学び以外に力を入れていることがあれば教えてください。

「気になったらとりあえずやってみる」がモットーなので、その時々で色々なものに手を出してきました。そのなかでも特に力を入れていたのは音楽で、曲を作ったり、MVをつけてYouTubeにアップしたり、路上ライブをしたりしたこともあります。ほかにもwebメディアを始めてみたり、コンテストに応募してみたり、色々と挑戦していました。大学のサークルは、多い時で4、5つを掛け持ちしていました(笑)。

続くかどうかよりも、まずは手を出して実際にやってみることが大切だと思い、いつも行動しています。体験することで見えることがあり、その経験が次に生きてくると思っています。

今後の目標は何ですか?(卒業後の進路予定など)

作品や文献、さらには普段の生活を通して芸術分野に触れ続け、学びを深めていくことです。芸術学科での4年間を通して、私たちが生活する世の中にあるものは、作品と名のつくもの、あるいは一般的には作品とは呼ばれない事物も、芸術学の分野では研究の対象になることを学びました。そういう目で今住んでいる場所を見てみると、いつもの日常が少しだけ豊かになったように感じられます。

私は現在大学4年生で、来春からは一般企業への就職が決まっています。芸術分野に直接的に関わる仕事ではありませんが、私なりに大学で学んだことを生かしていけたらと思っています。

受験生に向けて伝えたいこと

勉強の合間にでも、自分の好きなものや興味のあることを探してみてください。すでに好きな物事がある人でも、今はまだ出会っていないだけで、もっと好きになれる何かがあるかもしれません。本を読む、音楽を聴く、映画を観る、スポーツをする、近所を歩いてみる、自分で何かを作ってみる…。色々なものに手を出してみてください。もちろん受験勉強もそのうちのひとつです。挑戦し、経験した分だけ、新しい「好き」ができるはずです。そして本当に自分が好きなものの先に、学びたいことが見えてくるのだと思います。

好きなことを好きなだけ学べる大学の4年間は、本当に楽しいものになると思います!